台湾と、ウクライナで、国会や役所などの占拠が報道されています。
台湾は、中国本土との経済連携の進展に独立の危機感を持った若者の国会の占拠。
ウクライナでは、親ロシア派による東部州の政府機関や、警察署などへの襲撃と占拠で性格は違いますが、隣の大国を意識しながら自分たちの主張を通すための実力行使です。
違うところは、ウクライナでは武装した勢力による実力行使といった性格が強いことで、後ろにロシアの後押しが感じられることです。
ウクライナ政府もロシアのガス供給停止や、口実を与えてのロシア軍の介入を恐れて武力による排除が出来ない状態のようです。
ソ連崩壊後独立しながら、特に資源や工業を持たない農業国として、経済的に行き詰まり西側と、旧宗主国の狭間で揺れ続けている国の悲哀を感じます。
北方領土問題を抱える日本としても、他人事とは感じられません。
月: 2014年4月
昭和の日
今日は昭和の日。かつて昭和天皇の誕生日だった日が、みどりの日を経て昭和の日となったものです。
テレビでは、昭和の時代を懐かしんでいますが、この時代に育った私などは今の時代と比べて、日本の良い所を沢山残していたと思っています。
そして、それを壊してしまったのも、アメリカ流の自由奔放主義にあこがれた、私たち団塊世代の数の力だったと思っています。
私たちの一世代後の安倍総理が、「日本を取り戻す」と宣言して戦っているのは、そのことへの批判と反省から来て居るのではと思う昭和の日です。
またお詫びですか
IPS細胞でノーベル賞を得た、山中伸也教授が、14年前の論文で、画像と図が不自然であることを指摘され、共著者のノートがないことや、自分のノートに生データが記載されていなかった事について、謝罪の会見を開きました。
最近は、テレビで深々と頭を下げる映像が頻繁に見られますが、こうしたお詫びが一体何の役に立つのか解りません。
勿論不正や過失があれば謝罪するのは当然ですが、鬼の首でも取ったようにその場面に群がるマスコミは何を伝えようとしているのでしょうか?
これを見る私はもううんざりしていますが、これを見て溜飲を下げる視聴者が多いからなのでしょうか。
世の中がいかに閉塞状況にあるかを示しているのではと思うときがあります。
教育旅行
今日、別海町の会場で、根室管内教育旅行シンポジウムが開かれ、傍聴させていただきました。
一昨年から、根室管内1市4町の観光協会と全日空、道の根室振興局の三者で、根室管内に修学旅行を誘致しようと計画し、その準備をしてきました。
2年間道からの助成金を得ながら、旅行関係者や、府県の高校担当者などに根室管内の紹介や、修学旅行についての調査などを行ってきました。
今日は鹿児島県出水市で民宿をしながら体験旅行の学生などを受け入れている田中さんから、自分たちのやっていることや、出水市と隣町の熊本県水俣市が連携しての教育旅行の取り組みなどについて講演を聞いた後、管内で体験型の教育旅行を受け入れている標津町と羅臼町の方も参加してシンポジウムをしました。
管内には、大きな宿泊施設がないこともあって、分散して宿泊しながら、子供達にここでなければ出来ない体験を通じて地域や産業を知ってもらうことが出来るのではと言うことです。
田中さんの講演の中で、食事について、「地元で取れる食材で、普通の食事を出すことで良いのですよ。」というお話しが印象的でした。
反対だけで解決?
