8月も今日で終わり。
そして今年も既に3分の2が終わった事になります。
8月は災害の多い月でした。
4〜5日の道北の大雨、10〜11日にかけての台風による羅臼での崖崩れ、20日の広島の大雨による大規模な崖崩れと、80人にも及ぶ死者。
そして再び道北を中心にした大雨と礼文島での崖崩れ、そしてついに被害者発生。
例年この時期は、秋雨前線による集中豪雨の多い時期ではありますが、それにしても短時間豪雨が多すぎます。
地球温暖化説と、小氷河期になって来るときの気候変動説がありますが、人間が防げる可能性のあるのは、二酸化炭素排出を減らして温暖化を止めることぐらい。
それも経済成長の誘惑や、核の危険性を100%避けたいという人間の複雑な思いで、殆ど無理。
あとは危険からどうやって身を守るかだけとは、人間の知恵も大したことはないですね。
月: 2014年8月
乗り継いで2時間半
朝、青森空港を出発して、千歳で乗り換え午後1時前に中標津に到着。
青森発が10時半でしたから、2時間半で帰ってきたことになります。
飛行機は便利ですね。乗り継ぎ便ではなかったので、ぎりぎりでしたが、どちらの便も混んでいて、飛行機を利用する人が増えたことや、ビジネス客が多いとの印象で景気が少し上向いてきているのではと思いました。
しかし、今日の新聞を見ると、7月の消費支出は5、9%のマイナスとなって居り、諸物価の値上がりが政府の意図した給与の引き上げより先行した影響が出ているのではと思う状況になってきました。
通貨供給量を増やして円高とデフレを解消し、景気回復を図るというアベノミクス第一弾が成功した様に見えましたが、円高による諸資材価格の値上げ、既に大企業やそれに関連するものづくり産業が海外に出てしまっているため、予定した様な景気上昇にはなっていないのが実状ではないでしょうか。
早朝の青森港
東北北海道議員研修
年に一度、東北6県と北海道の議会議員が集まって議員研修会を開いています。
今年は青森市を会場に、講演と分科会に分かれての各県の取り組みを発表し合った後、交流会を行いました。
講演では、東京大学名誉教授の大森彌氏が「人口減少と議会の役割」と題して米国やカナダでの出生地国籍主義と、日本の血統主義の違いを述べて、日本の場合は結婚と出産が連動していることで、少子化にもつながっているとした上で、男性の女性に対する見方や接し方を変えない限り、解決には向かえないと、厳しい話でした。
分科会は、「人口減少問題について」「国の新たな農業・農村政策への対応について」「観光振興対策について」で、私の参加した第2分科会の農業では、兼業農家が、建設不況の際、専業に転業して園芸作物を取り入れ、それまでの耕地を一部他に貸して残りで安定経営を確立した例を挙げ、中山間の小面積でも、土地基盤整備などを伴えば高収入の農業も可能との意見があり、大いに参考になるものでした。
すっかり 秋になりました
つかのまの自宅にもどりました。涼しい風が吹くようになり、空が高くなりました。まちのななかまどの実も赤く色づいて居ます。
いつもは九月にならなければ食べられない、我が家のとうきびが、既に食べられるようになっています。
今年の北海道は、大雨などの被害を受けたところ以外は概ね豊作に恵まれそうです。
このままいってくれることを祈るのみです。
友の決断
議員同期の東氏が、旭川市長選挙に出ることになりました。
今日は、その予定ではなかったビールパーティーが開かれ、応援の意味で旭川まで出向いて出席しました。
このままではいけないと言う強い思いからの決断と言うことでした。
何かになると言うときには、強い思いがなければならないと思いますが、それが今なのでしょう。
頑張ってもらいたいものです。
人手不足
午前中、政審で政策研究会を開き、今回は「人手不足の現状と対応策」についてでした。
先ず一番に驚いたのは、ここに集まった道職員の多さでした。
予定では、総合政策部に経済部を加えた4〜5名の説明員と思っていましたが、30人ほどもの職員が集まってきていたことです。
人手不足についての説明をはじめると、総務部と環境生活部を除く全ての部からその現状が報告され、その深刻さ故に各部から来てもらっての説明と言うことが解りました。
