今日夕方の、北電社長の記者会見の中で、再生可能エネルギーの受入と送電の安定化を図る目的で、南早来地域に6万キロワットの蓄電装置を設置することを明らかにしました。
再生可能エネルギーは、その発電コストは高いものの、クリーンさと廃棄物の出ない(取り敢えずは)事で、原発を無くしていく切り札とも言われています。
然し、風力や太陽光など、自然を利用する発電は、不安定で送電する側としては当てにしにくい「悪い電気」とされています。
そのことを解消できるのは電気を蓄える蓄電装置ですが、非常に大きな投資が必要です。
今買い入れ制限をしている太陽光や風力発電をもっと買い入れるためにこの投資をする決断をしたとのことです。
北本連携30万キロの増設と共に、今後の推移を注目したいものです。
月: 2013年7月
情報
事務所にいても、道政に関する情報が次々ともたらされます。
TPPに関する政府側代表団の記者会見の様子、知事のこのことに関するコメント、水資源条例に関わる追加指定、道立病院経営に関すること、道南地域へのドクターヘリ導入、交付税配分決定など、様々な事がファックスで入ってきます。
政審委員長として承知をしておかなければならない情報は、全て掌握しておかなければ、道政推進にあたっての判断が出来ない為です。
政策審議委員会とはそういうところです。
責任感が増してきます。
中標津の小麦。雨続きで穂発芽を心配したが、まだ茎が青かった。真ん中がゆめちから、端がきたほなみ
多様な農業
TPP交渉参加で、農業からの反発が強まっています。
ただ、最低限の関税を守っても、海外から様々な産品の輸入圧力が強まってくるのはこれまでと何ら変わらないことと思います。
どういう事態になろうと、自国民の食糧生産は守ると言う至極当然の決意と社会常識が無ければ、この国の食糧は危ういことになります。
こうした社会常識(理解?)は、戦火に明け暮れたヨーロッパでは当たり前のこととされていますが、戦後の食糧難の時代から急速に経済成長してきた日本では、そのことが忘れ去られて居り、その方がTPPよりもっと心配です。
日本は全国全ての農地をフル活用しても、人々の必要なカロリーの三分の二程度しか確保出来ないのが現実です。
規模拡大よりも、この農地を多様な形態の農業で維持することが日本の安全保障に重要だと思っています。
羅臼昆布
今日は羅臼後援会のパークゴルフ大会でした。
朝は霧雨模様の空でしたが、大会開始の8時半頃には、曇りながら暑くもなく寒くもなくの絶好の天気となり、集まった50人の方々と共に楽しくプレーし、大会を終えることが出来ました。
私のスコアは聞かないで下さい。トップとは50点以上の差だったとだけ申しておきます。
終了後、昆布番屋で昆布漁をしている親類のところへ立ち寄り、干場に広げてあった昆布を乾燥機に取り込む手伝いを少しだけ手伝いました。
今年は水温が低かったことで、昆布の育ちが悪いと言うことです。
更に、品質管理が厳しくなり、一度乾燥したものを伸ばすために夜露に当てるのですが、雨に当たると”だし”の出が悪くなると言うことで、最近の不順な天気に悩まされているようです。
これ程の手間と技術を駆使しても最近はだしの出に対する注文が厳しくなって大変だそうです。
天下の羅臼昆布も不漁と、価格低下にあえいでいます。
防災マスタ−講習会
北海道が進めている防災体制整備の一環として、各地域で主として防災意識の高揚や、避難訓練を通して住民の生命を守る為に地域で中心的な存在となる「防災マスター」養成講習会を開きました。
主催は「地方議連と道東防衛議連」でしたが、幅広く参加を募って、消防団の他、町議会議員や民間からも含めて34人の方が集まりました。
講習は午前10時から午後4時30分までぎっしりの日程で、北海道の大震災についてや、気象災害、地震・津波などへの対応について学んだ後、午後からは図上で、町内会地図を使って、住民がどの様な経路で避難所へ行くかをマークする訓練をしました。
実際町内会でこれをするときは、図上で設定した経路を実際歩いて確かめて、また見直すなどの作業が必要と言うことです。
また、障害のある方や、高齢者、子供など弱者をどう支援して避難させるかについても、町内会毎の掌握と訓練が必要のようです。
備えあれば憂いなしです。
インドネシア交流促進会議
