代表質問と答弁

 今日から代表質問が始まりました。
 約2ヶ月前から道政全般にわたって理事者側と意見交換したり、社会の様々な動きや、地域課題の中から、政策審議委員会が質問として作成したものを、柿木自民党道連政調会長が質問しました。
 殆どが知事に答弁を求めるものですが、今回は一部副知事も答弁に立ち、知事は体調でも優れないのか、それとも副知事の出番を作っているのかと思わされました。
 それにしても、知事の、淡々と原稿を読む姿には、道政に対する熱意が感じられないのは私だけなのでしょうか。
 せめて、「高梨沙羅さんへ知事表彰を授与する」というところぐらいは、原稿から目を離してみんなに表明するという姿を見せて欲しかったと思います。

 というのは愚痴で、体調が悪いのなら目をつぶりましょうか。

酪農ヘルパー

 昨日の同窓会も夫婦で出席したので、牛舎の方は息子と、酪農ヘルパーに任せて出かけました。
 酪農家は、一年365日1日も仕事を絶やすことは出来ません。
 牛という生き物を生活の糧としているのですから当然なのですが、定期的に休みのある人達から見ると、休めないというのはつらいものです。
 そこを埋めてくれるのが、酪農ヘルパーという存在です。
 今では、出かける用事の時だけでなく、休暇を取ったり収穫が忙しい時などにも使うようになって、需要がどんどん高まってきています。
 然し、ヘルパー要員の確保はそうたやすいものでなく、初めての若い人達を育てるのには一年かかります。
 その間運営者は経験者に付けて、訓練をしなければならず、その育成費用は多額になります。
 これまでは、基金事業で助成がありましたが、それもなくなり、新しい方策を立てなければならなくなっています。
 毎年多くのメンバーが新規就農や転職で入れ替わるので、それを利用料金に上乗せすることも出来ないのが現状です。

同窓会

 最近は毎年開いている,北大の畜産学科同期の会を、埼玉県で開きました。
 卒業が1970年ですから、既に33年経ったことになります。
 もう自営業以外のメンバーは、定年退職し年金暮らしや、系列会社で再就職するなどそれぞれの道を歩んでいます。
 こうして会うと、今の肩書きは関係なく30年昔に戻るのがクラス会の良い所で、若い会々と本当に楽しい一時を過ごしました。
 卒業時のメンバーから二人が欠けましたが、まだまだみんな意気軒昂で、死ぬまで仕事を続けると宣言するものや、東京マラソンを完走してきたもの、一年に50回ゴルフに行ったものなど元気いっぱいでした。
 今年9月には,酪農の本場中標津で開くことになりました。
 (飛行機に、全員シニア割で乗れるいようになりましたから)
DSC05557.JPGみんな頭が白くなったり薄くなったりです

東京ブラックホール

 大学の同窓会を、普段来ることが難しいメンバーのいる埼玉件で開きました。
 今回も、30年ぶりと、卒業以来初めてのメンバーが参加して賑やかに開きました。
 その前の時間、東京にいる息子夫婦と、孫とで昼ご飯を食べるために普段行けないところと言うことで、東京タワーにのぼりました。
 スカイツリーは混んでいてとても無理と言うことでの選択でしたが、250メートルからの眺めは、改めて東京ブラックホールを思い知らされるものでした。
 丁度、東京マラソンが、増上寺の前を通過しているところが眺められましたが、その余りにもの多さ(中標津の人口の1.5倍が走っていたのですから)。
 林立するビル群、地平線まで続く建物の広がりなど、日本の殆ど全てが集まっているような様に、ここに住む人達には地方の苦しみは解らないだろうと思いました。
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まだまだ冬?

