慌ただしく

 一般質問の2日目。
 総選挙準備もあって、みんな慌ただしく動き回っていて、議会に集中できない様子の中ではありましたが、一般質問に立った議員達は、自分のテーマでそれぞれしっかりと質問をしていました。
 朝一番は笠井議員、午後の一番は三好議員が、そして休憩後(午後の3番)は田中議員と、全て政審のメンバーでした。
 それぞれ質問にあたって各部の担当から、自分の聞きたいことを聴き、質問を書き、もう一度意見交換をして臨んでいますので、しっかりした良い質問でした。
 丁度5時に今日の日程を終え、それぞれが慌ただしく地元に帰りました。
 明日と明後日は地元で選挙事務所開きや、選挙運動に忙しい日程をこなし、1日にもう一度集まって残りの一般質問をします。
 定例会最中の総選挙となるため、2日からは休会になり、14日の投票日後、15日から予算特別委員会で再開となります。

格差社会

 アメリカ南部で、黒人の少年が射殺された件をめぐって、暴動が起きています。
 発端はモデルガンを持った少年を、本物の銃を持っていると思った警官が撃ち殺し、その是非をめぐる裁判で、裁判員が不起訴としたことを怒った市民による暴動となったというものです。
 底辺には、アメリカ社会の中に残っている根深い人種差別と、経済的格差社会にあると見ています。
 アメリカンドリームがある代わりに、どうしようもない所得格差が存在し、それが広がっていること、黒人の大部分がこの中に入っていることなどの鬱積したものが爆発したように思います。
 アメリカに見習って(圧力で?)何でも自由にしておけば、活力が高まり経済成長ができると言う新自由主義の負の面が現れているのが、アメリカの格差社会ではないでしょうか。
 日本には日本の良さがあることをもっと大事にしなければと思います。

定例会突入

 記念すべき第2800回です。
 総選挙に事実上突入したことにちなんで、定例会突入としました。
 今回は、総選挙期間中を挟んでの例外的運営の定例会となります。
 落ち着かない議会となりそうですが、私たち政審は、しっかりと道政のチェックや、北海道の前進のための提案などを着実にしていきます。
 今回の定例会でも様々な問題と取り組みますが、やはり人口減少問題への取り組みと、地方創生への取り組みにつながる北海道の今後の戦略についてです。
 新しい北海道開発計画につながる北海道総合計画の点検と見直しなどをしながら、大胆と言われる様な今後の発展計画を立てていくような議論をしたいものです。

子供の貧困

 午前、カデルで「子供の貧困対策、どさんこ緊急決起集会」が開かれ、会派代表のような形になりましたが、出席しました。
 最近特に子供の貧困が言われるようになりました。一説には6人に一人の割合で子供の貧困があると言いますが、私にはその実感がありません。
 私が育った頃は、みんなが貧しかったから、貧困だなどとは言いませんでしたが、そうした中でも仕事に就き、家庭を持ち、家も建てられて普通の生活が出来た時代でした。
 今問題となるのは、学歴ばかり重視していて、大学へ行かなければ貧困の連鎖の中で一人前に生活できないと思い込んでいることではないかと思ってしまいます。
 しかしながら、貧困の中で生活している家庭があり、そこで食べることで精一杯の子供がいることも確かで、その子供達に希望が持てる状況になれるよう支援することも必要です。
 自分が奨学金で大学を出ることが出来たように。

インドネシア文化ナイト

 東京中標津会からとんぼ帰りで札幌へ。
 東区市民センター2階でのインドネシア文化ナイトに出席しました。
 2年に一度、北海道内に住んでいる(留学生が殆どですが)民族衣装を着飾ったインドネシア人や、日頃関係している日本の皆さんなど、約200名が集まって、インドネシアの民族舞踊や、過去二つの国に分かれて争っていた時の物語の寸劇、インドネシアの民族楽器「アンクルン」(竹製のハンドベルの様なもの)の演奏など約2時間、途中インドネシア料理のパッケージを食べながら楽しむ会でした。
 私は残念ながらインドネシア語は言うまでもなく、英語も駄目の日本のイナカッペですから言葉は分かりませんが、充分楽しめました。
 今日知り合いになったインドネシアの方々と想いを一つにして千歳への直行便実現に取り組みたいと思います。
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司会の田中さんとドディさん その下は留学生の踊り 右は、アンクルンの演奏と歌、その下は、日本の花柳流の先生の日本舞踊

安倍総理と地方政治

 最近の安倍総理の発言が批判の的となる事が多くあります。
 特に地方の実態とかけ離れたり、庶民の感覚とずれていたりする発言が目立ちます。
 北海道での私たちの実感は、先ず景気対策は効果を上げていないこと。
 経済・財政諮問会議や、規制改革会議の進言などは地方の実態を全く無視していることが多いこと。
 地方や様々な組織には、長年かけて積み上げてきた良いものも多いのに、アメリカかぶれの委員が、勝手に制度改革や、組織改革などを言って、政府を動かしていることが、地方の現場の中にいる私たちには不信感を増強させているのです。
 仲間が今回の総選挙の候補者でなかったら、反乱を起こしたいとさえ思うほどです。
 この気持ち解るでしょうか安倍総理?