今急に不足感が出ている建設業ばかりでなく、今では外国人研修生なしでは成り立たないと言われる水産加工や、農業。
介護や医療、観光・宿泊業、飲食業、運輸業、林業など、あらゆる所での人手不足です。
普通高校や大学を卒業する子供達は事務系を望み、地方ではその求人がないことでのミスマッチから、都会へ集中していく事にもなり、このことが地方での人口減少にもつながっています。
今回教育局は来ていませんでしたが、学校教育の中でのキャリア教育や、インターン実習などの重要性も感じました。
再び大雨災害
広島市での大雨による山津波災害は、約90人という死者行方不明者となっていてその悲惨さが毎日テレビで放送されていますが、今度は北海道南部と北部でも一晩に180ミリという豪雨が降り、礼文島では崖崩れにより家が一軒破壊されて、二人が亡くなるという事態になりました。
広島では危険が危惧されていた中で宅地開発が山裾にまで及び、予想外の激しい雨で沢地になっていたところが一気に崩れ落ちたもので、それも一ヶ所だけでなく、何ヶ所もに及んでいます。
礼文島では山が海岸まで迫っているところに、漁をするため家を建てて住んでいたもので、以前にも小規模な崖崩れや、雪崩があって砂防壁や雪崩防止柵があったものの、50年に一度という大雨のための災害でした。
振興局から礼文町には避難勧告を出してはという知らせがあったものの伝達が間に合わず災害が起きてしまったと言うことで、こうした場合の対処について確認が必要です。
いずれにせよ、災害に遭われた方に心からお悔やみを申し上げます。
北3条公園
札幌の北3条通り公園が完成してから1月がたち、今日は、「日本で最も美しい村北海道連合」加盟の町が物産販売店を出しています。
根室管内からは、標津町が出店しています。このほか、美瑛町や赤井川村、鶴居村、京極町、黒松内町がこの連合に登録されており、好天のもと地域の特産品販売に力をいれていました。
北方領土返還要求東北北海道国民大会
例年開かれている、北方領土返還要求東北北海道国民大会がひらかれました。
大会に先立って道庁北門から大通りまでの約一キロを「北方領土を返せー」などとシュプレヒコールをしながら街頭行進をしました。
道行く人の反応はいつも通りで、関心の低さを感じるものでした。
大会では、宣言や、決議を採択し、その後千島連盟青年部が宮城県での街頭キャラバンへの決意を述べて、盛大な拍手で送り出しましたが、大会そのものは、殆どが関係者の参加のみ、出席した来賓挨拶も政府関係は代読のみと、これで返還への国民大会と言えるのかと憤慨して帰りました。毎年同じ指摘をするのもおかしいのですが、年と共に返還への国民の機運が萎えていくようで、残念です。
キャバン隊の決意表明
大会長のいない大会
道内調査2日目
委員会道内調査2日目は、旭川を出発し、約2時間かけて幌加内町母子里地区で、この地区の活性化協議会の皆さんから、集落対策への取り組みについて伺いました。
かつて数件の酪農家が集まって法人としての経営を行っていましたが、飼料高騰などの中で経営困難となって営農中止して以来、今では人口がわずか・・人となりましたが、地域を何とか復活させたいと山菜を中心に採取販売するなどして生計を立てようとしています。
ここには、8月から2名の地域おこし協力隊の若い人も派遣され、これから様々な取り組みをしていくことになります。
その後、名寄市の天文台「きたすばる」に立ち寄り、下川町一の橋地区、バイオビレッジを視察しました。
ここは、森林林業活性化基金などを使って、地域資源である木質バイオ燃料で、地域の暖房や、椎茸栽培、薬草の育種などを行って、資源循環型低コスト化などを実現するモデルとなっています。
今後は下川町本町にも取り入れたい(既に学校への熱供給は行っている)と言うことで、再生エネルギー利用のフロントランナーとなる事を目指しています。
夜は上川北部9市町村の市町村長の皆さんと懇談し、人口減少が問題となる中での各自治体の取り組みについて学ぶ事が出来ました。今後の議会議論に大いに参考になる意見が多く、実りある研修でした。