検診の大切さ

 これまでずうっと書かないできましたが、もう良いかと思って自白?します。
 今年私は初めて入院をしました。5月末の人間ドックで、前立腺癌の疑いがあるので、精密検査を受けて下さいという知らせをもらいました。
 前立腺癌は遺伝性があり、昨年亡くなった父がそれだったことと、しばらく受診していなかったので、オプションを申し込んだものです。
 七月に2泊3日で生研を受けて14ヶ所からサンプルを取った中から1ヶ所がん細胞が見つかり、
○手術で取ってしまう。
○放射線治療をする。
○そのまま10年経過観察をして数値が上がったらそのとき処置する。
 の三択を提案されましたが、取ってしまうのが一番後腐れがないと言うことで、10月に入院、手術を受けました。
 ダ・ビンチというロボット支援による内視鏡手術で、出血は50CCほど、術後の痛みもないという最先端医療を受けることができました。
 この癌の診断には前立腺特有のPSAという血液検査の値があり、3.5〜4.0が標準値で、それを越えると癌の疑いがあると言うことで、私のは4.5とごく初期でした。
 抗がん剤の投与も必要なく今では全く普通に生活できています。
 この癌に限らず検診を受けることによって早期発見早期治療ができます。
 皆さんも是非心がけて下さい。
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パンフレットから

純粋培養

 安倍総理の最近の行動を見ると、純粋培養の弊害が出ているのではと思ってしまいます。
 一度挫折して二度目の総理大臣としての意気込みは解りますし、決められる政治を推進しようとする事も解りますが、自分の気持ちだけに固執して、廻りの事が目に入らなくなっているのではと思ってしまいます。
 どぶ板選挙をくぐっていない血筋の良さと取り巻きの悪さが、見るべき所を塞いでしまっているのではないかと危惧します。
 強引な秘密保護法の採決、隣国との関係を無視した靖国神社参拝など、だだっ子が自分の意志を通すのと似た行為は、国を危うくさえしてしまうと危惧します。

靖国神社と戦没者御苑

 安倍総理が、自民党総裁として靖国神社に参拝しました。
 どんな肩書きであろうと一国の総理が参拝したことに違いはないことで、早速、韓国・中国からの反発が出ています。
 更に米国まで、「日本の指導者が、近隣諸国との緊張関係を悪化させる行動を取ったことに失望する」といういつもにないきつい声明を出しました。
 国を守るために命を捧げた英霊を祀った神社に参拝する事が悪いことで無いのは当たり前です。
 しかし、侵略されたとしている両国が反発するのもまた当然とも言えます。
 その一番の原因は、日本は自国だけでも310万人、となりの中国などを含めると1500万とも言われる犠牲者を生んだ戦争の責任追及をしなかったことによると思っています。
 戦勝国が行った極東裁判で戦犯とされて死刑になった軍人も神として祀られていること、この神社が、戦争で戦うための精神的支柱ともなっていたことを考えると、私は残念ながら両国の反発を当然と受け止めざるを得ないと思っています。
 二度とあのような戦争をしないという誓いをするのであれば、千鳥ヶ淵の「戦没者御苑」では何故駄目なのでしょうか。
 外地へ行って命がけで戦った先人も、外地・国内を問わずあの戦争で犠牲になった人も戦争の結果人生の前途を途中で終わらせざるを得なかったのは同じであれば、当然二度とあの過ちを犯さないと誓う場は、戦没者の慰霊施設だと思うのです。

盆と正月が一緒

 地元で、年末の挨拶回りをしています。
 建設業者に今年の様子をうかがうと、お陰様で、と言う言葉が多く返ってきます。
 ただ、技術者が足りないことと、設計価格が低くてもうけにはならないとの言葉が多いのも今年の特徴です。
 昨年までのようにもっと仕事が欲しいと言うことはないのですが、盆と正月が一緒に来たように増えても、こなしきれないという事です。
 仕事がどんどん減った時に人員整理をして企業の維持をせざるを得なかったのですから、こうした事態になってしまったのです。
 27年度以降長期整備計画を立てて、一定の社会資本整備をしていくよう国や道に働きかけていかなければならないと思います。