昨日、TPP集会の後、私が主催した『北海道・インドネシア交流促進会議』を開きました。
インドネシアと北海道を結ぶ直行便を招聘し相互の観光を主体とした交流を促進しようという目的のものです。
その為、千歳空港ビルの社長や、JTB北海道、インドネシア運輸省航空局顧問を務めている方、インドネシア留学生会会長や顧問のインドネシアの方、そして北海道の関係部から担当各課長などで開きました。
何故私がインドネシアかという疑問があるかと思いますが、故板谷道議の主催していた『赤れんがセミナー』での、伊佐田氏の講演から続いて居たインドネシアとの交流促進を、板谷氏亡き後思いを引き継いだと言えば解るでしょうか。
インドネシアはとても親日的と聞いていますし、人口は日本の倍の2億5千万人。
これから労働人口が伸び続けて経済成長の期待も高いこと、北海道に関心を持っている人も多いなど、交流を促進していく条件が整っているのではないかと思っています。
TPP反対集会
農業団体などが主催する「TPP交渉参加に抗議しTPPから北海道を守り抜く総決起大会」が開かれました。
小雨の降る中島公園に全道から約7000人が集まっての大会でした。
私達道議会議員は、申し訳ないことでしたが、来賓でテントの中での参加でした。
壇上に上がった国会議員の各党代表からの激励の言葉に、一抹のむなしさを感じながら聞いていました。
反対することは簡単ですが、それは政治的なパフォーマンスとしか聞こえてこないからです。
それは私達にも言えることです。
今の段階では、何も正確な情報もなく、今後どうなるかという点では集まった農家の人達同様不安感を持っています。
然し、政治の立場にあるものとしては、本当に強い、自立した農業、ひいては食糧生産を守る為には、日本国内の農業をどういう風にしていくか、その為にどの様な農政を具体的にしていくかをもっと真剣に論じるべきではないかと思うのです。
一部の関税を守ったとして、その代償として求められるものや、仮にそれが受け入れられなくて脱退したときにどの様な不利益を被るのか、そうした総合的な判断と施策を伴わなくては国政は担えないことは、民主党政権が如実に示したと思っています。
パフォーマンスでは政治は出来ないのです。
当然では?
参議院選で大きく後退して、存亡の危機と言われる民主党が、また迷走しています。
選挙前の鳩山元総理の発言と、選挙中の東京選挙区での公認一本化で無所属出馬した前議員を菅元総理が支援したため、一議席も確保出来なかった事が、党内で除名議論となっているものです。
多分このままだと民主党は更に割れてしまうのではないかと思います。
決めるまでは様々議論しても、決まったら一本化して戦う自民党との大きな違いです。
党として、大人になれない姿が見えます。
特に総理大臣まで務めた二人がこれ程馬鹿だとは誰もが認めるところでしょう。
こんな二人が、政権交代で日本の総理大臣を務め、その結果大きな混乱と日本の地位低下を招いた責任は、こんな人を党首に掲げた政党に多数を与えた選挙民と、そのきっかけを作った旧自民党にあったと言えます。
菅さんは除名されて当然、鳩山さんは元総理などと名乗って欲しくないものです。
予想通り
参議院選挙の開票速報が続いて居ます。
予想通り自民・公明の70議席越え、過半数回復となりました。
安倍政権の経済政策が評価された事と、三年半の民主党政権が引き起こした政治不信による低投票率によるものと思います。
この結果を受けて、今後地方が望んだ経済活性化をどの様に実現していくか、それが選挙戦以上に重要なことです。
様々な提案をしていくよう準備していこうと思っています。
支持していただいた皆さんに感謝し、一層の責任感の下で今後の活動に当たって行きます。
お祭り
爽やかな晴天の下、中標津神社の夏祭り御輿渡御が行われました。
私達は、裃を着け、御輿の先導役を務めましたが、絶好の天気と土曜日が重なってか、沿道にはこれまでにない多くの町民が集まって、賑やかな行列を楽しんでいました。
本御輿の他、子供御輿が三基、そのほか、町内会の山車が4町内会と、行列の参加者も多く集まりました。
子供御輿の担ぎ手など、100着用意した法被が足りなくなるほどで、嬉しい悲鳴を上げていました。
最近は各地のイベントに多くの人達が集まって共に楽しむ傾向が強くなっていますが、こうした雰囲気が町の活性化に繋がってくれればと願っています。