今日の新聞は、一面トップで大きく「領土交渉を再開」と書かれています。
これまで首脳会談(実際は、立ち話程度が多かった)の度に裏切られたとの感を持っていた北方領土返還への期待でしたが、今回は解決に向けて一歩前進したとの期待充分です。
これからは、二人の強力な政権トップが決断しやすい環境作りと、国内世論形成が重要で、私達の役割も大きくなってきたと感じています。
今後一層若い世代への働きかけを強めて、北海道から世論の形成を広げていこうと思います。
月: 2013年4月
何故報道?
先日の国会議員団の参拝に続いて、昨日稲田行革大臣が靖国神社に参拝したとある新聞の2面に書かれています。
中国や韓国は、侵略の先頭に立った軍人を祀ってある神社に閣僚が参拝することを、過去の歴史を正当化しようとする行為として常に非難しています。
国のために戦って散った英霊に、この国の今を担っている閣僚が参拝し、過去の歴史の間違いを繰り返さないことを誓ったとしても、この参拝という行為だけで他国から非難されてしまうのです。
戦犯とされた、戦争の責任者が合祀されているとしてもこの国の新聞もいちいち報道するのは、行きすぎではと思うのです。
強風
今年は、週末毎に荒れ模様となるサイクルになっているようで、今日も朝から強風が吹き荒れ、山から雪が飛んできます。
もう4月も終わろうとしているのに気温も低く、連休なのに行楽に行こうとも思えません。
4月が寒い年は、8月が暑く豊作になる傾向と言うことを期待して耐えていこうか。
地道な努力
今年の乳牛共進会シーズンの幕開けとなる、中標津乳牛改良同志会の「第51回ブラック&ホワイトショー」が開かれました。
かつては、乳牛改良の情報源は、こうしたショーでのそれぞれの乳牛の比較や、種牛の情報交換でしたので、もっともっと出場頭数が多かったものです。
今では乳牛改良情報は、後代検定などの統計的な分析によってもたらされ、それがより的確な情報源となるため、敢えて手間のかかるショーに出品する人が少なくなっています。
こうした中でも、意欲のある若い人達が、改良同志会を継続し、それぞれ手塩にかけた乳牛を持ち寄って、その育成の善し悪しや、長命連産の理想体型にどれ程近付いているか等を比較し合っています。
ここへ出品するために日頃地道な努力を積みかさねて、丁寧に牛を扱っていることなども酪農経営にはプラスになっています。
北海道漁港漁場大会
北海道内の漁港や、漁場整備を進めるために、漁業組合や、港の管理団体、漁港を持つ市町村などの関係者が集まって、大会が開かれました。
水産資源が低下傾向にある中、育てる漁業や、水揚げしてから衛生管理をしっかり出来る漁港の整備などによって、漁業・水産の経営活性化を図っていくことは、北海道にとっても重要なことです。
大会で決議されたことを受けて、今後の漁港や、漁場整備を進めていく支援をしなければなりません。
農業政策
北海道の基本的なあり方を考える議員と農政部の懇談会を開きました。
先の自民党道連や、北海道政経懇話会での石破幹事長の講演を待つまでもなく、本当に強い農業を実現するためにはどういう農業を構築すればよいかという議論が、真摯にされたことがなかったように思います。
農政は、国民の食糧確保が第一の使命と言いながら、どうせ完全自給が出来ないのなら工業品の輸出で稼いだお金で輸入する方が得策で、国内生産は地域政策・有権者向け政策の一環として確保していればよい(と考えていたかどうかは解りませんが)とばかりに基本的な改革を後回しにして来たのではないでしょうか。
北海道農業と、府県の兼業農業(これも全ての農家ではありませんが)では根本から違っていて、当然農政のあり方は違っていても良いはずです。
今後こうした機会を度々持って、北海道としての農政のあり方を国に持ち込んでいこうという事になりました。
北方領土復帰期成同盟
北海道での北方領土返還運動の組織体となっている、「北方領土復帰期成同盟」根室支部の総会が開かれました。占拠されてから68年経ち、未だに解決の糸口も見えない北方領土ですが、元島民組織の「千島歯舞居住者連盟(千島連盟)」と共に返還運動の先頭に立って来た北海道の運動体ですが、一向に進まない日ロ交渉のせいか、国内での関心がイマイチ盛り上がらず、外交交渉の後押しとなっていないのが現状です。
加えて千島連盟は高齢化し、2世や3世の青年部はあるものの自己の経営や、地域の中心を担っている事もあって、懸かりきりというわけにも行かず、啓発事業が思うようにいっていないのが現状です。
国民、特に若い人達が関心を持って運動に参加しなければ、永遠に領土は返ってこないことは、中国の尖閣に対するしつこい態度を見ても解ることです。
今後運動体としての北方同盟が、事業や行事をこなすだけの団体から脱皮して、運動の拡大を実現する事を期待しています。
自民党とTPP
札幌に自民党の石破幹事長が来て講演をし
ました。
自民党支持者への講演と、北海道政
経懇話会への講演は同じ部分が多かったよう
で、その大部分がTPPへの自民党と政府の
姿勢でした。
中国や、北朝鮮の日本に対する
姿勢が強くなる事に対応して、経済面で東南
アジアや、環太平洋諸国と連携していかなけ
ればならないこと、交渉の中に入らなければ
何の情報も得られず加盟するかどうかの判断
さえ出来なく、参加するとすればまさに今し
かないとの説明でした。
そのこととは別に、
農業の強化をして、「農業農村所得倍増10ヶ
年計画」を参議院選までに示すとされていま
すが、北海道農業にとっては食の維持と安定
が先ず確保されることが大事で、所得倍増は
それ程望んではいない事です。
こうした中
で、石破幹事長は、これまでの高い関税で守
られてきた農業でも、耕作放棄地や、高齢
化、といった問題が振興している事実を率直
に反省し、新しい政策を打ち立てるとのこと
でした。
自民党が、反対と懸念の多いTPPと国内政策の改変をやり通せるかどうかが今後の選挙に大きな影響を与えることになると思われます。
マラソンテロ
先日のボストンマラソンのゴール近くで爆発があり亡くなった人も出るという事件には大きな衝撃が走りました。(シャレではありません)
確か、「相棒」という映画にこんなシーンがあったと思います。
それにヒントを得たわけではないでしょうが、話がよく似ています。
係わった犯人は街角の監視カメラによって特定され、銃撃戦の末一人が撃ち殺され、もう一人は逃走したと報じられています。
このような不特定多数を標的にし、伝統あるボストンマラソンという、政治とは全く関係ないところで起こされたことの強い怒りを覚えます。
動機などは知る由もありませんが、いずれにしてもこんな卑劣な事件はありません。
若い力
中標津町商工会青年部の総会があり、出席しました。
現在メンバーが75人という北海道内の中でも最多に位置付けられる青年部です。
中標津町は高齢者割合が、全道市町村の中で千歳市に次いで2番目に低い町で、こうした若者達が、また町の活性化を担っています。
勿論、この傾向は根室管内の4町でも言えることで、人口の少ない町でも、若い人達が地域のイベントなどを担い、そこに最近では多くの人達が集まるようになって来ています。
然し主たる産業の農林水産業が安定しているとは言え、成長も止まり、今後この地域づくりに何を持ってくるか、自力でやれることを考えて欲しいと思っています。
若者らしい自由な発想を実現に持っていく感性(若者)とやり遂げる意志(馬鹿者)慣例に囚われない視点(よそ者)によって町は変えられると激励をしました。