大雨の爪痕

 8月から9月にかけての大雨で多くの土砂崩れに見舞われた羅臼町に自民党道連台風災害対策本部の役員メンバーで調査に入りました。
 吉川本部長、伊東代議士、副本部長になっている吉田幹事長、小松政調会長、村田議員会長に、私の6人でした。
 最初は犠牲者も出た礼文町の国道現場で献花をし開発建設部から状況説明と、復旧工事についての説明を受け、その後昆布浜の道道でのがけ崩れ現場に行きました。
 以前にも行った様子を投稿しましたが、非常に大規模で、崩れた土砂を1メートル残して、緊急自動車などごく限られた車両の見通しながら、今後の復旧に向けての作業予定などを聞き取りしました。
 その後役場会議室で、両現場に関わっているる業者から聞き取りをしましたが、どの業者からも公共事業費の削減で人員や機械などの削減を行っており、こうした災害に十分対応できないとの声が聴かれました。
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中央要請

 教育振興議員連盟役員として、北海道私立中・高協会役員の皆さんと、高校等私立学校の耐震化支援の中央要請に行ってきました。
 相手方は、財務省の木原副大臣、義家文部科学副大臣、前川文部科学事務次官、吉川北海道代議士会長ほか北海道選出の与党代議士の皆さんでした。
 北海道の学校耐震化は、他府県に比べて公立・私立を問わず遅れていて、特に私立学校は全国でも45番目という低さにあります。
 この原因は、補助率が3分の1と低いことに加えて、少子化による生徒数の減少で経営が苦しくなっている学校が多いことにもあります。
 子供の命に公私の差別があるわけでもなく、今後道による上乗せ補助の要請も行っていくつもりです。

ニッポンハム優勝

 プロ野球パリーグで、ついにニッポンハムファイターズが優勝した。
 6月20日の段階でソフトバンクホークスに11.5ゲーム差を付けられた3位だったものがあれよあれよという間に8月末にはゲーム差なしの2位となり、先日の最後の直接対決で2連勝し時間の問題でしたが、今日ついに決めました。
 4年ぶりと言うことですが、4年前の優勝は他のチームが落ちていって何となく勝ったとの印象でしたが、今年は特に後半は投打がかみ合って強かったとの印象があります。
 台風で散々な目にあった北海道ですが、大きな希望を与えてくれました。

誰もが危機感

 今日は一般質問の3日目。全部で7人が質問に立ちましたが、その中の4人が交通にかかわる質問を含んでいました。
 災害でJRや国道が不通となり、また空港の民営化、JRの経営危機など、交通の問題が山積しているからでしょう。
 私も予算特別委員会で北海道の総合交通政策について、北海道交通ネットワーク総合ビジョンの見直しも含めて質問することにしています。
 根釧パイロットファームの開拓でも新酪農村建設でもまず道路整備から入ったように、地域の振興はまず交通手段の確保からというのに、今の進み方は反対に動いているように感じて、過疎に悩む町の人たちに不安感を与えています。

スポーツは

 北海道日本ハムファイターズのマジックがついに1となった。
 競争相手となるソフトバンクがマリーンズにサヨナラ負けしたこともあって一気に2減り、明日にも大逆転優勝が決まることになった。
 リオオリンピックでもそうだったがスポーツでの活躍は、国民や、関係の深い地域に大きな元気を与えるものだ。
 今年の北海道スポーツは、高校野球で北海高校が決勝まで行ったり、コンサドーレが久しぶりにJ2ではあるがトップを走り続けているところに、日本ハムの11.5ゲーム差からの大逆転である。ほとんどみんながファンになっている北海道民に大きな希望と勇気を与えてくれています。
 スポーツ振興の効果は大きいものです。

