議論開始

 高橋知事3期目最後となる定例会での質疑が始まりました。
 何時もと違って、私たち自民党会派は、厳しい追及と言うよりは、次に向かっての知事の姿勢や思いを問うことに重点を置きました。
 一方民主党は対決姿勢を演出するために、これまで12年間の厳しい評価や、選挙違反の疑いなどを持ち出しての質問となっていました。
 それぞれ統一地方選挙を意識してのものですが、道民生活は少しも止まることなく流れているので、大事なことはこれからの議論の中で、しっかり意見を交わしたいと思っています。

養護学校を地域にも

 根室管内にも養護学校を設置して欲しいとの要望のため、立川教育長と高橋知事に面会し、要望をしました。
 要請はこれで3回目で、前回は8年前で、その時の署名が8600余り、今回はそれを5000名上回る署名となり、地域をはじめ、身近なところで子供を養育したいという思いと、その希望に共鳴する人達が沢山いるということです。
 学校設置と言うほどの人数がいないので、分校・分教室をという要望ですが、なんとか実現していきたいと思っています。
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18才選挙権を考える

 国会で、選挙権を20才から18才に引き下げるとの法律が議決されたとの報道があります。
 減り続ける投票率を改善する事と、出来るだけ早い時から政治に関心を持って貰って、政治現場の若返りを早くすることのようです。
 欧米では、多くの国がこの18才からの投票権を採用しており、日本とは社会のあり方が違うとはいえ、40代の大統領や首相が出て、社会を大胆に変えていく(変えればよいと言うものでもないが)ことで国の活力を出していることに見習おうというのでしょうか。
 気がかりは、今の日本ではおくての若者が多くなっており、政治に関心や知識のないままに投票に参加することでしょう。
 インターネットを使っての情報伝達など新しい選挙のあり方も変わってくるでしょう。

地域の期待

 一週間ぶりに地元に帰りました。
 やっと一車線を確保していた道路はやや広くなり、なんとかすれ違う車を交わせるようになっていましたが、例年の倍もある雪が道路脇に堆く積み上げられています。
 各町の除雪費は既に予算を使い切り、1月下旬に専決処分で追加した補正もあっという間に使い切り、2度目の補正を追加する事態となっています。
 それ程豊ではない財政から、一億円以上もの追加執行をするのが、どれ程大変なことかということを雪の降らない東京で政治をしている官邸でも解っていることと信じます。
 24日には管内4町長が揃って道に特別交付税の応分の増額を要請する事になっています。

最後の定例会開会

 今回改選前の最後の定例会が開会しました。
冒頭で国の補正予算に対応した補正予算を審議・可決したあと、高橋知事から27年度予算案の提案理由説明がありました。
 この予算案は、知事選挙年と言うことで骨格予算と言って、改選後に新知事がその方針に基づいたものにするために、政策予算部分は2分の1から3分の1だけに押さえてあります。
 本会議はこれで一端閉会し、私たちはいくつかの会議を経て、代表格質問の意見交換を終日行いました。
 浮き足立っているわけでもありませんが、予定より早く終了し、それぞれが地元に帰りました。
 私は明日の1便でなければ帰れないので、マンションに帰って久し振りに肉じゃがを作って食べました。
  

計画ラッシュ

 2015年ということもあるのでしょうか、今日の各委員会では、様々な計画案が提出されています。
 総務委員会から順に並べていくと、「北海道職員の子育て支援計画」、「新北海道総合計画」、「北海道インフラ長寿命化計画」、「北海道強靱化計画」「循環型社会形成推進基本計画改定」、「第4次廃棄物処理計画」、「ポリ塩化ビフェニール廃棄物処理計画の変更案」、「第11次鳥獣保護事業計画」、「第4次エゾシカ保護管理計画」、「青少年健全育成基本計画」、「消費生活基本計画」、「障がい福祉計画」、「地域の元気に繋げる経済対策案」、「北海道工業用水事業経営健全化計画」、「本道の小規模企業振興のあり方素案」、「クリーン農業推進計画」、「第7次北海道栽培漁業基本計画」、「北海道採種園整備方針案」、「第3次北海道生涯学習推進基本構想」、「第6期北海道高齢者保健福祉計画・介護保険事業支援計画」、「北の大地☆子供未来づくり北海道計画」など、今回提案されたものだけでもこんなにあります。
 北海道も大変です。

