釧路・根室管内全市町村で構成している「林業大学校誘致期成会」で、道に対する要望会を開きました。両管内がこのように一致して行動するのは珍しいことではありますが、それほど両管内にとって林業の担い手確保が困難になっている証拠でもあり、また熱心さの表れでもあります。今日は幡宮水産林務部長、担当局長・課長にも同席してもらい、提案書について説明しましたが、全道11の地域から誘致に向けての働きかけもあり、まだ設置場所は白紙の状態とのことでした。安易に試験場のあるところにしてしまわないよう、今後も地域の誘致熱を高めていきたいと思います。
月: 2018年5月
林業大学校
北海道が設立を予定している林業大学校の中標津誘致に向けて、誘致期成会主催、釧路新聞社後援で長野県林業大学校の武田教授を招いて講演会が開かれました。講演の中で「林業大学校の役割は、単に技術者を養成するだけでなく将来の林業の担い手を全人的に育成することなので、地域挙げてその育成に関わる体制をとる必要がある。」とのことでした。特に基礎を学ぶ1年時の一年間が大事だとすれば、単に講師の確保がしやすいという理由だけで本校の設置場所を決めるべきではないと思いました。根釧はそうした全人的な育成には最も適した環境があると思っています。
森林組合
中標津町森林組合総会が開かれました。嘗て森林面積も多く、組合独自の木工場などの事業も盛んにおこなわれていた時に比べると、組合員数は半減し、事業売り上げも斡旋事業のみでわずかとなっていて細々と運営している組合です。昨年の総会で、経費縮減のため役員を減らし、新役員の承認もありましたが、こうした組織だけでなく林業者も40年前に行われた材木輸入自由化の影響で半減しており、更に民間の森林所有者も高齢化で管理する者がいなくなり荒れ放題というのが全国的な問題です。国は危機感をもってその整備のために「森林環境税」を創設し必要な助成をしようとしています。大事なことですが、遅きに失した感もあります。
後援会
午後、私の4町連合後援会役員会が開かれ、忙しい日中にもかかわらず主だった方たちが集まってくれました。議題はこのあと6月7日に開かれる総会の内容でしたが、合わせて来年の統一地方選での私の身の振り方についての各町後援会の意向をまとめるものでもありました。結論は総会とその後の拡大役員会の中で出されることになりますが、私にも意思の確認がありました。皆さんの負託を受けて議員となっている以上その評価と意向を受けていかなければならないと思っています。
夢のような山小屋
午前中羅臼消防団の春季総合訓練大会に出席して各種競技を拝見しましたが、分団対抗とあって選手たちも真剣で、応援の声にあおられながら頑張っていましたが、こうして各地区に消防団があって普段の防火意識の高揚も図っているため、実火災は年一件程度と少なく済んでいます。終了後中標津の知り合いが山小屋で(別荘?)放談会をやるから来ないかとの誘いがあったので、遅れたのですが出かけて行きました。教えられた道を行ったのですが探し当てられず、自宅に戻っていると電話がきて、探して入った林道をもう少し行くとたどり着くことができるとのことで再度出かけてようやく到着。武佐だけのふもとの山深いところに公園のように整備された空間があり夢のような環境の所でした。(羨ましい)
記念日
夜、農業後継者の結婚祝賀会があり、出席してお祝いを述べました。二人はたくさんの記念日を持っているとプロフィールに書いてあります。初めて付き合ったのが2016年8月7日、プロポーズされたのがその一年後の8月7日、新生活が始まったのが今年の3月17日、結婚記念日が4月7日、結婚式をしたのが今日・5月26日、そして今日は新婦の誕生日。たくさんの記念日を持つ二人はそのたびにお祝いをしながら幸せな暮らしを積み上げることでしょう。そして今日5月26日は私たち夫婦も結婚記念日でした。
開発期成会総会
根室開発期成会総会が開かれました。29年度決算と30年度予算を通常通り議決した後、31年度の開発促進事項の説明がありました。昨年より10項目多くなり、重点事項70項目、全体で152項目の要望事項となっていました。国際漁業対策の推進、漁港整備、自由貿易協定における基本的な対応、国営かんがい排水事業の推進、地域高規格道路の整備促進、道々の整備、海岸の保全、医療・保健の充実、北方領土問題の解決など地域に関するすべてにわたる項目です。各市町や団体からの要望事項をまとめたものですが予算やなど難しいことも多く、これほどのことを解決するのにどれほどの時間がかかるかと思わずにいられません。
重点課題検討会
次の定例会「2定」に向けた各部の道政上の重点課題聴取があり、出席しました。総合政策部はJR北海道における事業範囲見直しについて、空港一括民間委託に関わる取り組みについて、国際貿易交渉について、農政部からは種子法廃止後の種子の安定供給について、「北海道食の安全・安心基本計画」「次期計画策定について、経済部は観光振興と、人材確保対策の推進。保健福祉部は地域医療構想の推進、水産林務部は資源管理の推進と、北海道林業大学校の設立について、教育では公立高等学校の平成31年から平成33年度適正配置についてそれぞれ基本的なことについて説明がありました。今後その詳細を聴取しながら定例会での議論としてゆきます。
認識の違いか?
アメフト、昨日ルール違反に関連して、被害を与えたとされる本人が、記者会見をしているのを見ると厳しい戦いの世界の裏面が見えた気がします。常勝を期待され勝つことだけが正義とされる世界では、世の常識が通じないことがままあるものということがうかがえます。これは私たち政治の世界でも同様で、勝ったものが正義で、負けたものの言うことなど誰も聞いてくれないのだから、どんなことをしても勝たなければならない、ということで一応ルールはあるものの何でもありというのが現実です。せめてスポーツの世界だけでもクリーンな戦いの世界であってほしいと願うのはわがままか?
お詫び会見
今回のアメフト騒動を見聞きするにつけ、日本は世界でもまれなお詫び大国だと思ってしまいます。毎日毎日お詫びをして頭を下げる姿を見ると、何となくそれで罪を過去のものとしているのではと穿った見方をしてしまします。とりあえずお詫び会見をして世の風当たりを避けようとの意図が見えてきそうです。私の祖父が、口うるさい祖母のがみがみとなる雷にただじっと耐えるのを祖父の膝に抱かれてみていましたが、ある時祖父が「鉄砲の玉と小言は頭を下げていれば通り過ぎる」と私に教えたのを今でも鮮明に覚えています。今でも私の人生訓とか…。