今回、ある施設の建設を巡って漁業者の反対で暗礁に乗り上げている件があり、あらためて厚岸湖という汽水湖の状況について様々な資料を集めて勉強をすることになりました。
汽水湖とは湖ではありながら外海との開口部で海水が出入りし、淡水と海水がまじりあって両方の特性を持っているもので、それゆえに多様な魚や貝類が豊富に取れるところでもあります。
上流に人の生活がないのであればいつまでもその状態が保たれますが、今はそのようなところは日本中にはなくどう共存するかという事態になっています。
上流に住む人たちはそこのところを配慮して最大限その汽水湖の環境を守るようにすることは当然ですが、その汽水湖で生計を立てている人たちもまた、そのようなことを条件にしながら上流の生活を認めるという事がなければ地域は成り立たないのではと思って勉強している次第です。
月: 2015年9月
こだわりの強い子
ある教育情報誌に、幼児検診を行っている小児科医の「最近の子供は、こだわりの強い子が多い」との話が載っていました。
私は教育現場にいませんからそのことはわかりませんが、最近の傾向としてその親のこだわりの強さが目立つとは思っていました。
みんなに同調せずに、自分の主張を強烈に吐き、それ以外は絶対にに認めないという「モンスターペアレント」が増えていて、その対応で精神的に参ってしまう教師が増えている実態がありますから、さもありなんと思えます。
個性の時代と言われ、コンピューターやスマホといったデジタルと向かい合う時間の多い現代は、人と強調する力に欠けることも当然です。
欧米では協調よりも自己主張をいかにするかが生き残るすべとなっています。
農耕民族の日本の伝統の協調とは異なるこの傾向にどう対応するか、教育現場のみならず新しい社会での苦悶が続きそうです。
ドットJP同窓会
毎年前期・後期に分けて受け入れをしているドットJPメンバーの同窓会を開きました。
最近は3〜4人を受け入れしていますが、そもそもの動機は、政治の場を知りたいという学生団体があるという事での勧めがあったことからでした。
そしてまた、私たち自民党の理解者を増やしたいという意味合いもありました。
地方議員ではありますが、政治家は決して悪いことやいい加減なことをしているのではないこと、「某新聞は批判的なことを書く度合いが強いが、ほかの新聞と比べながら、何が正しいかがわかるはず」などとのことを伝えたいと思ってのことでした。
歴代、そのことはよく理解してくれています。
今日の会は、この2年間のインターンの人たちでしたが、様々なことで盛り上がりました。
次は来年3月、卒業生を送る会を兼ねて開きたいと思っています。
あきあじまつり
標津あきあじまつりに行ってきました。
あいにく昼頃にかけて雨が降りだし、何時もほどの人出ではありませんでしたが、イクラ丼コーナーには、長蛇の列ができているのは、変わらないことでした。
今年の漁模様は、昨年に比べると良い様ですが、余りにも獲れなかった昨年と比べても駄目かもしれません。
海外に輸出の道を拓いたのはここの組合でしたが、何の原因かは解りませんが、何とかして再び鮭に沸く町になってほしいものです。
自民党選挙区セミナー
自民党第七選挙区支部のセミナーが、林農林水産大臣を講師に迎えて開かれました。
最終段階に入ったとされているTPPには殆どふれませんでしたが、日本の農業とりわけ日本の食料基地の北海道農業が成り立たなくなるようなことにはしない、とまず断ったうえで、地域ブランドの確立や、農商工連携のような産地加工を組み入れた工夫をしてほしいと言われました。
北海道ブランドをいっそう徹底する時かと思います。
財務委員長
今日は議会日程の合間を縫って、自民党道連財務委員長として札幌市内にある各事業団体のところを回って、10月31日に開く道連セミナーの会券購入をお願いに歩きました。
景気が上向いてきた実感がない中でのお願いですから、こちらも遠慮がちにお話しをしましたが、決して色よい返事ではありませんでした。
来年夏には参議院選挙を控えており自民党の活動資金が必要ですが、財政は苦しくなんとかお願いするだけです。
有る団体ではマイナンバー制度と消費税引き上げに係わる情報が入らず、会員団体に説明を流しようがなく困っているとの話もいただきました。
団体政策懇談会は再来週予定していますが、日頃からこうして団体を回って様々なご意見を伺うことが大事と思っています。
地方の危機感
今日は根室管内建設業会の役員の皆さんが、道庁へ来年度予算の確保についての要望に来られました。
午前中は、水産林務、建設、農政各部の幹部に、それぞれの事業予算確保についての要望をしました。
地方の中小建設事業者は、道や市町村の事業を受注する事が多く、今年のように社会資本整備交付金事業が大幅に削減された中で、夏以降の仕事が途切れ、このままでは人員削減も視野に入れなければならない状態となっています。
昨冬のような大雪があっても、オペレーター不足や作業員不足の中では対応が十分出来無い事態となります。
そのことも配慮した中での予算確保の要請ですが、北海道としても国の予算配分に寄るところが大きいため、国に強く要望するということしかできないのが歯がゆいところです。
秋分の日(お彼岸の中日)
秋の昼と夜の時間が同じになる日、この境目に彼岸との距離が最も近くなるということで仏教ではお彼岸の中日として法要が行われます。
信仰心が薄らいできたとはいえ、家族の誰かが亡くなるとお盆や彼岸のお墓参りや、お寺参りをするようになります。
最近は子供の数が少なくなり、家意識が薄くなっていることもあって、樹木葬など、後々一族の誰かが守らなくても良いという埋葬方式が導入されていますが、命はバトンのようなものというこれまでの人類共通の観念が、自由の名の下に途絶えることに社会の危機を感じます。
法律論
今回の安全保障法案についてフェイスブックに投稿している批判論に反論したところ、「余りにも勉強不足で身震いがする」とこっぴどい批判を受けました。
いわく「法の支配」と「法治主義」「立憲主義」の違いを知っているか。
「少なくとも法律を勉強したものはそうしたことを暗唱できるほどに学んだ」というものでした。
確かに法律論をしっかり勉強したことはないので、素直に勉強させてもらうと答えましたが、法律学者が政治をするとうまくいくというものでもないと心の中がいいます。
同様の言葉に、「戦争に行きたくなくて身震いがする」というものも有りました。
この法律のどこに戦争に若者を動員することにつながるところがあるのか、未だに私には解りません。
敬老の日
9月第3月曜日、敬老の日ということで、各地で敬老会が開かれて掛け持ちで訪問しました。
今年は戦後70年、ということは、今年から敬老会に案内された人は、終戦の年に生まれた方で、敬老会に出席された方は皆さん戦前、戦中、戦後の混乱期を様々な苦労しながらも開拓に励んで来た方達になります。
その苦労は今の若い人達には想像もできないものだったと思います。
そんな時代を生き抜いて、今の豊かな地域を創ってきたことを、私たちは感謝を込めて記憶しておかなければならないと思います。
どうかいつまでも元気でいて欲しいものです。