お・も・ち・つ・き

 毎年天皇誕生日の今日、私の菩提寺ではお年寄りや、子供達が集まって、お寺のお供えなどを作るための餅つきがあります。
 今から20年ほど前、新しい住職が着任してから、お寺に青年部を作り子供達がお寺に来るきっかけを作るために餅つきをしようと言うことで始まったものです。
 今年はいつもより多くの子供達が、親や祖父母達と共に集まり、賑やかに行いました。
 道徳教育の復活が言われていますが、私達が宗教を遠ざけたことにもそのことを必要とするようになった原因の一つがあります。
 悪いことや、人殺しをせよという教えは、どの宗教にもなく「誰が見ていなくても神様や仏様は見ている」と言った最低限守るべき規範を昔の人は持っていました。
 それを無くしたことから子供達の善悪の規範が乱れてきたのではと思うからこそ、こうした試みをしています。
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熾烈な争い

 ソチオリンピックに向けた、フィギュアスケートの予選ともなる全日本フィギュアが開かれており、夜のテレビに釘付けとなっています。
 かつてメダルを期待される選手は五年に一人くらいしか出なかった頃に比べると、上位5人の中誰を出しても上位争いに食い込める人材が抱負で、熾烈な争いとなっています。
 全国のジュニアの中から有望な選手を選んで英才教育をした結果だと言うことです。
 スポーツではこうした競争が激しく行われ、その中からみんながあこがれる選手が出、次の世代の子供達を引き上げていくのに、何故教育にこうした競争を持ち込むことが格差や弊害ばかりのように言われて忌避されるのか?
 成熟した安定社会ではもう成長は必要ないと思うのなら別ですが、世界は常にこうした激しい競争の中にあるという現実に思いを致すべきです。

師走の景気は?

 中標津でも、バイパスや街中を走る車は師走の人出を反映してか、信号のない脇道からなかなか出られないほど混み合ってきました。
 盆と正月が一緒に来たような建設業の仕事量や、消費税前の駆け込み需要の大きい建築業・自動車販売など、年末に向けて追い込みに入っている業界の動きもありますが、いつも通りお正月が迎えられるという高揚感もありそうです。
 夜の町は決して賑やかではないのですが、今夜は特別のようです。
 このまま良い年越しができると良いですね。そして、来年も・・・・。

民意はどこに?

特定秘密保護法についての世論調査と、それを決めた安倍政権の支持率が、マスコミで公表されている。
 特定秘密保護法が、総じて反対が多く、内閣支持率も50%を切った。
 内閣支持率は、強行採決による強引な決定に対する批判と言っても良いと思うが、秘密保護法は、マスコミが毎日のようにキャンペーンを張った結果ではないかと思う。
 あれだけ毎日悪法だとの報道を見れば、読者は洗脳されてしまうだろうと思う。
 今では、民意を言いながら、世論はマスコミに操作されているのではないかとさえ思ってしまう。
 記事を書く記者が、または報道する新聞社の姿勢が、民意を作っているとすれば、幅広く公平な目で見る姿勢も問われるのではないかといつも思う。

酪農畜産対策決定

 来年度予算に先立って、その中での酪農畜産対策が決定した。
 加工原料乳補給金は、昨年比25銭引き上げの12.80円/Kgとなり、これに昨年のように安定供給特別対策0.20円/Kgと、チーズ向け助成金を合わせると実質単価13.25円/Kgとなりました。
 近年の、購入資料費高止まりを反映したもので、取り敢えず来年はこれでやっていけるようになったと思います。
 これに関連対策が、ヘルパー要因育成費分として4億円加算されて、ヘルパー確保にエーリック事業の代わりの力強い支援が出来たと思います。
 この他、25年度補正予算でも様々な資料自給率向上などの対策が盛り込まれており、これらを活用して、より強い酪農・畜産を育てていかなければならないと思います。

結構乗ってる

 明日の、酪農畜産価格等決定と、道議会・北海道代議士会・北海道の三者が一堂に会しての来年度予算に向けた懇談会のために、久しぶりに中標津空港から直行便で東京に向かいました。
 年度末と言うこともあるのか、結構乗っていました。そういえば、東京便の搭乗率は、混んでいると思っていた千歳便よりも高く65%を超えていたと聞きました。
 欲張って2便にしても搭乗率が低く採算が合わないのでは仕方がありませんが、こうして搭乗率を確保しているとまた次のチャンスもあろうかと思います。