釣部先輩の死

会派のご意見番として活躍いただいていた釣部勲先生が亡くなり、今日葬儀に出席してきました。先生は数々の公職を持ち、時にははっきりとものをいう方で、信じるところにまっすぐ立ち向かう方だったと思います。私はあまり話をしたことがありませんでしたが、自分の言葉で他に頼らず質問をしていることを評価してくれていました。

私が前立腺がんを取る手術した時に、偶然隣の部屋に入院してきて、腎臓がんを取る手術をしました。お互いにこれは内緒だぞと約束をしたので2年ほどは黙っていましたが、そのうち先生はだんだんと弱ってきました。多分転移していたのだと思います。手術当時は私と同じ「ダビンチ」での手術で抗がん剤も使わないほど軽かったはずですが、やはりがんはわからないものです。感謝と共にご冥福をお祈りします。

分裂から野合へ

昨夕から民進党が新しくできた「希望の党」に吸収されるという驚くべき事態となりました。小池東京都知事が立ち上げる新党に公認申請をするという前代未聞の出来事です。いくら安倍政権を奪うという目的のみでの野合ではないでしょうか?小池都知事の改革とは何かということも語られず、ただ安倍政治を終わらせると言っても有権者の心に響くのでしょうか?新しい物好きの日本人ですから油断はできませんね。

過去にも新党が選挙直前に立ち上がった選挙は、自民党が負けているのだそうで二匹目のドジョウを狙っているようです。

解散総選挙

衆議院が解散し、総選挙となりました。25日の総理表明以来政調会は選挙用の政策集作成作業で大忙しです。今日は政調会の各部会でまとめてくれた原稿をもとに重点政策を6分類して比例区用の公式パンフレットに載せる原稿つくりに取り掛かりました。主要テーマは「未来へ責任を果たす」とし、①未来を担う「人づくり」、②未来への活力を引き出す③元気な産業が未来を育む④安心な未来を一人一人に⑤万全の備えで未来を守る⑥誇りある未来を創造する、と未来のために今やらなければならないことに責任をもってあたらなければならないことを重点として掲げました。

これは運動にあたる方々の訴えの参考資料となります。

 

悔しい結末

昨日「がん対策北海道議員の会」の総会を開き、かねてから検討をしてきた「受動喫煙防止条例」についての取り扱いを協議しました。私の意向はここで条例の内容を説明して条例の制定を確認するとともに、議会の手続きを進めることでしたが、その手続き論で意見が多く出て結局内容説明はできずに終わりました。喫煙者にも配慮しながら全体としてみんなが受け入れ可能なぎりぎりの内容でまとめてきたものとしては、つぶそういうことだけでの手続き論を掲げる議員に怒りを覚えながら、議会各会派で改めて制定に向けての手続きを進めることに委ねざるを得ないのが残念です。

この条例制定を待っている多くのたばこを吸わない方たちに申し訳ない思いです。

事業所内保育所

今日の一般質問で、事業所内保育所の整備を質問した議員がいました。女性が活躍しながら子育てをできるようにするためには一定規模以上の事業所に保育所があればということからの質問です。

翻って知事自身の北海道庁内ではどうかというとこれ程の多くの女性職員がいますがその設置はありません。以前知事のこのことを尋ねたとき、周辺に民間の保育所があるので道としてその邪魔をするようなことはできないということでしたが、女性にも活躍しながら家庭をもって子育てをするためには周辺の力強い協力が必要ではないでしょうか?

要望を受けました。

今日は午後からの議会でしたが、私は朝から出て28日に解散が予想されている解散総選挙の政策集準備にあたりました。午前中ホッカイドウ競馬の調教師と騎手の会の皆さんが道議会を訪れ私たちに競馬の賞金引き上げを要望されました。

道営競馬は5年前まで毎年赤字を続け、知事にあと一年赤字なら廃止を検討せざるを得ない、と最後通牒を出されていました。競馬関係者は、産地競馬の灯を絶やすということは競走馬の産地として存続できなくなると大きな危機感のもと賞金の引き下げを始め売上高をあげるために血の出る努力を続け、昨年は5億円の黒字を出すまでに回復してきました。しかし賞金の少なさから馬が年度途中で他の地方競馬に転出してしまう例が多くなり、このままでは道営競馬の魅力が無くなるとの危機感からの要望でした。

幼児教育を語る会

昨日、北海道教育委員会主催の「幼児教育を語る会」が標津町で開かれ参加してきました。初めは札幌国際大学の平野良明氏から講演があり、幼児期に非認知能力という学習ではなく体験や生活の中で自然に身につく能力を獲得しておくことは、将来大きな格差となっていくことを、アメリカの研究を引きながら解説されていました。

その後グループワークに移り、各自が現場で幼稚園児に遊ばせている写真を持ち寄ってそのコメントやお互いの考えややり方について話し合っていました。親にもこのような意識をもって育ててほしいものです。

台風被害

朝1便で帰り、事務所で30分ほど打ち合わせをしてから台風被害の出た野付漁協に出向き、状況を参事さんから聞いた後被害に遭った網を引き揚げている現場に行きました。いつもだと整然と並んでいる「浮き」は列が乱れているだけでなく、ほとんど見えなくなっているところもあり、からんでしまって船では引き上げられない網を建設用台船で引き揚げているところでした。大潮と強風が重なって大きな波が横から押し寄せ、角度が直角になった網が流され隣を引きずったりして次々と定置網を絡めながらドミノ倒し的に被害が発生したものです。これからサケ漁に入ろうとしている矢先、それも漁獲のさっぱりなところでの被害に全損の漁業者は打ちひしがれていました。組合長からは資金対策を依頼されました。早々に水産部と相談します。

北海道開発局

今日から道議会は一般質問に入りました。一昨日までの代表質問と違って、議員それぞれが自分で調査した事項について知事や担当部長に聞くものですが、現場の多様な問題が取り上げられるので興味深く聞くことができます。

この一般質問が終わった後自民党道連の政務調査会と国の北海道開発局幹部との研修懇談会を開きました。研修では「北海道総合開発計画」の説明が、事業振興部、建設部、港湾空港部、農業水産部の各分野について部長から説明を受けました。キャッチフレーズを「世界の北海道」として、「人が輝く地域社会」「世界に目を向けた産業」「強靭で持続可能な国土」として計画の推進をしているとのことでした。

 

三位一体

毎年一度開いている農業振興議員連盟と農業団体、道農政部幹部の研修会と懇談会を開きました。研修会ではEUとのEPA大枠合意の北海道への影響について渡邊経営局長からこれまでのまとめを報告され、質疑を経て懇談に入りました。

懇談の中では飛田北農中央会長が政権の進める農業改革について、現場の実態を見ていない改革論の在り方について厳しく批判する挨拶がありましたが、私たちも同感で、これまで自民党の農林幹部に対して現場の状況を伝え改革の方向が間違っていることを申し入れたことなどを話しました。

今後もこう言った機会を設け三位一体で農業の発展を進めていきたいと思っています。