中標津で、中標津乳牛改良同志会の第42回BWショーが開かれました。
来賓には、あの一人会派の比例当選代議士も来場していました。
開会式での挨拶は、当然TPPの話となり、今回のオバマ大統領訪日での交渉にも及び、「新党大地ははじめからTPPには反対しており、今でも即刻脱退すべき」とのこと。
その後挨拶に立った私は、本当にやりにくい想いをしながらも、「今回オバマ大統領の訪日にもかかわらず、妥協せずに国会決議や自民党の公約を守ったことを評価して欲しい。」と言わざるを得ませんでした。
政権を失った経験が、政治の信頼を失ったことによるものと、自民党は身に染みて知って居り、以前のようにアメリカの圧力で簡単に押し切られることはないと示して見せたものと思います。
野党のように反対だけしていれば、解決できるものではないことを、出来るだけ多くの人達に理解してもらいたいものと思っています。
自動車の安全基準
オバマ大統領の来日に合わせて、厳しいTPPの交渉が続いています。
日本側の「聖域無き関税撤廃は行わない」という国会や自民党の決議を守る為、担当者は非常に厳しい交渉を続けているようです。
マスコミの情報は殆ど真実ではない、と政府筋からは言われていますが、自動車について、以前からではありますが、日本の制度、特に「軽自動車」と言う分類が特殊で、おかしいとか、安全基準が厳しすぎてそれが貿易障壁となっているとか、更に輸入目標台数を設定すべきだとか、この話が本当なら、およそ自由競争を旗印にするアメリカらしからぬ要求です。
関税撤廃とは次元の違う話を持ち出し、これとの交換条件で譲歩を迫るアメリカのやり方に負けないよう頑張って欲しいものです。
格差社会
オバマ大統領が来日しました。
これに合わせたわけではないでしょうが、NHKがアメリカの社会問題についての報道をしていました。
高所得の人達が「自分たちの税金を努力もしない貧乏人のために使うことは認められない」と、高所得者だけが集まる市を作ってしまい、そこに全米から続々と引っ越してきているというものです。
行政も民営化して徹底的にコスト削減をし、税金は極力少なくして、自分たちの優雅な生活を楽しむ、と言うものです。
一方そうした人達がいなくなった市では、税収が減り、住民への様々なサービスに支障が出てきていると言うことです。
たった1%の金持ちが残り99%の人と同等の資産を保有しているとも言われ、格差は拡大するばかりです。
今回大統領の訪日に合わせて協議されているTPP交渉も、こうした高所得層の支配する業界の強力な要求によるものとも言われています。
この様な格差を拡大する自由は、本当に社会の活性化を生むのでしょうか。
アメリカンドリームは既に過去のものとなり、一般庶民にはそれさえ手の届かないところに行ってしまったのではないでしょうか。
今後アメリカ社会が混乱することが心配です。
倫理の欠如
韓国での修学旅行生を乗せた船の海難事故は余りにも悲惨で、亡くなった生徒や未だ不明の子供の親の皆さんのことを考えると心が痛みます。
原因や、避難誘導のお粗末さなどについて様々な報道がなされていますが、何よりも船長をはじめとする乗組員が、乗客を置き去りにして、一般人と偽って逃げ出している事です。
あの国は、儒教の影響が強く残って、家族や同胞を何よりも大事にする国であったはずです。
それが、数年前に起こったイタリアでの事故と同様、船長がいち早く逃げ出すとは、と唖然としてしまいます。
事故の際の避難訓練をしていなかったとか、積み荷を安全基準の倍積んでいたとか全く倫理に欠ける状況は韓国で何かが変わってしまったとしか思えません。
犠牲になった方々に思いを致すと共に、我が国がこうならないためにどうすれば良いかについてしっかり考えなければならないと思います。
水素社会の到来は?
水素社会の到来(基礎編)の講演を聴講しました。
水素は、様々なものから作れることと、二酸化炭素削減の効果、貯蔵・運搬が出来る、エネルギーとして使うときの効率が良いなど、利点が多く、脱原発の後のエネルギー源として、多いに期待ができますが、これから20年くらいの間にコスト削減を達成できるかが、実用化の課題です。
北の空の守り
千歳の、陸上自衛隊第1高射特科団42周年記念行事に出席しました。
ご案内をいただきましたので、初めて、根室管外のこうした周年行事への出席となりました。
この団は、呼び方の通り航空機を打ち落とすのを任務としており、昔は高射砲のみでしたが、今ではミサイルと飛行物体の情報収集のための高性能レーダーを駆使する事を任務としています。ただ、他の自衛隊と同様、災害支援や、国際貢献活動も行っており国民にとって頼れる存在です。どの国も、主権と国土と国民という国の最も大事な部分には防衛権を持っており、永世中立国のスイスであっても、国民皆兵制度を持って自国を侵略から守る姿勢をはっきりさせています。
我が国も、他国への侵略はまったくその意志を持たないことは勿論ですが、自国を守ると言う決意だけははっきりさせなければならないと思います。