年度末

 今日で平成24年度も終わり、明日から25年度となる。(当たり前)
 新入生・転勤・新社会人など新しい環境の中で適応できるか不安に思っている人も多いかと思います。
 今は、昔と違って、コミュニケーションの力が落ちていると言われています。
 子供の頃から、ゲームやパソコンに向かって、人と話す機会や一緒に遊ぶ機会が減っていることに加え、大人社会でも酒を飲みながら意見をぶつけ合うことが少なくなっている事など、時代の変化と言えることで、そうなっていると言われています。
 私などもその傾向があると思っていて、他人事ではありませんが、人の話をよく聞くことや、言うべき時は例えどんな相手であっても正しいと思ったことや、言いにくいことを言うと心がけています。
 通じているかどうかは他人の判断ですが・・・・。

風邪引き

 一昨日から、やたら鼻水が出ると思ったら、昨日は声ががらがらになり、今日は声は少し良くなったもののくしゃみと鼻水が戻ってきて咳が出てきました。
 今頃不覚にも風邪を引いたようです。
 何処で貰ったかは追求しても仕方がないことですね。
 私も馬鹿ではなかった証明と思うことにしましょう。

 年度替わりと言うことで転勤の方々の挨拶を受けることの多い毎日です。
 それにしても思うのは、財政の厳しい北海道の職員は、ほぼ2年に一度転勤があるのに、給与削減が北海道より少ない札幌市の職員は、配属移動(殆どが)で済むという差です。
 大学生の就職希望でも、最近は札幌市の方が人気があるというのも頷けます。
 一票の格差の問題と共に、政令指定都市と道府県の、自治の位置づけについて今後よく考える必要があります。

選挙制度と0増5減

 政府自民党は、相次ぐ総選挙の違憲判決を受けて、急いで先に成立していたゼロ増五減に、区割りの変更などを入れた案をまとめました。
 民主党は選挙区で30議席、比例で50議席を減じて、一票の格差是正を図る案を提案しています。
 ラジオなどでもこれを取り上げて、地方からどんどん議員が減って、人口の集中する都市部の選出議員ばかりになってしまうとの懸念があることについて、
「どこから選出されようとも、国会議員は国全体のこと、北海道議会議員は北海道全体のことを考えて政治を行うのが当然なのだから、都市部の議員でもどんどん地方に行って対話をするなどする事で問題はない」と言った主旨のことを言っていました。
 然し議員はどれだけ選挙民とふれあったか、顔を見せたか、身近かなど有権者が親近感を持つ候補に投票する事で選ばれる限り、絶対に選挙区外に頻繁に行くことにはならないと言う事をご存じで言っているのでしょうか。
 全国区や、全道区で選ぶのなら兎も角いくら北海道全体のことを考えると言っても、現場を知らないものが地方のための政治が出来るでしょうか。
 そんな杓子定規な憲法判断だけで政治を行えば、昨日の報道のような人口の地域偏在や格差社会の増幅にしかならないと思うが如何でしょうか?

2040年は

 国立社会保障・人口、問題研究所が、2040年の地域別将来人口を発表した結果が新聞紙上で大きく取り上げられました。
 人口減は既に始まっており、それ程驚くことではないのですが、全国で16%強、北海道は24%弱言という数字の大きさと、地域偏在が更に大きくなり、高齢化も進んで、65才以上の高齢者が50%を越える市町村も28に上ると言うことです。
 北海道全体でも40%を越えると言うことで、高齢者を支える若い人が居なく、今の福祉のあり方では当然支えきれないことになります。
 これだけ高齢化すると、勿論経済成長なども出来なくなります。
 これは何も対策をしないときという前提のようですから、急いで方策を立てなおさなくてはならないと思います。

食糧論議

 FSに食糧自給率について投稿したら、いくつかの意見が寄せられました。
 また、他の方も、食育や、輸入農産物について投稿されていました。
 TPPで輸入された農産物は、和食に加工して輸出すればよいと。
 食糧論議が盛んになるのは良いことです。
 この意識がしっかり根を張ればTPPなどさして問題ではないのですが、そうはいかないのが日本人です。
 意識があっても外食や、買い物では値段で選んだり、一向に気にしなかったりです。
 ヨーロッパとの国民性や、国家の意識の差を感じます。

やせ細る野付半島

 定置網番屋の近くが海岸浸食で定置網を張る「根っこ」(沖に出すロープの端を海岸に固定するところ)が無くなりそう、とのお話しがあり、現場を見に行きました。
 野付半島にあるネイチャーセンターのすぐとなりですが、今はまだ砂利が寄せてきて少し落ち着いて見えますが、夏になると殆ど根際まで削られて、その後ろにある道路さえ、時化の時は通れなくなるとのこと。
 ブロックを積んで守って欲しいとの希望ですが、今のところ、土嚢なら対応できるが、ブロックは無理と言われたとのことです。
 こうした訴えはこの半島のあちこちで聞かれ、野付半島がどんどん痩せて行っている様子が知れます。
 ここから流れた砂は、半島をずうっと回り込んで湾内に砂州がどんどん伸びていっているようです。
 自然の移ろいとはいえ、このままではここで漁業活動が出来なくなる心配があります。
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引き潮でしたが、波打ち際には水がたまっていました。番屋のところまではブロックで守られていますが、そこからは何もありません。いわゆる「根っこ」のところから北の方角を撮りました。2枚目は、道路から写していますが、すぐ側のところまでゴミが打ち寄せられていて、ちょっと荒れるとここまで波が来ているのが解ります。

