何故なのか、道議会の任期は、4月29日と30日で期が交代します。
昨日までが前任者、今日からは今回の選挙で選ばれたメンバーでのスタートとなります。
今日は会派結成届けの締め切り日で、私たち自民党道民会議は公認で当選した49人に加えて無所属で当選した北斗市の長尾氏と北見市の船橋氏を加えた51人と、過半数を確保してのスタートとなりました。
野党第一党の民主党道民連合は26人、民主党から抜けたメンバーと以前のフロンテア、大地が合体して出来た北海道結志会(ゆうしかい)が12名、公明党が8名、共産党4名が会派届けを出し、5会派で構成することになりました。
これからの議会は、地方創生や、少子化対策、地域経済活性化対策、原発を含むエネルギー政策、農業や漁業・林業の基幹産業振興策、交通ネットワーク確保のための道路など社会資本整備、子供の学力・体力向上、医療・福祉の充実、安心して暮らせる犯罪防止対策など重要課題が目白押しとなります。
国の政党の影響とは別の会派間の合意や調整をしながらより良い方向を目指していかなければならないと思っています。
月: 2015年4月
選挙結果
統一地方選第2弾が終わりました。当選に届かなかった人、現職で苦杯をなめた人、大差で当選した人、僅差で入った人、悲喜こもごもの結果が今日の朝刊に載せられています。
現職はこれまでの活動の実績、新人はその人間性や可能性、期待感などが一票一票に込められています。
一騎打ちになった議会議員や、首町の皆さんには単に勝ち負けだけでなく、相手に投票した人達の批判票が有ったと言うことを認識しなければなりません。
私も無競争とはいえ皆さんに選ばれた立場。
その期待に応えることで、応援してくれている地域の方への恩返しをしなければならないと思っています。
崖崩れ
羅臼町で山崩れ、という情報で早速現場に行きました。
役場に入った最初の情報は海岸が10メートルぐらい隆起しているというものだったそうですが、何故そうなったかが直ぐには理解できずに気象庁などに地震の情報などを確かめるとそうした兆候はないと言うことで、現地で調べると大規模な崖崩れ(山崩れと言える規模)で、海岸の波打ち際が押し上げられた結果の隆起と解ったそうです。
幅300メートル余り、奥行き200メートル、深さは数十メートルに及ぶ大規模なもので、今後どのくらい拡大するか見当がつかないということです。
現場に住宅や番屋などの建物がないことが幸いでしたが、羅臼町だけではどうしようもないと言うことで、月曜日国・道・町などのあらゆる関係機関が集まって今後の対応策を立てると言うことでした。
羅臼町は、この一年、大雨による崖崩れに始まり、大雪、雪崩、高潮災害と災害続きです。
住民が安心して暮らすために今後何を整備していくか町としっかり連携して行かなければならないと思います。
海岸で向こうに見える岬のようなところが隆起しているところ。次の写真は旧国道(町道になっている)ところで崩れたところ
退任される羅臼の脇町長の最後の仕事となりました。
一票の格差裁判
昨年の衆議院選挙をめぐる裁判が全国で判決がだされています。
違憲、もしくは違憲状態の判決が多いのですが、選挙のやり直しは否定しています。
このような判決がある度に思うのですが、若者が流出し続ける地方と集中し続ける都会の、様々な格差は誰がどの様に訴えてどの様に判断するのでしょうか?一票の格差が違憲状態なら、こうした状態の格差もあってはならない事なのではないでしょうか?
修正してもしても拡大し続ける格差は、議席の修正だけでは解決しないのではないでしょうか?
町村長・議会議員選挙
今日は統一地方選最後の町村長と議会議員選挙の告示でした。
根室管内では、羅臼町と別海町で町長選挙が行われ、同じく別海町、標津町、羅臼町で町議会議員選挙が行われます。このうち、羅臼町は町長、議会議員選挙共に無競争で午後5時に当選が決定しました。
町長には、51才の湊屋稔氏が始めての当選をしました。
これから、脇町長が固めた財政基盤のうえに若い感覚での新しい取り組みを持って、羅臼町の活性化を目指していくことになります。
一緒に働けることで、わくわく感があります。
同時に行われた町議会議員選挙では10人の定数丁度の立候補でした。
無投票当選の是非が言われていますが、当選した方達を見ると投票がなかったとは言え地域から信頼される方達が揃っており、非とばかりは言えないと思います。
暴風雪の爪痕
今年の冬の暴風雪がどれ程ひどかったかの記憶が薄れていくほど雪解けが進んでいます。
さしもの積雪も気温と春の日差しの中でようやく畑が顔をのぞかせてきました。
しかし、重たい雪によって押しつぶされた牛舎や、D型倉庫、おまけに住宅の一部までが無残な姿をさらしています。
定例会などで地元にいることが出来ず稼働中の牛舎を守ることで精一杯だった悔しさのみが残ります。
これからこの片付けにどれ程のお金がかかるのかを考えると、ため息が出ます。
私はともかく、被害にあった農家や漁業者に何らかの援助の手をさしのべなければならないと強く思います。
トドワラ木道
昨年12月の暴風雪による高潮で無惨に壊れてしまった木道ですが、別海町だけでなく根室管内の代表的な観光スポットのため、できるだけ早い復旧が望まれています。
道としても、観光振興のためにも一日も早い復旧をしたいとしています。
なんとしても予算を確保して、しっかりした工事をしてもらいたいものです。
日米関係
中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIF)への参加を日本が見送ったことについて、国内外で波紋を広げています。
日本外交の敗北との論調もありますが、日本は米国が反対している以上積極的に参加出来ないのも確かです。
日米同盟はそれ程深く、強く日本を縛っているのだと思います。
私はもう追随は止めて独自の外交方針を持つべきだと思いますが、一方で日本を標的にしつつ世界の国々を支配しようともくろむ中国に対しても警戒心を緩めるべきではないと思います。
軍事的に米国に守られている日本は、対中国に関しても米国の言いなりになるしか無いのが現実なのでしょう。
沖縄問題もこの延長線上、更にTPPもそうなる危険性もあります。
国会決議を守ると言う最低限がどの範囲かも含めてしっかり監視しなければならないと思います。
4期目への期待
選挙も終わり、まだ前の任期中とは言え既に新しい期の活動が始まっています。
挨拶に回ってきたなかでも様々な要望がありましたが、3期目までと違ってその実現に対する期待が格段に大きいのを、実感します。
特に予算に関することが多く、それを強引とも言える手法で実現してきたSさんが未だに熱心な支持者を持っているのも解ります。
全ての人たちが予算獲得が議員最大の使命ですから頑張りますが、簡単なことではないようです。
選挙結果が出ました
統一地方選前半の選挙結果が出ました。
高橋知事は、前回より約40万減ったものの安定した選挙結果を得ました。
しかし、対立候補の佐藤氏も、115万という得票を得、反原発票の多さも実感させられます。
道議選では、新人が9人当選したものの、自民党が3人の現職を失い、選挙の難しさを感じさせられます。
今後の議会では、地方創生の旗のもと進められる国の施策にどう向き合っていくかや、北海道自立のための産業振興、人口減少を防ぐ対策、TPPに象徴されるグローバル化の動き、原発再稼働に向けての安全性論議など、重大事案が目白押しです。
今後ていねいな議論と道民の意識把握が大切と思っています。