羅臼町消防団の春期総合訓練大会が開かれました。
羅臼町では、これまで一年間で住宅火災が一件と昨日の解体中の船の火災(ぼや)のみで終わり、相変わらず火災件数が少なく経過しています。
これも人口6000人足らずの町に6分団130人の団員がいて、各町内会で防火意識の高揚に勤めているおかげと思い敬意を表します。
羅臼町と言えば、昨年は8月の大雨による崖崩れ、12月の爆弾低気圧による高潮被害、冬の間、自衛隊の出動要請や、相次ぐ通行止めになった暴風雪被害の繰り返し、大雪による雪崩の発生と融雪による崖崩れと地滑りなど、自然災害の相次いだ一年でした。
こうした災害の場合も地元に消防団があるという安心感は大きなものがあります。
月: 2015年5月
自民党支部総会
自民党中標津支部総会を開きました。
約30人の出席で、例年より広く声をかけた結果多くの方が集まってくれました。
昨年の衆議院選挙では候補の勝利は得たものの、この中標津支部では約1000票もの負け越しをしています。
今一度党員の獲得や、日頃の活動をしっかりして自民党への信頼を取り戻さなければなりませんが、官邸主導の政権運営は、地方創生といいながら地方への配慮はうすくそのことを強く訴えながら進めなければならないと改めて思います。
天災
午前中鹿児島県の口永良部島の新岳が噴火したニュースがあり、その凄まじさや住民避難の状況等テレビに見入ってしまいました。
幸い人命には被害が無いとのことで、取り敢えず一安心ですが、火砕流が住民の住んでいない西側に流れたのが不幸中の幸いだったのではと思います。
住民の皆さんは取り敢えず屋久島に避難したとのことですが、早く噴火が収まって帰還できることを祈ります。
よるには今度は小笠原列島父島沖で、マグニチュウム8,5と言う大きな地震があり、父島や神奈川県で震度5+という揺れで、最近このくらいの規模の地震が続いていることに不安感が増します。
地域経済
安倍総理が経済再生の象徴として「アベノミクス」と言われる政策を掲げてから2年半が経ちました。
金融緩和によってデフレの解消と極端とも言えた円高の是正によって日本の輸出力や、経済再生を回復し雇用の問題も解決するというものでした。
ある意味第2弾までは成功し、東京(大企業)中心に経済の活性化は成功しているように伝えられています。
しかし北海道にはその実感がうすく、特に地方では殆どその恩恵が見られません。
26年度の経済動向調査のレーダーチャートを見ても、北海道だけ突出して落ち込んでいます。
この原因がどこにあるのかをしっかり分析してどの様な施策を打っていくかしっかり検討していかなければ、北海道は取り残されてしまうとの危機感があります。
もっと北海道への予算を増やすべきか、それとも自立心を高めていくかしっかり議論しなければならないと思います。
千島連盟総会
午前中、千島歯舞諸島居住者連盟(通称・千島連盟)の総会があり、出席しました。
戦後70年、ソ連に不法占拠されて未だに返還の切っ掛けがつかめない北方領土です。
これまで何度今度こそはと思ったことでしょう。
今日出席した皆さんは、既に2世が多くなっているのが現状です。
返還を強く願いながら、ロシアとアメリカの狭間で進められない交渉に歯がゆい思いをしている一世の皆さんは、既に平均年齢が80才となり多くの元島民の皆さんは既に鬼籍に入っておられます。
私たちは一年でも早く返還を実現するために国内世論を高めることぐらいしかできませんが、挨拶の時だけでなく、真剣に先頭に立たなければならないと思っています。
今回、23年間先頭に立って来た小泉理事長が勇退されることになりました。本当に長い間ご苦労様でした。
子供の貧困
テレビで片親となっている大学生が、貧困が原因で進学できない子供のための基金を作るために、東京環状線の主要駅を回ってみんなに募金を呼びかけている様子が報道されていました。
既にその主催者からの基金への協力の呼びかけもいただき、些少の応募もしました。
