冷害への不安

 気温が上がり蒸し暑くなってきましたが、太陽の出ない日々が続いています。
 雨のため畑作物は低温も加わって生育が遅れた上に、病害虫の防除作業ができず、湿害も心配されてきました。
 数年前にもこういうことがありましたが8月・9月の天候回復で平年並みまで回復はしましたが、飼料用トウモロコシは台風で倒伏する被害が出ました。
 毎年順調に推移することはあり得ないと思いながら、みんながそれを望んでいます。
 何とか回復してもらえないかと、天を仰ぎます。

担い手の結婚

 午後、地域の担い手の結婚祝賀会がありました。
 担い手結婚対策協議会主催の集団見合いで、大阪方面の女性と出会いゴールインしたものです。
 相手の方は助産師をしていた方で、お姉さんと助産院を開くというのが夢という事ですが、酪農家の奥さんであっても牛舎で働かなければならないということから解放された新しい農業の夫婦像を実現できるようこれからも見守っていきたいものと思います。

経済対策

 日銀が景気浮揚対策として市場投信信託の買い上げ額を3.3兆円から6兆円に引き上げると発表したが、金融市場ではこれが小さすぎると円高・株安に動いたと報道されている。
 なぜ追加金融対策をした結果でこのようになるのか理解できません。
 これまで何もしなくとも何とか持ちこたえていたのに、それを改善する目的の対策への失望感が一層日本経済を困窮させることになるのでしょうか。

異常

 障害者福祉施設で、大量殺人事件が起き、19人もの方がなくなり、24人が負傷しました。
 犯人は以前この施設で働いたこともある若い男性ですが、警察に出頭し、護送される様子を見ると薄笑いをしていて、精神的におかしいと思いましたが、重度の障害のある人は死んだほうが本人も周りの人も幸せ、という勝手な正義感からの犯行という事です。
 それにしても、このように大量の殺人をできることが異常で、一人殺すにしても倫理観が少しでもあればためらうのにと思います。
 犯人が精神異常者というだけでは片づけられないことです。

別海漁協渡邊前組合長

 道議会議員になった時からお世話になった、別海漁協の前組合長「渡邊静次氏」が亡くなり昨夜の通夜と今日の告別式に出席しました。
 一本気な方で最初立候補のあいさつに行った際「解っているように今回の相手は私たちの仲間で、別海市街地の皆さんにもお世話になっているが、あんたを応援するわけにはいかない。勝負がついてあんたが勝ったら、その時は応援する」とはっきり言い、その後当選のあいさつに行ったとき快く支援を約束してくれた方でした。
 様々な機会に同席することも多く腹を割って話せる方でもありました。
 まだ70代でしたので早過ぎるとも思いますが、がんが発見され、手術のできないという事で、抗がん剤も使わずワクチンを打ちながら普通に生活をしてきたという事で、組合長らしい生き方をしたと思います。
 感謝と共にご冥福をお祈りします。

日台親善協会準備

 根室管内でも日台親善協会を結成し、観光交流や物産交流などを活発化させ地域経済の活性化と、交際感覚を持った人材育成を行おうと、今その設立に取り組んでいます。
 台湾はかつて日本の領土として併合されていたところですが、親日的な人が多くむしろ日本人よりもかつての日本人の心を大事にしているところです。
 設立にあたってどこが事務局を担うかが難しく、今日は根室市にある金融機関の本社を訪れて、その依頼をしました。
 しかしその会社は様々な海外との交流事業に主体的に参加し、特定の国との交流のために事務局を持つことは難しいかもしれないとのことでした。
 来週までの預かりとなりましたが、無理かもしれないとの感触です。
 さてどうしよう。

シマフクロウ圏発展推進機構

 根室・釧路管内の商工会議所と商工会で作っている「シマフクロウ圏発展推進機構」の議会要望会があり、要望を受けました。
 両管内がシマフクロウに見立てた図柄になることからこのような名前がついています。
 要望内容は道路・港湾・空港・鉄道などの社会資本整備から、水産・農業・石炭・観光などの産業基盤の充実、医療・福祉、教育、北方領土など全般にわたる36項目の要望でしたが、毎年要望を受けていながら前進していないものが多く、今後もしっかり対応していかなければならないと思っています。
 その後、静岡県議会自民党のメンバーが議会に来られ、北方領土対策への自民党道連としての取り組みなどを聞き取られました。
 他県でもこういう動きがあることはありがたいことです。

少林寺拳法

 今年初めて少林寺拳法標津道院の顧問となって初めての全道大会という事で開会式に出席し、道議会議員代表としてあいさつをしました。
 約700名の子供たちを中心とした選手が集まり盛大な大会でした。
 北海道の学力を考えるうえで、幼児期から基本的な生活習慣をしっかりつけることの重要性を学びましたが、まさにこのような武道は挨拶や礼儀というものをまず教え込むという事では最適なものと思っています。
 後ほどの連絡では標津道院の選手たちは優秀な成績だったとのことで、日ごろ指導に当たっている皆さんの努力がしのばれます。

がん対策

 昨日のことですが、北海道がんセンターや北海道新聞などの主催で、北海道では初めて「ガンサミット」が開かれました。
 今やがんにかかる人は人口の半分、がんで亡くなる人の割合も北海道は全国のワースト2という有り難くない成績という事で、北海道がんセンターの近藤院長が積極的に働きかけ6者一体(患者会、医療機関、行政、議会、マスコミ、企業関係者)で予防や早期発見から、手術後の職場復帰まで様々な問題点や解決策をバズセッションという方法でグループ分けをして検討し発表がありました。
 例えば、予防のためには徹底したたばこ対策を行う、検診率を上げる、職場復帰のための環境づくりを進めるなどのまとめがなされました。

自衛隊記念式典

 陸上自衛隊別海駐屯地創立51周年行事が開催され、出席して挨拶をさせていただきました。
 自衛隊の活動範囲は国防という本来任務のほか、災害出動や防災への対応、国際貢献活動(PKO)、平和維持活動など海外へと広がり、また多岐にわたっています。
 こうした活動の広がりに法的裏付けをするため昨年「平和安全法制」の整備が、国会での激しい議論の中でなされましたが、戦争法案とのレッテルを張り、派遣と派兵の違いを無視しての反対運動は、国民に誤解を与え戦争という日本人が過剰に反応する言葉を巧みに使って「子供たちを戦場に送らない」などと、反政府を目的にした運動が繰り広げられました。
 憲法改正においても、こうした役割を果たしている自衛隊が「違憲状態」と言われる中で、この位置づけをしっかりしなければいざというとき命がけで戦えないことになるので、平和主義を維持しつつ憲法改正にも対応しなければならないとお話ししました。