日銀が追加の金融緩和を決めた。
昨年来の国債買い取りに加えて20兆円の追加買い取りをして、市中に出回るお金を増やし、当初目標の消費者物価2%引き上げ実現に向かおうというもの。
本来は、昨年来の金融緩和でそれが達成される見込みだったが、そうはなっていない為の追加緩和と言うこと。
そしてそれは今年春の消費税値上げによる買い控えから来るものとの分析のようだが、消費者は少しでも安いものを求め、将来への蓄えをしようとしているのですから、デフレ志向は無くならないのではとも思いますし、仮に資金があっても人手不足と資材高騰で設備投資はままならず、その結果地域でお金は回らない事にもなります。
第1次の緩和でも解るように、結局東京の一部が好景気で沸騰していて、その利益は一部の企業と人に集中していく事にしかならないのではと思います。
小泉内閣以来続いて居る、規制緩和、新自由主義導入は、アメリカ社会のように、たった2%の金持ちが、全国民の90%の資産を持つような社会になっていくことではないでしょうか。
地方創生を言うのなら、そこから見直さなければ駄目だと思います。
月: 2014年10月
ふるさと便り
札幌のマンションで、根釧の地元紙である、釧路新聞を取っています。
郵送ですから、1日遅れで新聞とはなりませんが、地元の話題や動きを伝えてくれています。
今日(昨日)の新聞は、羅臼町で、大規模災害を想定した訓練をしたことが書かれています。
今回は、羅臼漁協と羅臼海保、羅臼消防署、羅臼消防団、日本水難救済会羅臼救難所の連携で訓練が計画され、震度6の地震で、崖崩れが発生し、携帯電話を含む電話回線が寸断し、通行止めも発生したことを想定し、漁業無線や、船を利用した連絡体制などを訓練したとのことです。
札幌にいることが多くなって、地元の事情に疎くなる私には有り難い新聞です。
秋
私たち日本人は、さくらが好きと言われます。長い冬を過ぎ、一斉に咲く原色でなく淡いピンクの花と、その散り際の良さが好まれると言われますが、秋の紅葉もまた、秋の最後を美しく飾って散って行く姿もまた、私たちのあこがれる人生と似ていて、なにがしかの感傷を持って見とれてしまいます。
もう散っているかも知れませんが、パークホテル横の中島公園通のイチョウ並木が綺麗に黄葉していましたので写真残しました。
随時調査in函館2日目
総合政策委員会の随時調査2日目は、道南農業試験場と、林業試験場道南支部でした。
道南農業試験場は、米の優良品種である「ふっくりんこ」と「きたくりん」、北海道のイチゴを変えたといわれる「けんたろう」を生み出した歴史を持っています。
育種は、中央農試に集約しましたが、そこで交配された水稲の育種年限を短縮するために、大型世代促進温室で、年2作の栽培を実施しています。何十もの品種を栽培していますが、この中から陽の目を見るのは、一本の穂があるかないかと言うことで、大変な作業です。
このほか、この地域特有の、少量多品目栽培の中で高収益を上げられる品種や、栽培法、病害虫防除などの研究も行っています。
次に訪れた林業試験場では、この道南地域にしか生えていない「杉」「ヒバ」「ブナ」などの、採種や増殖のための試験や、適正品種の育成試験などを行っており、丁度イチョウやどうだんつつじが紅葉している中を歩きながら説明を受けました。
随時調査in函館
総合政策委員会の随時調査で函館水産試験場を訪れました。
ここは、今年函館市が建設した、函館国際水産.国際総合研究センターの中に入っており、なまこや、昆布養殖、回遊魚の生態調査などを行っているとのことです。
かなり手狭な研究室ですが、この建物には、北大水産学部、北大北方フイールドセンター、函館科学大学などの研究機関も入ってており、相互で協力しながら基礎研究と実用研究の成果を挙げてほしいものと思いました。
すぐ横の岸壁には、道総研の水産調査船「金星丸」と、北大の練習船「おしょろ丸」が接岸しており、研究の条件はそろっています。
挑戦しますか?
