スマート農業フェア

 年々進化している農業の機械化、自動化の様々なものを展示する[北海道スマート農業フェア」がアクセス札幌を会場に開かれていて、少しの時間でしたが見に行きました。
 トラクターの自動運転、肥料散布の自動調節、もちろんロボット搾乳機、体に対する負担軽減のためのパワースーツ、ドローンによる農薬散布や、作物の生育状況把握など、様々なことの出来る機器があり、とても興味深く見させていただきました。
 農家の方や、農業機械関係、行政など多くの方が来場し、どう活用していくかなどを熱心に聞いていました。
 高価なものが多いので、大規模な共同利用などに今後普及していくことでしょう。
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あー北方領土

 12月15日の山口での安倍総理とプーチン大統領の日露首脳会談で、戦後70年以上にわたって解決できなかった北方領土返還という日本国民の願いが、一部であれ叶うであろうという期待が大きく高まっている。
 しかしこのところ雲行きが怪しくなってきた。
 ペルーのリマでのAPEC首脳会議に合わせて行われた首脳会談で9月の時とはロシアの雰囲気が変わったというもの。
 アメリカで多くの予想に反してトランプが勝ち今後の米ロ関係が不透明となり、また保護主義を取るトランプがロシアに対してどの様な姿勢で臨むかが解らなくなってきたためではないかと言われている。
 領土を返還しなくともロシアにとっては何のマイナスもないのだから居座ったままの方が都合がよいとでも考えているのであろう。
 大体、平和条約など結んだからと言って何の支えにもならないのは、第2次大戦の末期中立条約を一方的に廃棄して日本を攻めたロシアの強欲な態度を見ても解ろうというもの。
 結果が出なかったときにはロシアと断交するぐらいの覚悟を安倍総理には持ってもらいたいものだ。

クテクンさかえクラブ

 今日、生まれ育った「武佐」の老人クラブ「クテクンさかえクラブ」の設立50周年記念式典と祝賀会が開かれました。
 中標津町では最も早く市街地が形成され、大正から昭和の初めには奥根室の中心市街地と言うことで「中央市街」と武佐の名称を使わなかったくらいです。
 今このクラブに参加している人達はこの時代に生まれ育った人達です。
 50年前の設立時には私の祖母も会員として参加し、その後両親もお世話になったクラブです。
 今はその市街も中標津に移り面影もなくなりましたが、「武佐岳」とその麓を流れる「クテクン川」は悠久に存在し、そこでの農業の営みも永久に続くと思っています。
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お祝いに駆けつけた牛神太鼓の演奏に聴き入る会員の皆さん

災害復旧状況調査

 農政委員会で、本来なら災害直後に行くべきだった現地調査を行いました。
 災害直後では、対応する首長や農協関係者は対策と復旧に向けて寝る間もないほどのところへ、道や政府、各党の関係者等が競うように現地に行くことで、むしろ対策の部分をしっかりした上で復旧や、今後に向けてのことをしっかり聞く方がよいとこの時期になりました。
 農政委員を二手に分けて、一班は十勝と上川南部に、私達2班は北見市の2ヶ所に調査に行くことにしました。
 北見市ところの日吉地区では、排水機場をしっかり整備することと、河川敷の木や土砂を除去して流れを良くしておくこと、施設災害復旧について限度無く経営体育成事業への道上乗せを実現して欲しい事、堤防などの国・道・市町村の接続部分の段差が出ないように検討して欲しい事他の要望を受けました。
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指呼の間

 昨日の昼過ぎ、東京からの直行便で中標津空港に着陸する前、気流が悪いこともあって大きく野付上空まで行って廻って降りました。
 こうしたとき良く国後が直下に見えるので窓からのぞき込んでいると、雲が少々あったものの予想通り直下に見えました。
 羅臼での懇談の際「せめてこちらから見えるところまで返してくれれば」と地元の人が言っていましたが、こうして見てもやはり「指呼の間」が実感できます。
 始めからロシア領ならそうは思いませんが、どちらのものでもなかった時代に交渉で平和的に決めた領土として「固有の領土」である以上どんな形にせよロシアが返還するのが正義と思うのですが。
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赤道直下から極寒の地へ

