29日・30日と、政策審議会1期生の提案で、北海道ヴァンフロマージュの視察をしてきました。
「ヴァン」とはワインのことで、ブドウ栽培や、ワイン醸造所(ワイナリー)を訪ね、食事はそのワインとチーズ(何れも地元産にこだわって)を入れたものにしての旅でした。
1番感じたのは、十勝ワインや、富良野ワインのような行政が早くに道を開いたブドウ栽培とワイン醸造の芽が、2000年代に入ってから育ってきて、新しくワインづくりを手がける農場が増えてきていることと、優れた醸造技術を持って、上質のワインを作っていると言うことです。
6次産業化と言いますが、そんなことを声高に言うもっと前から若い人が条件の悪い土地でワインブドウ作りに挑戦し、ワインづくりにも取り組んでいることです。
認可を取るのが難しい醸造免許を取り、殆ど補助事業を当てにせずに事業を行っている姿に、感動さえしました。
こうしたブドウ畑や、美味しいワインは、今後北海道観光の目玉ともなってくるのではないかと思えます。
月: 2013年8月
局地的豪雨
朝3時頃、雷の音で目を覚ますと、外は激しい雨が降っていました。
そのうち、その雨音が一段と強くなって、多分雹が降ったのではと思います。
今年は、北海道内でも各地でこうした局地的豪雨や、大雨が多発していて気候変動を実感させられます。
降雹や、大雨での局地的な農作物被害も報告されていますが、昨年までのような広範囲なものではないことから、対策本部を立ち上げるほどではありませんが、農作物共催などの状況を見ながら、支援策を検討しなければならないと考えています。
そろそろ秋風が吹き、天候も北海道らしい爽やかなものとなってくれればと願うばかりです。
続・重点ヒアリング
午前中は、道警本部と教育庁、建設部からのヒアリングです。
道警からは冒頭で、相次ぐ警察官の不祥事についての陳謝がありましたが、犯罪防止対策などの説明をする前のこうした仲間内の犯罪についての陳謝は、シャレになりません。
再発防止策をとっては居ながら、続発すると言うことは、その対策が行き届いていないか、規律を重んじる余り職員のストレスが溜まっているかなのではと思えてきます。
犯罪そのものは減ってきており、検挙率も向上していますし、交通死亡事故も今のところ昨年比で16人減と、頑張りの成果が出てきています。
教育庁からは今年度の全国学力調査の結果が報告され、全国との比較では以前として順位は低いものの、差が縮まっていることが解り少しずつ成果が現れていることを評価しなければならないと思います。
いじめ防止条例について、その素案の原案となるものも検討しましたが、まだまだ多くの人達からの意見を求めて行かなければならないとの現状報告となりました。
重点ヒアリング
次の第3回定例会に向けて、各部から重点施策を聞く「重点ヒア」を開きました。
今日は午前10時から、食クラスター活動についてと、政策評価制度についての勉強会をして、午後から各部の重点施策の聞き取りとなりました。
「食クラスター」については、北海道全体としてまとまった動きと言うには、曖昧模糊としているようで、このことについては、代表質問で整理しなければならないと思います。
午後からは保健福祉、経済、農政、総合政策、総務、水産林務、環境生活の各部から重点課題と、条例改正、補正予算などについて聞き取りをしました。
特に、経済部について今の好調なアジアからの観光客を更に増やす事や、それに伴った物産の輸出拡大について質問が多く出ました。
天候不順
お盆が過ぎ、8月の下旬となり、いつもの年だとそろそろ秋晴れの天気が時々やってくる時期ですが、今年は全くそのようにはなっていません。
道東は、毎日霧がかかり、しとしとと霧雨の降る日が、今月に入って数日以外はず〜〜と続いて居ます。
この天候は、かつては5月から6月にかけてが定番でしたが、今の時期になってと言うのは異常としか言えません。
今のところ作柄に影響はない見込みですが、既に2番牧草は下の方が真っ黒に群れているようで、これから始まる収穫後のサイレージの出来が気になります。
乳牛チャンピオンを目指して
根室管内ホルスタイン共進会が開かれ、管内各農協の予選を勝ち抜いてきた乳牛が一堂に集まり、今年のチャンピオンを競いました。
「酪農は土作り・草づくり・牛づくり」と私達の大先輩で、北海道酪農の父と言われる宇都宮仙太郎氏が言ったとおり、どんな時代になってもその基本は全く変わっていません。
今回のような共進会へ進出してくるような牛を育てるまでには、長い努力の積み重ねがあります。
更にこの牛たちから牛乳を搾って、売って初めてお金になるのが酪農です。
簡単に高いの安いの、国際競争だのと言っては欲しくないものです。
この真剣な顔を見てやって下さい
バイオと乳牛の糞尿
午後から「バイオシンポジウム」があり、聴講させていただきました。
今回の内容は、家畜糞尿の利活用の中、発酵済みの「消化液」が土壌に与える効果についてが主となっていました。
参加者中から、「このシンポジウムは家畜糞尿を活用したエネルギー生産の話題ではなかったのか」との質問がありましたが、私もそのような気がしました。
再生可能エネルギーのうち、比較的安定して発電できると期待されている「バイオガス発電」がいかに難しいかを、言わず語らずの中で示しているように思いました。
確かに発酵させたものは、有機質肥料ともなりますし、臭いも減少させることが出来るので、良いのですが、ガスを発生させ、そのガスを燃やして糞尿の温度を上げて発酵を促進するにしては、費用がかかりすぎます。
もっともっと研究の余地がありそうです。
消防団
平成25年度の中標津消防団総合訓練が第2分団(武佐地区)で行われました。
一年に一度の総合訓練を3分団持ち回りで、それぞれのテーマを設けて行っています。
今回は、山火事が発生して延焼中という設定で、川から小型ポンプで水を汲み上げ、ポンプ車で中継して放水をしました。
川から汲み上げる際、砂を吸い込んで、ポンプに詰まってしまうなどのトラブルが発生したりすることがあり、そうした経験とその防止策などの対処が、こうした訓練で取得出来る事になります。
大丈夫かJR北海道
列車故障(火災?)が続いて居るJRが、また脱線事故を起こし、復旧の目処が立っていないとのこと。
お盆の帰省客に大きな影響が出ています。
今回の事故は、降り続く大雨の影響で、線路の路盤が崩壊していたことと、倒れてきていた木に乗り上げての事故で、JR貨物の列車ではありましたが、列車運行は当分できないことになります。
まさに泣き面に蜂状態です。国鉄から分割民営化に進む中で、大幅な人員削減のため、退職不補充によって、今中核をなす年代の技術者が足りないと言うこともあるようで、一人JRのみのこととは思えません。
盂蘭盆に想う
今日は盂蘭盆会の日で、各お寺では信者が集まって法要を行いました。
私達は普段余り宗教を意識せずに過ごしています。
仏教などは、特定の集団以外は、人が亡くなった時、お葬式をする団体くらいにしか思っていないのが現実でしょう。そもそも仏教は何から発したかを考えると、生とは何か、死とは何か、何故生きるのかなど根本的な人生の悩みからその答えを見つけようともがいた結果生まれたものではないでしょうか。
だからこそ訳の分からないようにしか聞こえないお経は、その殆どが亡くなった人ではなく、生きている人への教えとなっています。
例えば、般若心経は自然の中での人の存在を、修証義では人の有り様を教えています。
今そのことを語られる機会は少ないと思いますが、もう少し子供の頃からそうしたものに触れる機会が多くなれば、いじめや自殺は少なくなるのではと思います。