暴風雪のあと

 写真がないのが残念ですが、暴風雪のあと別海町の農村部を回りました。
 国道は既に除雪を終え、道幅確保や両脇の除雪で出来た山を低くする作業に入っていますが、道道・町道はまだ不通区間もあり、特に農家に通じる町道では牛乳集荷を最優先するための一車線を確保するのが精一杯といった道路も多くあります。
 この様な道路では両脇に3メートル以上の雪壁がありそう簡単に広げられるものではないことが見てとれます。
 1月31日から2月2日にかけての吹雪のあとでも、この様な形で通行を確保していたところもあり、今回の吹雪で更に除雪が困難になっています。
 朝、建設管理部の出張所へ行き、雪の少ない他管内からの応援を求めるべきと進言したところ、既に釧路管内から2台・根室方面で除雪を終えたところから2台投入予定とのことでした。
 しかし現地の状況からはこれでは間に合わず、まして他からの応援の呼びにくい町村道が進まないことから十勝管内からも応援を入れるべきと、釧路にある建設管理部に電話を入れました。
 部からは部長以下現地に出向いており、その報告で判断すると言うことでしたが、午後になってこちらから要請したようにしたとの電話がありました。
 今後更に国と道、町村がしっかり協議してこうした場合の協力応援態勢を取れるようにしなければと思いました。

雪壁の中で

 ようやく地元に帰り着きました。
 今年の冬の特徴は、なんと言っても週末毎に襲ってくる暴風雪ですが、それが一回ごとに長いのが例年にないことです。
 あの5名の死者の出た一昨年3月2日にの暴風雪でさえ1日でした。
 それが、今年は3日ずつ続きます。雪の量も平年の2倍を超えていますが、その雪が重いことと、降る度に吹雪となり吹きだまりが出来てしまいます。
 除雪に苦労をしながらようやく開けるだけが精一杯で、次に備えて道幅を広げるとか、排雪をするとかする間もなくまた次が襲ってくるため、その雪山に平に吹き込み、もうロータリー車でも無理という状況になっています。
 他管内からの応援が必要になっています。

人殺し

 この頃やたらと悲惨な殺人事件が多いように思います。
 殺人事件はこれまでもあったし、強盗殺人のような凄惨なものも有りましたが、この頃のように幼い子供や、力の弱い女性が殺される事件が多くはなかった様な気がします。
 その理由がまた今回のように笑われたからだったり、ムシャクシャしていたから、人を殺してみたかったから等、考えられないものが多くなっています。
 生きることが精一杯の時にはなかったものです。
 私たちが考えるべきことは、豊になった、もしくは格差の広がった社会の人の心のあり方ではないでしょうか。
 昔は、「誰も見ていないと思っても、神仏や、お天道様が見ている」と悪いことをするのを戒めましたが、今では至る所で監視カメラが見ている時代です。
 やはりおかしい。

今日も明日も全便欠航

 毎週末吹き荒れる吹雪には、地域の皆さんが辟易しています。
 私も今日の最終便にかけていましたが、予想通り欠航となり、加えて明日一日も全便欠航。
 地元に帰れません。明日はJRで釧路まで帰ってバスで帰ろうと思いますが、果たして国道は通行止めとならないか、バスは運休にならないか気がかりです。
 こんな事なら、今日その行動を起こせば良かったと悔やんでいます。
 それにしても、本当に今年の根室管内は異常です。