年度末

 今日で平成38年度は終わり。
 卒業から入学、退職者に変わって新入社員と入れ替わる節目です。
 長年勤めて道職員を退職される皆さんには、本当にご苦労さまでしたと申し上げます。
 今の時代、59歳や60歳はまだまだ第一線から引くにはもったいないと思いますが、世代交代という意味もあるので、これまたやむを得ないことかも知れません。
 そう考えると、もう70歳になんなんとしている私が議員をしているのは如何なものかとは思います。
 今年の年頭で調べた丙酉は、大きな転機と次の時代を象徴するものが出てくるということでしたが、さて、これからどんなことになっていくでしょうか。
 アー!日ハム大敗!まあ、思い切り負ければかえって良いか。

条例案整理

 今日から議会に出向いて、今作成中の「受動喫煙防止条例」の文言整理と修正を行っています。
 厳しい罰則付きに、という声もありますが、私は早くに制定することで、みんなの意識を変えられるような精神条例としながら、国の法改正の動向を見守るべきという考えで整理しようとしています。
 たばこの害を否定する人はいませんが、吸う人、吸わない人それぞれの言い分があって、どちらにも良いようなことは出来ません。
 その中でどう合意を持って実行できるかをどの様に表現したらよいかを工夫しなければならないという思いで様々な関連情報を集めながら整理しています。
 何よりも素早く制定し、守れることが大事です。

異動

 新聞を見ると、教員や市町村の人事異動が毎日載っています。
 異動と転勤の年度末になりました。
 別れと新しい出会いの季節ですが、引っ越しする人は大変だと思います。
 特に道内各地を行き来する道職員は特に大変で、中堅となって子どもが学校に行くようになると殆どの職員は単身赴任となります。
 地方に子どもを連れてきて欲しいとは思いますが、2年ごとに転校する子どもにとっては大変なことです。
 こんな事があるので、近年道職員より地方自治体の公務員希望が多くなっていると言われます。
 慣れるとその地その地の楽しみが解るようになるとも言いますが、私はたった一度の引っ越しもしたくないと思う不精者です。

春遠からじ

 まだまだ雪が思ったより多く降ることはありますが、道路の新雪は強くなった日差しですぐ溶けていく様を見、ネコヤナギの花も銀色の花芽を膨らませてきたのを見ると春が来たなーと感じます。
 季節の変化はどの季節でもそれぞれに感じるところはあるのですが、その中でもやはり春は特別です。
 厳しい冬を耐え、一斉に緑が萌え出る春は、やはり心が躍るわくわく感があります。
 山菜の季節を先取りしようと、クレソンを取りに行きましたが、まだ水量が少なく伸びがイマイチで小さいのを一回食べる分をとって掃除するのが大変でした。
 少し苦いやちぶきも取れ、次の休みの日が楽しみです。

あきらめない

 大相撲春場所は、最後に最高の演出が用意されていた。
 13日目に負傷し、休場かと思われていた14日目、力の入らない左腕をかばいながら日馬富士戦に臨み、なすすべもなく敗退。
 これでは千秋楽の照ノ富士戦も勝てないだろうと誰もが思った中で、本割で勝利。
 昨日の照ノ富士の勝ち方に不満を持っていた満員のお客さん全てが稀勢の里の勝利に歓喜。
 そして優勝決定戦も絶体絶命のもろ差しの中から逆転の小手投げが決まってついに優勝という結果には、私も含めて涙なしには語れない多くの人が居たと思う。
 本人も涙の中で、力以上の何かがあったといっているが、やはり最後まであきらめないという気持ちと、こうして泣けるほどの厳しい稽古が有ってのこと。
 最後の武佐小学校卒業生に贈った「勝っても負けても結果で泣けるだけの努力をして欲しい」という言葉が、このことで改めて感じて貰えたのではと思う稀勢の里の優勝でした。
 あっぱれ!!!!

森友学園考

 国有地の大幅値引き取得で始まった、森友学園と籠池理事長に対する政治家関与の疑惑問題は、国会での証人喚問を経て沈静化に向かうのでしょうか?
 廃棄物(ゴミ)が埋設されているという理由で9億5千万から8億円も値引きされたことが正当な理由があってのことかはそっちのけで、政治家の関与、それも安倍総理夫人の関与が疑われ、100万円の個人寄付金があったか無かったかでさえ籠池氏と昭恵夫人の言い分が違うという、おかしな事になってきています。
 先ずは値引きの理由となったゴミの問題をしっかり検証した後、不当な値引きならその理由と、政治家の関与があったかどうかを究明すべきなのに、そのことを置き去りにした疑惑追及はおかしいと思います。

最後の卒業式

 私の母校でもある中標津町立武佐小学校で、100年の学校の歴史最後となる卒業式が行われ、来賓として挨拶をさせて戴きました。
 最後の卒業生は5人でしたが、次の中学校の制服を着た皆さんは大人びて、立派な中学生に見えました。
 これまで2200人の卒業生を送り出し、それぞれの立場で活躍し、中標津町の基礎と発展を作ったのもこの学校の卒業生です。
 私が勤めている道議会議員もこの選挙区管内の小学校を卒業しての議員は児玉由一氏と私の二人、それも武佐小学校卒業生です。
 この例だけでなく、人を育てる環境は素晴らしいものがありながら閉校するのはもったいないと心から思いますが、生徒が居なければどうしようもありません。
 残念な卒業式でした。

議会終了

 第1回定例会が閉会しました。
 今回の質疑の中心はやはり鉄道の問題でした。
 2月に「鉄道ネットワークワーキングチーム」が示した考え方に沿って、北海道がどうするかが見えない中での議論となりました。
 北海道の関与のあり方、国の責任、地元自治体の取り組みなどそれぞれの立場でしっかり議論した上で将来に禍根を残さない結論を出さなくてはなりません。
 私も空港民営化と観光対策の関連、食品販売と賞味期限、教育力向上、それらを支える財政についてなどの質問をしましたが、期数が多くなってからの質問は内容についてのプレッシャーがかかります。
 これから次の2定に向かって、受動喫煙防止条例制定のための議論と準備をしていかなければなりません。

残念

 WBC準決勝、残念ながら日本はアメリカに2:1で負けました。
 これまで6戦負けなしだった日本ですが、やはりベスト4のチーム、しかもホームのアメリカに押し負けたと思います。
 点を取られた2点は、いずれもエラーがらみと言うことで、名手と言われた菊池や松田でもちょっとしたミスが勝敗につながることを痛感したものと思います。
 雨の中、日本では少なくなった天然芝のグラウンドという条件もあったのでしょうが、勝負とはこういうものでしょう。
 再びオランダと今度は3位決定戦に臨むのでしょうが、ここまで来たことで日本の野球のレベルの高さ、イスラエルのようなこれまで全く知らなかったチームが出てきたことで、野球の世界での広がり、ひいてはオリンピックの種目としての道も開かれるのではと期待出来る大会でした。

知事総括

 予算特別委員会の各部審査の過程で、納得のいかない事案について知事に質問する「知事総括」が行われました。
 自民党からは、病院事業、人材確保、エネルギー政策、北方四島共同経済活動、交通政策などについて改めて質しました。
 民主党からは特に北海道の交通ネットワークについて・Jr北海道路線存続に関する北海道の取り組みについて執拗に質問されましたが、この議論を聞いていて自民党ももっとしっかり議論すべきと感じました。
 今議会を通じては、鉄道の存続問題、各業種で深刻になって居る人手不足対策と、働き方改革、観光政策などが大きなテーマとなりました。
 財政の厳しい中ではありますが、北海道の進むべき道をしっかりと示すべきと思います。