豪栄道全勝優勝

 今日千秋楽の大相撲は、豪栄道が全勝で優勝しました。
 昨日の時点で優勝は決まっていましたが、今日大関同志の対戦を制し、全勝で優勝となりました。
 白鵬が居ないとは言え、他の横綱・大関を全て下しての優勝は評価に値します。
 このところモンゴル出身の力士の優勝が続いていて、日本の国技としては日本人の優勝と横綱への期待が高まっています。
 これまでも、琴奨菊や、稀勢の里がその期待を担った場所がありましたが、次の場所では期待を裏切ってきています。
 勢いだけでの優勝だったのかも知れませんが、優勝後の祝賀会の回数にに問題はないのか、検証してみる必要があります。

北海道ホルスタインナショナルショー

 北海道酪農の元となっている乳牛の品評会である、北海道ホルスタインナショナルショーが開かれ、一日目の今日会場に出向きました。
 北海道中から選び抜かれた乳牛のショーだけあって、育成から乳を出している成牛まで、甲乙を付けがたい牛が、今日だけで13部、明日の3部を加えて16の部に分かれて各部30等ほどずつが集まったのは見事なものです。
 乳牛の機能美のコンテストと言っては適当ではないかも知れませんが、沢山の乳を出しながら長く働いてくれることを理想にした体型を追い求めての乳牛改良の成果を競うものです。
 昔は各地でも多くの頭数が集まって盛大に開かれてきましたが、規模拡大や、搾乳に力点が移って、参加する酪農家が減ってきました。
 それでも熱心な酪農後継者を中心に受け継がれ、明日の酪農の基礎を築くもととして開催されています。
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一期生の一般質問

 今日は一般質問初日で、一期の議員7名が質問に立ちました。
 自民党からは4人が質問に立ち、それぞれが暖めてきた課題について質問を繰り広げましたが、私が一期の時よりもレベルが上がったのではと思えるくらいの質問が多くでました。
 前もって意見交換をしているせいもあって、追求不足と思えるところもありますが、一期の遠慮かとも思います。
 理事者側とはともに北海道を作って行くのですから、常につかず離れずの姿勢で、出来ていないことは出来ていないと、間違っていることは間違っていると(あまりこういうことはないのですが)しっかり発言すべきと思います。
 議会は全てを前に進めるために議論するところですから。

お彼岸

 今日は「秋分の日」またの名を「お彼岸」と言い、昼と夜の長さが同じになる日なのは誰もが知っていること。
 今日のお寺での住職の説教では、昼と夜の長さが同じになることから、現世と彼岸(あの世)が最も近づく日として、亡くなった人々を思いつつ彼岸会法要をするということでした。
 昨日のテレビでは、人が亡くなったときのお骨の引き取り手がない事例が増えているということで、家族の在り方が変わってしまい、永六輔氏の「無縁社会」そのものになってきているようです。
 経済成長一辺倒の時代が変わりつつある今こそ、支えあえる地域について考える時かもしれません。
山.jpg朝靄の日高山脈

追加金融政策

 日銀が、景気浮揚策の一つとしてさらなるマイナス金利を伴う金融緩和策を実施することになった。
 天下国家を論じる立場ではないが、今時2%の物価上昇を目標にするのが良いのだろうか。
 アベノミクス第一弾の金融緩和による円高是正とデフレ解消はある程度うまくいったように見えたが、物価上昇は目標どころかマイナスとなり再びデフレ圧力が強まっている。
 いくらじゃぶじゃぶお金を出しても、利益を上げた企業は将来のために内部留保に、少しばかり給与の上がった人は将来のために貯金に回してしまうので、一向に内需は上がらない。
 そのうえ、構造改革や競争原理導入と言って農業部門でも企業参入や大規模化を進め、コメは国による生産調整をやめ、牛乳はもっと自由な市場取引を求める勢力の言うことを聞いて生産安定のもとになる「指定団体制度」を抜本的見直しをするという。
 こんなアクセルとブレーキを一緒に踏むようなことで、2%の物価上昇と景気浮揚などできるわけがないのは、素人の私でもわかることなのに。