昨日開かれた、国家戦略特区諮問会議が開催され、区域指定の第1弾には、北海道は指定されませんでした。
途中情報通り、東京・神奈川・成田などと都市重点は変わらず、医療は関西圏、観光は沖縄、農業は新潟市と兵庫県養父市、雇用は福岡市など農業以外は、特区にしなくとも今でも充分その分野では活力のある地域で、特区にする意味が全く理解できません。
例えば、観光の沖縄県は、航空料金や燃料税、免税店の設置許可などで既に国内では特別の扱いを受けており、それも沖縄観光が盛んな理由の一つに挙げられるものです。
今回の選定結果を見ると、竹中氏の主張する新自由主義はいかに格差を拡大するかに重点が置かれていると穿った見方をせざるを得ません。
月: 2014年3月
何か変?
地下鉄の広告に、「レデイスクリニック、不妊治療専門」開院と言うのがありました。
確かに今、不妊で悩む夫婦が増えてその治療の為の医療が要望されていることは承知しています。
この原因は一つだけではないものの、大部分が晩婚化による卵子の老化にあると言われています。
女性の労働力への期待や、社会進出の増大。非正規雇用による所得減少、豊かさの中で一人でも生きていける状況が生まれた、など結婚が遅れる理由もまた多くなっているのは確かですし、結婚しても教育費がかかるからと言って子供を多く持たないようにもなっています。
ただ、人間も生き物の一種である以上これは滅びへの一里塚であります。
豊になった日本ですが、どこかで道を間違えてきたのではとと強く思います。、
特区
国は、更なる規制緩和をして、自由競争を強化した経済再生を図るとして、国家戦略特区に申請された計画についてに審査を行っています。
北海道も、食と観光と環境に関する3つの特区を提案していますが、何れも国の意向には沿わない内容のようです。
今後徐々に採択の範囲を広げると言うことで、その中にでもというのが北海道の姿勢です。
私はこの特区なるものには、大きな疑問と不信感を持って居ます。
北海道内には現在、「フードコンプレックス国際戦略特区」として指定されたものがありますが、そのことで何かが変わっては居ないというのが実感です。
単なるパフォーマンスに付き合う必要は無いのではないかというのが私の意見です。
むしろ、提案した内容を実現して、北海道の活性化を成し遂げようとするなら、こんな特区などに頼らずに自ら実行していけばよいのではないかと思います。
外相訪ロ中止へ?
昼のニュースで、岸田外務大臣の4月訪ロが中止される予定と報じられています。
今年秋のプーチン大統領の訪日前の両国の立場の違いや、考えの違いを調整しながら北方領土返還に向かって準備を整えようとしていた矢先の、ウクライナ状勢の変化で、主要7カ国の対ロ制裁方針が出た事に対応したもののようです。
本当は、こんな時だからこそ日本が動くべきだと思いますし、当初は多少その動きをしていましたが、残念ながらアメリカに追随することになったようです。
期待の膨らんだ北方領土返還は、また遠くに行ってしまうのでしょうか?
陽光降り注ぎ
定期的な暴風雪に悩まされていますが、.今日は気温も高く一日中春の日差しが降り注いで、道路の雪も、うずたかく積まれた除雪の山も、一気に解けています。
その代わり、行き場の無くなった融雪水があちこちに溜まり、今度はその水はけのための溝掘りでツルハシを振るうことになりました。
日頃のなまくらで、筋力が落ちていますが、嬉しい春の作業と言うことで、もう一踏ん張りです。
難産2頭
昨夜からお産が近いと思っていた牛が、今朝になっても生まれず、手を入れてみたところ、先に出るべき前足が胸のあたりで折り曲がっていて出られないことが解りました。
少々のことは私でも直せるのですが、どうも仔牛は死んでいると見えて直せず、急患で獣医師を呼びました。
初産だったことと、死産のため、獣医さんも少々手こずりましたが、ブロックの力を借りて何とかひきだしました。
雌の死産でした。
もう一頭予定日が来ているのに産まれない牛を見てもらったところ、今度は子宮捻転。
軽かったので、つり上げて反転させたり、牛の腹をあおったりで、何とか修復して、これも引き出して無事出産。
こちらは生きていましたが、雄でした。
朝飯前の重労働(獣医さんが)でした。
暴風雪警報
朝一番の飛行機に乗るため、天気情報を気にしながら千歳空港に向かいましたが、幸い「条件付(着陸できないときは引き返す)」で出発できました。
飛行中はずっと雲の中で、地上は勿論、空も全く見えない雲の中の飛行は初めてでしたが、無事着陸。
以降の千歳便・東京直行便は全て欠航となり、早起きの政で無事還ることができました。
今年の吹雪は中6日おきのローテーションできっちり到来していますが、昨年3月のものほどではなかったものの、
別海町では通行止めのゲートを設置していた作業員に、車が激突し大けがを負わせる事故もありました。
ホワイトアウト状態ではあったと思いますが、残念な事故です。
議会終了
1ヶ月にわたって開かれてきた道議会が終わりました。
今回は、予算議会だったことで、それに関連する様々な施策や、国の補正予算に対応した補正予算の冒頭先議や、今年度の収支見込みを修正して最終調整した補正予算(五定予算と言われています)などの他、HAC超過債務解消の為に最大1億円の債権放棄を行う案など、重要項目が多かったことが印象深い定例会でした。
議会が終わってすぐ、高橋知事以下幹部職員が終了の挨拶に訪れました。
その後、この春の人事異動の内示があり、それぞれ、転勤する職員や、退職する職員が挨拶に来てくれましたが、一年繰り上げて勧奨退職する職員も多く、課長級の人材が不足するのではと思ってしまうほどです。
北方領土交渉の行方
ロシアが、クリミヤを併合するようです。
EUや、アメリカは、形だけの制裁で、全く抑止力がありません。
日本も追随するようですが、これまたようやく良い雰囲気になって来た日ロ関係を崩さないように配慮しなければならず、苦しいところです。
ロシアの言う「クリミアはもともと固有の領土」と言うことは、北方領土で日本が言っていることと同じで、「北方領土は、第二次大戦の結果」というロシアの言い分と矛盾しています。
ロシアにとって軍事戦略上重要な地であることは確かですが、独りよがりの主張で他国の領土を切り取っていくことは、強いものが正義というかつての戦争に走った道そのままです。
知事総括
予算委員会で議論をした中で、更に知事に聞きたいとして保留している事項を質問するのが「知事総括」と言います。
ここでは部長答弁はなく、全て知事が答えます。
今日は、自民党からは、耐震改修への助成策、地域経済の好循環に繋げる為の推進方進について、HACのJALグループ復帰について、国家戦略特区についての4項目の質問でした。
HACについては、その経過や、債権放棄額の見込み、今後の取り組みや、離島空路の確保など、当初の目的が確約されるかなどについて大谷議員が質問しました。
未だに確定的なことが言えない状況ですが、JAL側の誠意を信じるしかないのが現状です。