違憲選挙無効判決

 広島高等裁判所で遂に先の衆議院選挙が違憲で、選挙は無効という判決が出されました。
 そのまま受け入れるのなら、近いうちに総選挙をしなければならないことになります。
 これまでの判決は、「違憲」としながらも、総選挙は無効とはしませんでした。
 この判決は、ぎりぎり3倍以内に抑えている北海道議会議員選挙区の格差にも、当然影響してくるものと思われます。
 道議会でも、選挙毎に基数(人口÷議員定数を1として、選挙区の議員一人あたり人口)が2分の一以下の低いところの定数削減や、強制合区をしながら、違憲状態とされることを避けてきました。
 然し、人口格差は益々進み、今期もまた定数削減や、強制学区が避けられません。
 この上、マスコミなどが主張するように、定数削減を進めれば、地方では限りなく議員が減って一人あたりの選挙区も広くなります。
 私達が問題とするのは、人口減少が大きい地方の定数で、「道議会議員は全道的な視点で仕事をするからどこから出ても同じなので、一票の格差を生じさせないようにするべき」とは言いながら、地方に議員が居ても札幌周辺に一極集中する実態を、札幌周辺への議員集中で解決できないことです。
 一票の格差を言うのなら、住民の利便性やサービスの格差解消も言うべきではと思います。

TOEFL導入

 今日の新聞1面に「大学受験にTOEFL」という見出しを見て、ようやく踏み切るかという思いがしました。
 韓国では高校卒業資格にTOEIC(英語国際コミュニケション能力検定)800点以上を取り入れるなどして、国際的に活躍できる人材を育てることに全力を挙げ、アメリカ等への留学を大幅に増やし、企業の海外進出や、国際的な人脈形成などで、技術レベルの向上や輸出競争力を増しているのに、日本ではゆとり教育のせいか、学力が落ち同時に英語力低下と、内向き志向が強まり、アメリカへの留学がこの10年で半減するなど孤立化への道を歩んで、それが韓国とは逆の方向へと陥っていると感じていました。
 今回のTOEFLは英語能力判定で、コミュニケーション能力とは違いますが、それでも英語力の低下にストップをかける効果はあるのではと思います。
 それにしても、インドでの高校授業参観の際、高校生が私に聞いてきた「今の授業を見て日本の高校生のレベルと比べてどうですか?」という世界を意識するレベルの差は、なかなか埋まらないのでしょうね。

第一回定例会終了

 定例会最終日、25年度予算案を賛成多数で議決し、同時に上程されていた条例改正案なども全て議決成立しました。
 予算案には、民主党が、修正動議を出しましたが、賛成少数で否決。

 最後に「TPP交渉への参加に関する意見書」(勿論参加反対の内容です)
「地方交付税及び地方公務員給与に関する意見書」
「トンネルじん肺根絶に向けた抜本的な対策を求める意見書」
「B型肝炎・C型肝炎患者の救済に関する意見書」
「水難救難所員の身分保障制度の確立と救助活動に対する支援制度の拡充に関する意見書」を満場一致で議決して終了しました。
 今日は同時に今年度最後の議会で。
 明日は議員はそれぞれ地元へ帰るので、今年度で退職する職員の方達や、振興局へ転勤する職員などが私達に挨拶に来られました。
 職員の方達は一様に「お世話になった」と言いますが、初当選以来10年、様々な場面で素人だった私に教えていただいた方々ですので、名残を惜しみながら感謝しました。
 改めて有り難う御座いました。そしてご苦労様でした。

参議院候補

 明日の本会議最終日を前に、各委員会で付託議案審査や、報告事項などを行う最終日前委員会が開かれました。
 今日の委員会を最後として退職する部長も多く、各委員会では、委員長から、もしくは委員からのねぎらいの言葉がありました。
 入庁以来30数年間、北海道の発展のために地道に務めてくれた皆さんに、心からご苦労様と言いたいと思います。
 

 今日はまた、昨日の参議院候補選考委員会役員会を経て、道連総務会が開かれ、国会議員、道議会議員に道連役員のメンバーとなって居る2名の札幌市議会議員を加えた66名で、候補選考の投票を行うことと、それを行う選挙管理委員会の立ち上げを決定したとのこと(私はそのメンバーでないので、正式発表まではこういう言い方しかない)です。
 道内全自民党員による予備選挙はなくなりましたが、何処で決まったか解らない決め方よりは、ずうっと透明性がある決め方になります。
 どなたもそれぞれ候補に相応しい方ばかりですから、誰になるかは全く予測できませんが、TPPのこともあり、どなたがなっても、全力で戦わなければなら無い参議院選挙になりそうです。