人口減少問題の起こる原因の一つに、都市部、特に東京への一極集中が上げられます。
その要因は、
1,政府や、本社機能が集中している
2,仕事がある(人が沢山いれば様々な仕事が成り立つ)
3,収入が多い(東京の一人当たり所得約450万、北海道約260万)
4,若者を引きつける文化、娯楽が多い
5,もともと都会へのあこがれがある
6,大学など、教育機関が集中している(卒業後もそこに就職していく)
7,他人を気にしなくとも暮らせる
さて、他にも沢山あるでしょうが、これらを超える地方の魅力を出して人を、東京ブラックホールから引き戻せるでしょうか?
月: 2014年7月
一日政審で
一日政審の部屋で仕事をしました。
時々、次の一斉委員会にかける事項の報告や、質問の打合せなどに、担当課長などが訪れるだけで、静かな部屋です。次の第43回定例会の質問のストーリーや、移動政調会で出された意見などを整理していますが、さっぱりはかどりません。
事務処理能力のなさを感じます。
先の定例会は、人口減少問題を主要テーマにして、高橋知事の11年間の成果を問う流れにしましたが、今回はどの様な流れにするか、単に各課題を並べて訊くような質問にはしないつもりです。
明日もまた政審です。
移動政調会
十勝地区の移動政調会に参加しました。
この地区には、大谷政調会長や、喜多元議長がいるので、私が行くまでもないのですが、地元ばかりでは、と言うことで参加することになりました。
音更、士幌、上士幌、鹿追、新得と回りましたが、道路整備や維持管理の要望の他、交付税削減のことや、人口減少問題、への対応なども話題になりました。また、酪農の牛乳生産減少のことも出ました。
十勝は、畑作などに力があり、人口減少などは余り心配ないと思っていましたが、様々な理由で同様の不安を抱えていることが解りました。
鹿追町では、看護師不足と高校の維持の観点から、看護科を実現したいと力を入れていました。
余りにも残酷
長崎県の女子高校生が、友達を殺害するというショッキングな事件が発生しました。ただ殺しただけでなく、首を切断しようとしたり、あちこち切り刻んだりと、常識では考えられない行動を取っています。
家庭環境の影響ではと報じられていますが、それにしてもひどいことです。
学校では「命の大事さ」を教えているとしていますが、いかにむなしいかが現れているようです。言葉だけで、命の大事さを教えるよりも、例えばペットを飼っていて、それに死なれる悲しさを体験する様なことの方が、効果が高いのではと思います。
大人が古来からの宗教を無視するようになった事も、先祖からの命の繋がりや、人間として、してはいけないことなどが子供の時から教え込まれていないなども原因ではと強く思います。
安さの代償
中国産の加工食品が、また問題を露呈しました。
マクドナルドなどで使っている「チキンナゲット」に衛生管理上許されない、期限切れの肉を(一部は腐っているものも)混ぜたり、床に落ちたものをそのまま拾って入れたりというHACCPを取得した工場では考えられないことをしていることが、上海のテレビ局がスクープして明らかになったものです。
もともと中国製品には信頼性が低かったのですが、それでも消費者のより安いものをとの要求に応えるためと、利益優先の会社の方針で、中国産に頼っているものです。
消費者の皆さんは、店頭でのものの安さが、どういう経過で実現されているか、安全・安心と引き替えに値段が決められて居るかをもっと考えるべきではないかと思います。
人口減少問題
岩見沢市で、振興局主催の「人口減少問題フォーラム」があり、日本創成会議代表の増田氏の講演を聞きに行きました。
講演内容は、これまで報道されてきた、日本の人口減少の中で、地方は自然減と、社会減の双方から影響を受け、消滅が予想される地域が850ヶ所のにのぼると言うことの根拠を分かり易く解説したものでした。
ポイントは二つで、先ず人口減少の速度を落とすために、出生率を1.8まで回復させること。その為には今の20代後半の結婚割合を現在の40%から60%に引き上げる事が必要。更に、20代前半の結婚割合が8%から25%になれば、出生率2.1(人口維持できる水準)も可能と言うことです。
