中国は今

香港警察が、独立派のリーダーを居宅逮捕したという報道が流れてきた。香港国家安全法が成立・即施行されてついの居宅逮捕という手段に出たことは一国二制度という香港返還時の 約束を反故にするという事。中国は経済的に停滞しはじめ、格差が拡大し多くの国民が不満を増大させていることを抑える必要が出てきた証と思える。これは初めて中国を統一した秦の始皇帝が統一国家を維持するために強烈な法律を作り過酷な取り締まりを行った秦の崩壊前の状態に似ていると思える。あの広い国を統治するために必要な措置とはいえ、こうした不満が国を崩壊させる前兆と政権が感じているからではないだろうか?

スポーツの日

今日は本当は華やかな「2020東京オリンピック」開会式の日、の予定でした。「オリンピック40年ごとの怨霊」と言われますが、1940年(昭和15年)東京オリンピックは国際情勢の悪化と日本の大陸進出で中止。1980年モスクワオリンピックはソ連のアフガニスタン侵攻で自由主義陣営国がボイコット。そして今度は新型ウィルスの蔓延でとりあえず来年に延期したものの、今の情勢では悲観的にならざるを得ません。これを機に日本の様々なことが変わっていく予感がします。

海の日・雨

久しぶりの強い雨が続いています。オリンピックが開かれることを前提に移動した体育の日と海の日をつなげて4連休にして、人々の動きを活発にして、と仕組んだにもかかわらず新型コロナウィルス感染拡大で全く違った展開になってしまいました。結局「withコロナ」「ステイホーム」だけが幅を利かせる結果になって、全く当てが外れています。今週はあまり良い天気にはならないようで、今年もいつものパターンで秋を迎えるのだろうか?

地方交通の今後

8月の道内調査で訪問する上士幌町の町長が議会に来られるというので、議会に出向きました。広い北海道で、人口密度も低く公共交通を担う会社は鉄道のみならず全ての機関が大変な苦労をしています。国鉄時代や民営化の際廃止になった鉄道の代わりの交通を維持するための交付金による基金も、もうじき底をつくころで、今後車に乗れない住民の移動手段をどう確保するかを考えるとき、法律の規制や権利関係が障害になるとのこと。そのあたりを十分調査して地方交通の在り方を考えなければならないと思います。

知床世界遺産15年

知床のすごさはその大自然と海にありますが、先週一週間NHKの道産子ワイドが特集でそのことに係る人々のことを報道していました。残念ながら私はその全てを見ることができませんでしたが、羅臼のエバーグリーンの船長で観光協会の役員でもある長谷川さんからLINEでその情報をいただきました。世界遺産の自然は昔からそこにあるものの、それを守り、人とともに時代を過ごしていけることで様々な人達に感動を与え続けられるのだと思います。

新時代へ

新型コロナによって、ゆっくり変わるはずの時代が急速に変わっていくのを感じます。特に働き方や、教育の在り方、都会への人口集中などが新しい方向へ向かっていく兆しがはっきりしてきました。農業の世界も自動化へ向かっていますが、人手不足を外国人に頼ろうとすることが、コロナウィルスのせいでできなくなってきて、自動化の動きが一層進みそうです。我が家のトラクターで肥料撒きを手伝おうとしても乗ったトラクターがボタンばかりでどう動かしてよいかわからない。それが現実です。

どうみんの日

今日は道民の日なのですが、みんなコロナ報道に振り回されて忘れてしまっているのか、報道にも全くと言って良いほど出てきません。私たちは一年に一度北海道命名の日記念日として、仰々しくなくとも北海道としての150年の歳月を振り返り、将来に何が残せるか、北海道の将来のために何ができるかを考えようと条例を作りました。北海道に大きな足跡を残した松浦武四郎をしのぶだけでも良いと思いますが、彼の北海道の新聞でもただも一行も出てきません。親の誕生日を忘れた子供のように。

若さの勝利

将棋の藤井7段が棋聖戦第4局で勝利し17歳11か月という歴代最年少でのタイトル獲得を成し遂げました。解説者によると、新人として登場した時にはすでに野球で言えば150キロの速球を投げているようなもので、今後どこまで伸びてくるか楽しみという事です。最近は若い棋士も多く、タイトル争奪戦もコンピューター で鍛えてくるため 定石だけでは 計りがたい手が出てくるという事で、ここでも時代の変化がみられるところでしょう。コロナを機に様々なことが変わることになるでしょうが、その中で育つ人たちが新しい時代を作っていくでしょう。

キャバクラ

札幌でも濃厚接待を伴う飲食店で集団発生がみられたとのことで、感染者が久しぶりに2桁となっています。札幌の場合はホストクラブではなくキャバクラという事ですが、いずれにせよお酒を飲みながらのところは感染を防ぐのはなかなか難しいと思います。恐ろしいのは若い人が多く、クラスターの疑いで調べない限り無症状だと 感染していることが 判らないところです。東京の例では20代30代から次第に感染する年齢幅が広がっていく傾向にあり、いつ感染爆発が起こってもおかしくない状態と言われます。GO-TOキャンペーンの行方にも影響します。

首相の視察迷惑?

Yahooニュースに、このような表題がありました。内容は、災害現場への首相の訪問は、現地の実情をよりよく知って復旧・復興策を立てるためにも必要なことではあるが、与党幹部や大臣、果ては野党幹部なども次々と視察に入ることは、かえって現地の自治体の負担になって迷惑というものでした。確かに災害対策にあたっている自治体のメンバーにしてみるとそうでなくとも忙しいところにこうした視察団が来ると、人手が割かれることは迷惑でしかないと思うでしょう。胆振東部地震の時は自民党幹部もその点に気を使い、首相はともかく幹事長や政調会長は訪れる街を重複しないように配慮していたと思います。常に現場に寄り添う行動が必要です。