私も大学へは日本育英会の奨学金を受けながら進んだ一人ですから、その重要性は実感していますが、今何故この様に貧困から充分な教育を受けられない状態が出ているのか、今ひとつ解らないところもあります。
勿論調査結果では裕福な子供と、貧困状態にある子供の学力格差があるということは承知していますが、その原因を家庭の経済状態だけに求めようとしてはならないと思います。
少なくとも中学卒業までは、学校教育の中で十分対応していく問題で、これが出来ないと言うことは義務の学校教育の内容に問題があると言わざるを得ません。
塾に行っているかどうかで学力に格差が出るのなら、学校教育とは何なのか、それは学校教育の敗北と言っても良いとさえ思うのです。(次回へ続く)
花見
毎年案内のある別海町のある地区での花見会に行きました。
学校が無くなってから地域の繋がりを保つためにもう40年以上も続けていると言うことで、地域の皆さんが大勢集まってジンギスカンや、カラオケ、抽選会など賑やかに進められていました。
近年酪農経営の大型化もあって地域内だけでなく、隣との付き合いも稀少になって来ています。
村八分でもこれだけは別と言われていた葬儀さえ、葬儀場でやるようになって地域の人は殆ど関わらなくとも良くなってしまい、そうした付き合いさえも希薄になっています。
こうした中でのこの様な行事は、地域の繋がりを保ち、共に地域を守っていこうという気持ちを高めていけるものと思います。
食品輸出戦略
有る会で、水産加工会社の社長と同席する機会がありました。
私の挨拶では酪農の話が多いが、管内の基幹産業である水産の話ももっとして欲しいとの会話から、水産物の輸出のことになりました。
この会社は貿易商社を介してではありますが、海外20数カ国に輸出しています。
国内事情もあって、これまでEUHACCPが取りにくかったが、許可権限が国に移ったので取りやすくなるかも知れない。
そうすればヨーロッパへも直接輸出の可能性が広がると言うことです。
サケなどは、天然物として重宝されながら、一旦中国へ輸出しEUHACCPを取った加工場で加工してEUに輸出という不思議なルートを通っていました。
加工業界からは日本の工場で取得して直接EUへ出したいとの希望がありながら、EUHACCPが取りにくかったものです。
あの中国でとれるものが何故日本では難しかったのか調べたうえで、対応策を見いだしたいと思います。
TPP ・アメリカの要求
自給率の低さが問題になりながら、米の生産調整をしている変な国が、輸入義務付けなど受け入れられる筈がないのに、アメリカはひどい要求をしてくるものだ。
肉だって大量の飼料穀物を無税で輸入しているのにその市場を失うような要求をしてくるのは正気とは思えない。
日本とアメリカの政治の現場は、少し違って、アメリカでは各種団体からのロビー活動が盛んで、その業界団体の利益を堂々と政治に反映できる仕組みになっているそうです。
選挙などにかかわる寄付金も日本とは桁違いに多くその制限は殆どないと言っても良いと言うことで、お国柄の違いが大きいようです。
こうした中でのTPP交渉ですが、日本も今は安倍政権という国内的には強い政権ができており、足下を気にせずに日本の主張をしながらの交渉が出来ます。
外交交渉には欠かせない要素です。ゆめゆめ以前のような妥協をしないようにして欲しいものです。
議長決定
先週末の会派での議長候補決定を受けて、今日議会で議長・副議長の選挙が行われました。
この選挙は立候補制ではなく、議員間の指名選挙で行われるので、必ずしも会派推薦の候補に投票しなくとも良いことになっています。
しかし議長に選ばれた遠藤連氏は、101票の満票で当選となりました。
誰も異を唱えなかったことになります。
しかし副議長に選ばれた三井あき子氏は白票2,他の議員に流れた票が10票で、89票で当選となりました。
様々な思いもありますが、ともかく新体制で今後の道政を担っていくことになります。