非常に強い台風24号が日本に上陸し、各地で猛威を振るっています。このまま日本列島を縦断し明日朝には北海道沖を通っていく予報です。少しでも南にそれてほしいと祈っています。今年は天候不順で飼料用トウモロコシの生育が遅れ、ようやく糊塾期に入ってきていますが、この台風で倒伏被害が出ることが心配です。また、先の地震で土砂崩れの起きているところでは雨が降ると被害が拡大する恐れもあります。道も今朝胆振東部地震対策本部に台風24号を加えた対策本部体制としました。休む暇がありません。
月: 2018年9月
国を守る力
陸上自衛隊別解駐屯地の53周年記念行事が開かれました。日頃厳しい訓練を積んでいる成果が存分に発揮されている訓練展示でした。銃撃や砲撃はもちろん空砲での訓練ですが、実戦さながらの敵陣地攻略戦で、これが実弾による実際の戦闘とならないことを祈るばかりです。自衛隊が国の独立と国民を守っていることを疑う人はいないと思いますが、憲法でその存在を明記することにはいまだに半数近くの国民が反対もしくは慎重です。このような中で就職状況の良い今は、隊員募集に苦労しており、このままでは国防そのものが危うくなるのではと危惧します。
補正予算
定例会一般質問の最終日、道は今回の震災復旧関連などで補正予算を提案しました。476億円の復旧・復興対策、10億の北方領土共同経済事業など878億円規模の大型補正となりました。この中には2億5千万の酪農家への発電機導入にかかわる受電盤設置補助、キャンセルで苦境に陥っている観光に、復興割で旅行を促進するための2億円、主要ガソリンスタンドへの発電機導入補助に5億円なども含まれています。復旧とともに、今後への備えを強化しようというものです。今回の地震の教訓を生かして来年度予算などで様々な分野の強化をしていかなければなりません。
IR
統合型リゾートのことをIRといいます。共産党などは、カジノの誘致といって、ギャンブル中毒や治安が悪くなる恐れがあるから誘致に反対といいます。シンガポールの例で解るようにきっちりと規制をすればその心配はなくなりますが、原発同様反対の象徴にしています。今日自民党議員会の中にある「ゲーミング議員連盟」の会合があり、誘致実現に向かって理解を進めるために名称を「IR推進議連」とすることになりました。私たち政調会に、議員会から預かりとなっていましたが、これを機に議員会に返し、全体研修会を開いて全体として合意形成を目指すことになりました。
地震一色
きょうから一般質問が始まりましたが、皆さんの質問はほぼ地震関連一色です。もちろんそのほかの課題についての質問もありますが、まずは地震関連対策や、停電の責任の所在などについて、避難所や、農業被害などの質問が集中しますが、まだ復興対策までは及んでいません。明日で3週間になり、現地では着実に復興に向けての動きが始まっていますが、まだまだ住宅が被災して避難所で途方に暮れている方や、断水、停電の中にいる人もいます。一日も早い復興を目指して一丸とならなければなりません。
対策本部会議
胆振東部地震対策本部会議が自民党本部で開催されるため東京へ行きました。党本部からは竹下総務会長が出席し、北海道はじめ道経済団体連合会、観光振興機構、農協中央会、森林組合連合会などの経済団体のほか、厚真町、安平町、むかわ町の各町長も出席して復興に対する支援の要請を行いました。各省庁から出席した方からは、現場の復旧はもちろん観光振興や、牛乳廃棄に至った停電対策、生活安定対策、産業復旧など各分野ごとについて取り組み状況の報告がありました。今後の着実な実行が待たれます。
北海道らしい不親切
明日からの議会のために最終便で千歳空港に着きましたが、JRが苗穂付近で電気系統の故障で不通になっているという話が聞こえてきました。発車時間を知らせる電光掲示板にはすでに一時間も過ぎた発車時刻の表示があるだけで、その下のテロップには何も記載されていません。バス乗り場に向かうといつもの乗り場に、日本航空前の乗り場に変更しましたという張り紙。そちらに移動すると二つの停留場に3列。どれが麻生行きかはわかりません。バス停に貼ってあるのは臨時の時刻表のみ、みんなそこにいる係員に聞いては後ろに並びます。せめて立て札で、行き先を示しそこに並ぶようにはできないものかと思いました。慣れているものでも戸惑うのですから慣れない方や道外の方には全く不親切な対応と思えました。
秋サケ不漁
久しぶりの地元ですが、停電の影響のことと、9月に入って始まった秋サケ漁の話題です。停電の影響については地域差がありました。札幌から電話で聞いてはいたのですが、事前に発電機を補助事業でそろえていたところや、地元建設業者の機転で一日一回は搾ることのできた地区、台数も少なく地域でうまくカバーできなかったところなど様々です。今後の教訓としたいと思っています。海のほうは今年はここ5年の平均くらいという予想でしたが、昨年以上の不漁で網起こしを二日に一回にして経費を削減しなければならないほどということ。いったいサケはどこへ行ってしまったのでしょう。
中標津高校
私の母校、中標津高校は今年開校70周年を迎え、今日記念式典と祝賀会が開かれました。中標津町が管内の中心として発展したのと軌を一にして高校も管内の基幹高校として成長してきました。しかし近年少子化の影響などもあって入学者が募集定員を割り込む学科が出てきています。それ以上に、地域の一部の人たちからこの高校では子供が望む大学へは進学できないと、札幌や釧路の受験校へ進ませる例が後を絶たず、周辺の高校と同様次第に定員割れとなってきています。医療と同じで、地域にあるものを信じない限り自らを失っていくことに気付いてくれなければと思います。
責任
代表質問二日目。どの会派も地震に関連する質問から入りましたが、その中でもブラックアウトというこれまで全く経験のなかった、そして地震に伴うとは言え、大きな二次被害を与えた停電に関して、責任を問う質問が相次ぎました。直接的には北電に責任があると思うのですが、電力の提供契約には「天災による停電については責任を問わない」との一項が入っていますが、一か所の発電所で需要の半分以上を担う偏った発電のありかたについてや、その危険性を知事は認識していて対策を取らなかったのではないかなどとの質問は、全停電のショックがいかに大きかったかを示していると思います。