二つ目が、東京一極集中の原因を取り除くことが必要と言うことです。
いずれにしても一年でも早く取り組むことで、国も「国土デザイン2050」の中で、全国に地域の拠点を多く作り、そこを中心に地域を維持する方策を検討するとしていますので、地域としても将来構想と共に、今取り組めることをすぐやることが必要だと思います。
残念な結果
今日、初当選以来の同志である小畑道議が議員辞職をしました。
この様子が、新聞のみでなく、テレビの全国ニュースとして流されています。
ことの内容は、海外調査でヨーロッパに向かっていた機内で、リクライニングシートを倒したことで後方の乗客と口論になり、その乗客や、客室乗務員に暴言を吐いたというものです。
航空会社からは、機内で「法に触れうる行為」という注意文書が示され、これを認めた小畑議員が署名したことを持って、責任を取り辞職したものです。
東京都議会のセクハラヤジ以来、地方議員の資質に関する非難が続き、議員会筆頭副会長としても、議会そのものに迷惑をかけられないという想いからの辞任でした。
初当選以来、面倒見の良さと即断即決の行動力、それまでの長い議会経験に裏打ちされた政治判断の良さなど、まだまだ北海道のために働いて貰える人なだけに、今回の不祥事は残念でなりません。
紛争は防げないか?
ウクライナ上空でマレーシア機が撃墜され、乗客乗員全員が死亡するという痛ましい事件がありました。
このウクライナに限らず、イスラエルとパレスチナ紛争のガザ、シリア、イラクでの内戦。アフリカ各国での内戦など、限りない憎しみの渦の中に、先進国からの武器が投入され、一層悲惨な状態になって、難民が増え続けています。
日本政府が集団的自衛権の行使を可能にする憲法解釈の変更を急いだのも、こうした紛争の影響は、紛争国のみに止まらず、原油価格や為替、穀物、株などの価格にも影響し、世界経済を混乱に陥れる可能性も含んでいるからではないだろうか。
世界経済の中で生きている日本が、一国平和主義でいられるほど世界は寛容ではない。
平和のために、国連主導で平和維持軍が和平の維持に派遣されることがあっても、日本は今迄の憲法解釈の中では何も出来ない事になる。
戦闘のために自衛隊を派遣することは、新しい憲法解釈でも出来ないが、後方支援や、海上の機雷除去といった支援活動は国際協力の範囲で可能となる筈です。
勿論あらゆる外交努力を重ねて、紛争の防止や停止のためにその役割を果たすことは言うまでもないことであるが、そうした試みは、背景の経済的、軍事的力があってこそです。
経済格差が広がっている自由主義経済の進展の中では、こうした紛争は避けられなくなります。
国際的に認められているとはいえ、集団的自衛権を行使することがないように、外交努力を積みかさねるのも日本が世界から孤立しないための最も重要なことではないだろうか。
日本の立ち居ぶるまい
中標津神社の例大祭が開催され、本祭り・御輿渡御の前の神事から参加しましたが、神事に於ける神主の皆さんの立ち居振る舞いに、感動しました。
先ず礼儀、足の運び、そして何よりも、神の御前では立たずに、ひざすり(?)で移動をすることです。
神様の御前では、崇敬の念を形にした立ち居振る舞いをするという、日本の伝統の姿を目の当たりにすることが出来ました。
我々の社会でも、礼儀や、長幼の序など大切にしなければならないものがたくさんありますが、自由な社会を進めるほどに、大事なものを失い、経済的繁栄や、お金の多少のみが大事なものとなってしまったことに気付きたいものです
本当に良かった
岡山で行方不明になっていた少女が、無事発見されたとのニュースに、胸をなで下ろしたのは私だけではないでしょう。
理由は何であれ、この様な事件が解決できなければ、また更に第二、第三の悲劇が生まれることを心配しました。
きっと生きていると信じてはいましたが、時間が経つにつれて、不安が増していました。
この様な事件は過去から途絶えることなく発生していて、時として殺人事件となることがありますが、単純な動機で将来ある命を奪うことがいかに重大な罪かを考えると、その結果の責任を犯人の命で償うことが最も相応しいこと(つまり死刑)を徹底すべきだと思います。