国家戦略特区

 予算特別委員会の、総合政策部所管分野で、「国家戦略特区について」と、「交通ネットワークについて」の質問をしました。国家戦略特区は国の経済復興戦略の中で、各地域の規制改革をして、経済の再活性化を図ろうというものです。
 北海道からの提案は、
 「JYAPANフードピア」構想 
 「世界に開かれた観光王国・北海道」戦略特区 
 「エネルギー基盤創成」戦略特区
 の3本柱からなっています。
 ただ、フードピア構想は、これまでの食産業クラスター推進にあたって、フード特区などで規制緩和を要望していた範囲に止まり、観光王国・北海道の特区提案も、北海道ならではの規制緩和提案と言うには物足りないもので、この提案を全国で規制緩和したら、もっと全国的に観光は活性化するのではと思われる内容です。
 エネルギー基盤創成は、資源や条件は豊富に有るものの、総括原価方式という、高コスト分をそのまま収支が釣り合う価格で買い取られなければ成り立たないものです。
 戦略としてもっと成熟したものにするには、これからももっと議論を積みかさねなければならないと思いました。

標津あきあじ祭り

 標津町恒例の、あきあじ祭りが開かれ、好天に恵まれたこともあって、一万人を超える人達が集まり、いくら丼の無料提供には、1時間も前から200人以上の人々が並ぶ盛況でした。
 今日獲れたあきあじの即売も、1500匹を超える数を用意したものの、わずか1時間ほどで売り切れ、冷蔵庫から追加し、それでも足りなくて、遠くへの発送は住所を書いて貰って、月曜日に漁協から責任を持って送るということにしたそうです。
 今年の漁は、はじめはそこそこ良かったようですが、その後あまり良くなく、最近獲れなくなっている平年並みになっているとのことで、今後の回復が待たれるところです。

質疑から

 今日は休み明けと言うことで、午後から4名の質疑がありました。
 トップバッターは我が会派のエース「石塚道議」北東アジアターミナル構想について、温暖化の影響で北極海航路が開ける可能性を踏まえて、ヨーロッパとアジアの結節点としての北海道の存在と中継拠点(ターミナルとしての)可能性について質問。
 次の民主党議員は、学力調査結果について「点数と順位だけを争わせるようなことは、本来の教育とはかけ離れている」との論点で、順位を上げようとする教育委員会のあり方を批判。
 大学受験が、試験の点数でなく入れるのなら良いのですが、そこで負けるのが問題なのですが。
 次の自民党佐藤議員は、とど対策や、新幹線開通後の終点からの交通網を、今からしっかり準備して観光振興や、新幹線効果の最大化に備えるべきと質問。
 最後の民主党議員は、TPPについて反対の立場から交渉の経過や、秘密主義を批判した上で、反対討論のようにこれまで、不安感を煽った懸念事項をとくとくと述べて、知事の思いを聞きました。
 彼我がの姿勢の違いが浮き出た本会議でした。

まちなか賑わい

 中標津町商工会の市街地活性化のイベント「まちなか賑わい秋の陣」が今年も開かれました。
 大型店が郊外に次々と出店してから、人通りがすっかり少なくなった市街地を年に一度でも賑わいを取り戻そうとの企画です。
 個人商店街は数軒のブティックと(レストラン?)飲食店が並ぶ町並みにかわっています。
 今日は商店街でスタンプラリーも行われて、通りを人々が歩いているのを見ながら、日曜日くらいこのような人通りが有ればいいのにと思いました。
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美唄市の高橋市長、柿木道議も来てくれました。

ああJR北海道

 またJR北海道で脱線事故。
一体どこまでこの状況が続くのか?
こんな新聞の見出しのようなことを書くのは不本意ですが、それ程JR北海道はひどい状況にあります。
この場を抜け出せるのはJR自身しかないと思うので、出るだけの膿を出す必要はあると思います。
行き過ぎた合理化のせいか、それとも国鉄時代の独占企業体質が残っているせいかと思うとき、北電や、北海道庁に思いを至らせるとふと不安がよぎってきます。
大企業が社員の隅々にまで企業理念を行き渡らせて、一つの目的に向かうことが出来なければ企業業績ははかばかしくなくなると言われている事を、しっかりと忘れないようにしなければならないと思います。