解散の大義

 突然の解散総選挙となりました。
 大義のない解散と言われていますが、政治家の端に位置している私にも良くは解りません。
 消費税10%への引き上げ先送りなら、選挙で問うほどのものではなく、緊急に民意を問うような案件があるわけではないとも思います。
 アベノミクスは、消費税の3%引き上げに足を取られた格好で、第3の矢が効力を発揮できないでいる状況の中で、今年度第二四半期のGDPがマイナスになる事は予想していなかったのかと思います。
 金融緩和で、デフレと円高を解消して、貿易収支改善と賃金引き上げを実現し景気の好循環を実現すると言うのが、アベノミクスであったはずですが、実際は、製造業の大部分が海外に拠点を移していて、輸出による大幅な黒字化は出来ず、国内のものづくり産業は円安で原料高だけが先行し、一部の大企業で給与引き上げが出来ただけのため、内需は冷え込んでいるというのが実態ではないでしょうか。
 リーデング産業が一次産業や、部品などのものづくりの北海道では全く景気上昇の実感がないことを解っての解散か、それとも、今後はもっと景気停滞が深刻化していくから今のうちに信を問うておこうと言うのか、と邪推してしまいます。

新技術の高温ガス炉

 次世代の原子力利用のホープとも目されている、高速増殖炉と高温ガス炉の試験を行っている、茨城県大洗町にある日本原子力開発研究機構、大洗研究開発センターを、村田道議と共に訪れました。
 以前から、次世代原発として、安定性安全性に優れて、しかも効率よく熱利用も出来る可能性の大きい「高温ガス炉」の研究施設を見て勉強したいと思っていたところ、同じくエネルギー確保に真剣に取り組んでいる村田道議から、一緒に行かないかと声がかかり喜んで一緒に行ってきたものです。
 この高温ガス炉は、燃料のウランをセラミックコーティングし炉心構造材に黒鉛を使って、制御しやすくする。
 冷却材としてはより安定性の高いヘリウムガスを使って950度の高温を原子炉外へ取り出すと共に、この高温を利用して水を熱化学分解し水素を製造し、その後タービンを回して発電するというものです。
 この時点でもまだへリウムガスは350度という高温で、この熱利用もすれば、80数%のエネルギー利用率が実現できるとされています。
 原発と言うだけで、福島を思い出し、毛嫌いする傾向がありますが、この高温ガス炉は、ヘリウムガスによる冷却を止め、制御棒を入れずにどのくらい高温になるかも実験したところ、30%の出力時では、一時的に若干の温度上昇があった後再び下がり24時間過ぎた時点でも安定しているという高い安全性を持って居る炉です。
 今後更に研究を重ね、日本初の技術として実用化して欲しいものです。
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大事な人の死

 15日規制すると、これまでお世話になって来た方々の訃報が次々と入って来ました。
 ことに羅臼町の池田教育長の突然の死は余りにも衝撃的でした。
 大動脈剥離という病気だそうで、高校へ行って懇談後突然具合が悪くなって釧路へ送られる途中になくなったとのこと。
 私が初当選した当時は、経済部長をされていましたが、その当時からのお付き合いでした。
 温厚で、羅臼の子供達のことを本当に大事にしていた方でした。
 心からご冥福をお祈りいたします。

ついに冬

 昨夜から降っていた札幌の雪は、朝起きた頃でおよそ5センチほど。
 しかし今日は一日中ちらちらと、大雪でもないけれど降り続いたせいで、夜には積もったところで20センチ以上になり、札幌は早くも雪景色となりました。
 灯油も高く、また電気料も今月から上がった為、出来るだけ節電に努めて、早く布団の中にと思いつつ、テレビを見たりパソコンに向かってついつい夜更かしとなりました。
 安倍総理は国会解散を決意したとか伝えられていますが、何のための会参加は解りません。
 景気が上がらないと言っている北海道内ですが、総選挙をやって何か良くなると言うこともなく、すすきのを拠点としているタクシーなどは「最悪」と嘆いています。
 景気のために、総選挙は勝手にやらせておいてみんな忘年会で盛り上がろうではありませんか!