もとラジオキャスターの、佐藤のりゆき氏が来年春の知事選に出馬する意向と伝えられています。
北海道の自立を目指していくという事です。
取り立てて新しい考えでもありません。
私たちも、勿論高橋知事もそうしたいと、この12年苦闘してきたはずです。
域際収支の大きな赤字もあり、また広い北海道で、人口密度も低く社会資本の整備も遅れていることから、バブル崩壊後の国による積極的な景気回復を目指した財政投入の、地元負担分で借金を大幅に増やしこの10年余りは、財政再生のために職員給与削減とマイナスシーリングを続けて、前向きの投資が出来なかった年月でした。
勿論私たち、行政をチェックする立場から見ると、知事が前向きと思って打ち出す施策は、いずれも中途半端で、成果に乏しいものです。
しかし、少なくともこの政治の現場にいて、様々なことを考え、その解決のための施策を打ち出してきたことは確かです。
批判して選挙に出るのは自由ですが、人気比べの選挙だけはごめんです。
ドラフト会議
プロ野球のドラフト会議が一昨日開かれ、日本ハムは今回最大の目玉だった、早稲田の有原投手を引き当て、昨年の雪辱を果たしました。
くじ運の悪い栗山監督を抽選要員から外したのが最大の勝因とは面白いと思います。
即戦力として期待出来る選手ですが、じっくりトレーニングをさせて、斉藤投手のようにはしないよう大事に育てて欲しいと思います。
今年は柱となるべき選手が不調で、大谷以外の若手にもチャンスが廻り、そのチャンスを活かした上沢や浦野が活躍して、クライマックスシリーズ後半の最終戦まで行くことが出来ました。
来年は中田が、もっとすごみの感じられる4番になれば、優勝も可能と思います。
頑張れ日本ハム!
マタハラ裁判
今日の最高裁で、「マタニティーハラスメント」(妊娠したことにより、職場で不当な差別や、退職を迫られる事)の判決が出ました。
訴えは、妊娠して、勤務部署の変更を申し出たところ、他への移動の際降格させられたのは法律違反で不当だというものでした。
最高裁は、2審までの妥当という判決には、判断の誤りがあると言うことで、差し戻すという事実上原告勝訴の判決でした。
折しも、今回の決算特別委員会で、子育てや介護をしながら働く「両立支援」についての25年度決算に関連して質問する下調べをしているところでした。
女性が妊娠、出産するにあたって、働き続けられる環境や、今後大きな問題になる介護しながら働く環境作りをどうしていくのかと言うことです。
勿論、そうした環境作りをするためには、働いている人の少ない中小企業に対して、法律論を振りかざすことよりも、休むことで穴の空く所をどうするか、短時間労働やフレックスタイム、自宅勤務などの働き方を採用するにはどうするか、企業の金銭的な負担をどうするか等、雇い主の側への支援もまた必要かつ重要なことです。
今後双方の側の意見を聞きながら、対応策を練っていかなければならないと思います。
地域課題は
決算特別委員会の書面 審査の一環として、団体政策懇談会の内容精査をしました。
各団体からの要望や、提案ですから、必ずしも地域課題とは一致しませんが、全体としては地域の人口減少を食い止めるための提案が多く出されています。
当然ですが、やはり地方が適度な人口を維持しながら、活性化できる施策をひとつ一つ実行していく以外にありません。
今後もその方向でしっかりと取り組んでいきたいと思います。
シーズンの終わり
日本シリーズ進出をかけたクライマックスシリーズは、最終戦まで粘った我らが日本ハムが、残念ながら敗北しました。
今年は昨年の最下位から脱出したものの、なかなか波に乗れず中位を低迷していましたが、最後になってようやく成績も安定し、3位となりました。
長くチームの中核として活躍してきた、金子誠や稲葉篤紀などのベテランが引退を表明して俄然チームが蘇った感があります。
最終戦まで行ったことで、選手の間には悔しさも倍増したことと思います。
昨年の最下位よりもっと悔しかったのではと思いますが、この悔しさを来年へのトレーニングに活かし、来期こそはぶっちぎりで優勝して欲しいものです。