今日の質問から「クール北海道」

 自問党会派の吉川議員が、「クールHOKKIDO」についての質問をしました。
 涼しい北海道かと思ったら、そうではなくて北海道の持つコンテンツ、つまり、文化面で日本や世界に評価されているものを積極的に紹介し、売り出していくことと言うことです。
 一番代表的な例は「初音ミク」であり、アイヌ文化であると言えます。
 そうした文化を前面に出し、北海道を売り込む手段として使いませんかという質問でした。
 歴史の浅い北海道ですが、新しいものを生み出す力もまたあります。
 こうした事にも注目していくのはやはり若い議員だなと思いました。

昆虫食

 今日の一般質問で、民主党の松山道議が、「新たな産業振興について」と題しての質問の中で、昆虫食というユニークな問題を取り上げ議場の関心を引きました。
 殆どの議員の反応は、「気持ち悪い」でしたが、本人はいたって真面目で、昆虫などの栄養的特徴や、環境に負荷をかけずに養殖できること、どこででも取り入れることが出来る事など説明しながらの質問でした。
 今年5月FAOが提案してニュースで流れたのを見たことがありますが、世界で20億人もが昆虫を食べる習慣があるとのことで、日本でもイナゴや、蜂の子などを食べてきた歴史があります。
 食糧難にあえぐアフリカなどでは栄養摂取の救世主、日本やアメリカのような飽食国では機能性を持ったダイエット食ともなり得るとも言えます。
 新たな産業として、昆虫の養殖業が注目されることもあるのではと思いました。

休会日は

 昨日で代表質問が終わり、明日からの一般質問(各議員が、各々の課題を知事に聞く)に向けての議案調査のため休会日となっています。全ての議案について、会派の中の中心として担当している政策審議会は休む暇無く調査や意見交換などをやっています。
 明日はその一番手で、政審委員長代理を務めている松浦道議が質問をする予定になっており、その中でHACの問題も取り上げることにしており、午後2時から自民党道連に設置された「地方空港・HAC対策調査会」の会合も開き、これまでの経過や、基本的な考え方などの道側の説明と論議を行いました。
 今後様々難しい問題を抱えている道政ですが、一つ一つ議会と道で情報共有や議論をしながら道民の意見や自民党本部も加えて解決して行くことにしています。
DSC06009.JPG←政審の部屋の風景です

代表質問が終わりました。

 質問構成中にいろいろあり(国家戦略特区申請、HAC問題、東京オリンピック開催決定)1日繰り延べとなった代表質問が終わりました。
 いずれもマスコミが先行して報じ、その後追いとなるというみっともない結果となりました。(国家戦略特区は今回削除)
 情報収集能力を更に磨かなければならないと思っているところです。
 今回の質問の重点は、知事の3期目最後の政策予算となる来年度予算に向けての重点施策についてと、北海道経済の活性化に繋がる、ものづくり産業・食産業や、観光振興などについて質問を繰り広げました。
 HACについてのみ注目が集まりましたが、東南アジアとの直行便誘致や、被害の拡大しているアザラシやオットセイ対策などについて、前進した答弁を得られました。
 明後日からは各自が暖めている質問を本会議でぶつける一般質問が始まります。

自衛隊と敬老会

 今日の行事予定は全て午前11時から。
 陸上自衛隊標津分屯地の56周年記念行事に出席しましたが、開始30分ぐらい前に雨が降り出し、「これは?」と思いきや、全ての屋外行事が終わる11時45分まで、見事に持ちこたえて無事終了。
 この分屯地は、三〇二沿岸監視隊とも言い、昭和32年東西冷戦の深刻化と、ロシア沿岸警備隊による漁船拿捕事件が頻発する中、この北方領土隣接地である標津町と、羅臼町に沿岸監視目的で自衛隊が配備されたものです。
 この分屯地でも、町の行事に幹部・隊員揃って参加協力し、常に住民と共にあるという自衛隊のあり方を実践しています。

 そのほかの行事は、今日が敬老の日であることから全て「敬老会」。
 自衛隊行事終了後でしたので、参加できたのは出身地「武佐地区」の敬老会だけでした。
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