 昨日夜シンガポールを発ち、羽田で6時間待機の後中標津へ帰りました。
 シンガポールは赤道直下で、今は雨期にあたると言うことでムシムシとして28度から30度もあり、ちょっと歩くと汗が出ますが、帰着した中標津は雪が降ったあとで車にはそれがシバレ付いて寒い北風が吹きがりがりと落としての発車でした。
 この差は、むしろ観光の材料に生かせる事も今回の調査の結果解りました。
 それにしても寒い!
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北海道ASEAN事務所

 シンガポール最終日の22日には今年1月シンガポールに設置されたシンガポール事務所を訪問し、この一年間の活動状況や現地でのニーズなどについて聞き取りをしました。
 所長の堀内氏雅趣として対応してくれましたが、この他に3人のスタッフで運営しているとのことでした。
 開設以来累計で1,051件の問い合わせがある、その対応で非常に忙しい日々を過ごしているとのこと。最も多いのが投資関連や金融機関、観光関連などで特に食関連が約3割、道内視察相談なども多いようです。
 北海道の現地窓口としてフル回転していることには北海道に対するシンガポールの関心の高さを感じます。
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シンガポール2日目

 シンガポール2日目は、3ヶ所の食品関係を訪問。
 最初はマリナスクエアにあるエンポリウム食品。ここはシンガポール人が営む、高所得層向けの日本食スーパーで、寿司ネタや高級牛肉などの他、水槽には生きたタラバガニや、アワビが飼われており、確かに高所得層向けという感じでした。
 ここでは天塩町の副町長や、漁協組合長などが待っていて出迎えてくれましたが、小さな町がこうして現地を訪れて市場調査をしている意気込みに感心しました。
 2ヶ所目は、オーチャード通りの伊勢丹にある「ジャパンフードコート」で、日本のソバ店や北海道酒場、焼き肉店、寿司店、ラーメン店、日本酒を提供する獺祭の店など16店舗が純粋な日本料理を提供しています。ここをコーデネイトしている吉川氏に話を聞きましたが、北海道は食材供給にイマイチ反応が悪いと言うことで、その原因を探らなければならないと感じました。
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エンポリウム食品の商品陳列状況
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ジャパンフードコートのある伊勢丹内と、吉川氏と調査参加者

シンガポール2日目その2

 午後3時からの「北海道プレミアム商談会」には中標津地方魚菜、ホクレン、漁連を始め16の会社・団体が参加しました。
 シンガポール在住の商社やレストラン関係者、ショッピングモール関係者など100人ほどの人達が集まり、会場のアイオンオーチャード55階にある会場は相当な混雑でした。
 バイヤーが試食をした上でそれぞれのブースを廻り提供の方法や商品の特徴などを聞くという形式ですが、商談成立と言うよりは今後の取引のきっかけ作りと言うことのようでした。
 品質や人気の高い北海道産品に関する関心の高さを感じました。
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シンガポール

シンガポールで北海道物産展や商談会が集中的に開かれて、その中に中標津からも参加する事業者があるため、昨夜成田から二時間遅れでしたがやって来ました。
飛行機でも約7時間かかる遠い国ですが、アジア経済の中心地としてますます発展しており、日本に対しても好感を持っていてくれる国です。
特に北海道は憧れの地で旅行して食べた物が忘れられずシンガポールでも食べたいとの需要が強いにも関わらず、まだまだ今後の余地が大きいようです。
セントーサで開かれた北海道フェアinセントーサには、中標津のお菓子屋「フランダース」も参加しており、社長の村上さんとも会って激励することが出来ました。
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