委員会出席のためおおぞら12号で出札しましたが、相変わらず乗客は少なく、私の乗った自由席車両は釧路から5人でした。コロナの影響があるとはいえ、経営危機の中にあるJR北海道の存続が心配されます。先日の総合交通の道内調査では、JRが乗客を食われていると思っている都市間高速バスでも乗客が減少し、こちらの黒字で支えていた地方路線バスの維持が一層難しくなっているとのこと。人口構成の変化とはいえ、自家用車での移動がますます進んでいく中で、どう公共交通を維持するか、本当に難しい時代になってきました。
月: 2020年8月
秋風
昨日までの暑さが嘘のように、今日は涼しい一日でした。回しっぱなしだった牛舎のファンも今日は止め、牛も黙々とえさを食べていつも通りの量が足りなくなりました。低温注意報が出ていますが、まだ霜が降りるほどではなくこのような「丁度良い」気温が続けばと思います。明後日からはもう9月。コロナ騒動が収まって実りの秋を祝えることを祈るばかりです。
さて次の方は
安倍総理の退陣表明は予想外のことでしたが、歴代最長の総理という歴史を後世に残すことができた以上、体調不良の中で今後の政権運営をしていくことは難しいと判断してのことでしょう。次にだれがなるかは分かりませんが、だれがなるとしてもまずは新型コロナウィルスでガタガタになっている経済の立て直しをどうやって行くか、自民党内が国民の声をしっかりとらえ、国民に方向を示すとともにその役割を果たしていくことが必要です。パフォーマンスの政治はいつかは見放されることを知る方に今後のかじ取りをして欲しいと思います。
安倍総理辞任と北方領土
今日は北方領土返還要求北海道・東北国民会議が開かれ、そこに参加するために釧路から文教委員会調査3日目をキャンセルして札幌に行き、北方領土特別委員会委員の皆さんとともに街頭行動(赤レンガ前通りに並んで旗振り)・大会(道新ホール)に出席しました。コロナウィルス防止のため、シュプレヒコールもなく、参加者もソーシャルデスタンスを守るために従来の4文の1程度に抑えています。ロシアは国後島で戦勝記念日を祝うために戦車や速射砲、ミサイルなどを展示して力を誇示している中でそれに対する抗議の表明もないいつも通りのおとなしい大会でした。終了後議会に戻ると、安倍総理辞任のニュースが流れてきました。これで一層領土問題の解決は遠退いた様に思いました。
教育道内調査二日目
調査二日目は釧路市に移動して、教育大付属中学校を訪問し 教員研修 や遠隔授業の取り組みや、タブレットを使った技術と美術の統合授業(動画の作成プログラムでの変数挿入)や、数学でのジェットコースタの 高さを自由に変えて 運動量計算をする演習などを見学しました。子供たちがタブレット操作の苦手な子供が教えあいながら進んでいく様子や、ノートに書き込み、その写しを送信しモニターに表示することで教師や生徒がそれぞれの理解度や回答などを確認できるようになっています。課題はWifi環境で30人の生徒が一斉に使う事で画面の動きが遅くなることだと思いました。その後の教育関係者との懇談では、登校できない時期のリモート授業では子供たちの家庭にネット環境の違いがありその整備等が課題という事も話題になりました。コロナを機に大きく教育も変わっていく過程での課題も浮き彫りになった調査でした。
遠隔授業・新しい研修様式
文教委員会道内研修の一日目は、通信教育と単位制教育を行っている北海道立有朋高校で集合教育の様子や、道内の高校への遠隔授業の様子を視察し、これからのあたらしい教育の方向性を見ることができました。その後北海道教育研究所へ移動し、新型コロナ感染症の感染リスク防止対策も含めて行われている遠隔研修やオンデマンド研修などの体験もしました。新型コロナや、地方の少子化に伴う定員割れで専門教科の教員が配置できなくなる中で、これまでの学校や教員、教育の在り方がICTによって確実に変わっていくことを実感しました。
風評被害
人は何故事実に基づかないことを取り上げて、他を貶めようとするのでしょうか?コロナに関して感染者のみならず医療関係者の家族まで会社や社会が避けようとします。表題の風評被害もそうです。寿都町長が核廃棄物の最終処分場の事前調査に応募すると表明した途端、周辺の3町や、鈴木知事から反対の意向表明があり、今日は漁業団体が道に認めないように要請に来たという事です。その理由は「風評被害で道産品に風評被害が出る」という事です。何かにつけて風評被害がクローズアップされますが、この被害は人間の心が作り出すもの。コロナもそうだが、実際の被害以上に経済に打撃を与える風評被害を防ぐことはできないのだろうか?
政治塾
久しぶりの「なかつかさ政治塾」開催でした。これまでは中標津町のメンバーだけでしたが、今回初めて別海町と標津町からも参加してくれました。本当は講師に道庁経済部次長をお招きしてコロナ以後の北海道展望的な話を聞く予定でしたが、観光局にコロナの濃厚接触者になった職員がいて、その検査結果次第では次長も濃厚接触者になる可能性があるという事で急遽来られないことになりました。そこで急遽解の方も夕食弁当を食べたのち、それぞれが近況や、私に対する質問などを述べてみんなの意識を知る機会にしました。各種対策や、今後の道予算、特に建設業など地域経済に安定して貢献している業種への予算配分がどうなるのか、とか道の感染拡大防止助成事業はどう決められているのかなどについての質問や、親の立場からは子供を守りたい気持ちが強く、行動により慎重になてしまう、などの話で久しぶりの熟で現場の意見を聞かせてもらいました。
失業と人手不足
昨年まではあらゆる業種で人手不足でした。今新型コロナウィルスでサービス業を中心に大変な不況となってきています。バスやタクシーの運転手なども観光客の減少で休業状態となっていますが、一方で建設業など比較的コロナの影響を受けない業種では依然として人手不足で、仕事があっても受けきれない例もあります。転職というのは簡単なことではないのですが、コロナを機に社会の在り方が大きく変わろうとしている中で人は簡単に変われないものでしょうか?
今後の政局は?
最近まで、国会は9月解散10月選挙の見込みが強くなっていましたが、ここにきて安倍総理の健康不安説や新型コロナの発生が収まらないことなどで、臨時国会の開催が9月中にはないことが予想され、国会開催中でなければ解散できないことから、9月解散・10月総選挙説は先延ばしの見込みとなったと言われるようになりました。一年後には任期満了となる衆議院議員ですからいつ解散があってもおかしくないのが政局です。議員でなければ政治に参加できず地域の期待してくれる人たちの期待に応えることもできないのですが、議員で有るからには、今拡大している格差や貧困家庭の問題にどう対処するかが問われるのではと思います。