 いつもならもう雪が解けていく時期ですが、今年はまだまだ吹雪の日があったり、マイナス20度があったりで、春が待ち遠しいですね。
 昨年も大雪でハウスがつぶれるなど被害が出るほどでしたが、結果は豊作に終わりました。
 「雪の多い年は豊作」という昔からの言い伝え通りでしたが、それから行くと、今年も冬らしい冬で、夏の気候が期待出来そうです。
 もう今年の春耕の準備が始まっているので、腕によりをかけて、万全な体制で春を迎えて欲しいものです。

BSE全頭検査

 新聞報道によると、道は来年度もBSE全頭検査を継続する方針を固めたとのことです。
 BSEについては、平成14年生まれの牛を最後に日本での発生は見られず、今年のOIE総会で清浄国として認められる予定となっていて、厚生労働省でも、30ヶ月以下の牛については、検査の必要がないとすることになっているはずです。
 もともとBSEは、伝染性の病気ではなく、異常プリオンという物質による移行性の病気で、原因となる動物性飼料を禁止し、新しい発生を防いできた結果、先のように清浄国として認められるようになるものです。
 最初大発生したヨーロッパでさえも既に抜き出し検査に移行しているのに、何故発生の心配の無くなった北海道が全頭検査をするのか理解できません。
 消費者の安心を得るためだけに、意味のない検査を3千5百万円という膨大な費用をかけて行うほど、北海道の財政は豊かではないはずです。
 安心を得る為には繰り返し丁寧な説明をすることではないでしょうか。

議会開始

 25年第一回定例会が始まりました。
 今日は知事からの予算や、条例改正などについての提案理由説明と今年度の所信表明、教育長からの教育行政執行方針の説明がありました。
 今年度の予算は、24年度に比べて2%減の2兆6875億9百万円として、潜在力を形に変える道政、多様なネットワークを力に変える道政を目指すとしています。
 特に、「食産業の基盤強化」や、「地域の強みを生かした観光の創造」、「海外成長力の取り込み」などを重点にしています。

 教育では「社会で活きる実践的な力の育成」「豊かな心と健やかな体の育成」「信頼される学校づくりの推進」など5項目の重点政策を掲げ、より具体的に目標を定めながら教育の向上を図っていくとしています。
 何れも、これからの北海道にとって重要なことばかりで、早期に成果の出るよう努力をして貰いたいものです。
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昼休みの時間開かれた「議場コンサート」、北広島の「相撲甚句」の皆さんです。

ビザなし訪問事業

 今日の北方領土特別委員会で、ビザなし訪問事業の見直しについて質問と提案をしました。
 ビザなし訪問事業は、平成4年の開始以来21年が経過し、所期の目的は達しつつあるものの、交流のあり方や、参加者について見直しの時期ではないかとの声もあり、そのあたりについて質問をしました。
 交流の中では、はじめの頃有った住民との対話集会が、ロシア側から「政治論争となるので取りやめたい」との申し入れがあって中止し、今では「冬のくらし方」や、「子供の遊び」などの差し障りのない対話になっています。
 せめて、日本に来たロシア人には、「日ロ共同作成資料で」、北方領土の歴史くらいは確認すべきではないかとただしました。
 また、参加資格についても、元島民や、運動関係者となっていて、大学生など、これから運動を担って貰いたい若者の参加できる枠が非常に狭く、これも改善すべきと思っています。
 道では変えられず、国に申し入れるとの答弁でしたが、改善して貰いたいものです。

地域の活力

 根室管内に限らないことでしょうが、北海道各地には、豊富な自然や特産物、美味しい食材があふれていながら、充分活用されているとは言えないと常日頃言われています。

 それを活用して地域興しにつなげようという動きもありますが、なかなかまとまったものに発展できないのが現実です。
 何より、地元の人が日常的にあるためにその良さに気付かず活用しないのが、あるいは自慢しないのが一番の原因ではないかと思うことがあります。
 それがいつもの当たり前のことで、気付かない場合も多いとも思います。
 また、この地域の人は、常に最高のものを提供し、それに見合った対価を要求するという習慣(?)がないと思います。
 ものにはいつもそれに相応しい値があって、それに相応しい料金が設定されるのは当たり前だと言うことに気付くことが活力を高めることに繋がるのではないでしょうか。
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別海町走古丹の鹿、残念ながら多く集まりすぎて、害獣となっています。

道政報告会

 18日は別海町中西別での後援会主催で道政報告会を開いてくれました。
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 ここでの報告では、道政の財政状況の話から入り、そうした中でも団体営事業への道の自主上乗せを5%減ながら実現できたこと、昨年の何度かの河川汚染事故を受けて、漁業との共生のために、農業者側としても意識して環境保全に努めて欲しいというお願い。
 今後の課題として、エネルギー問題や、自給飼料の栄養収量を確保する事、全道で最低のレベルにある学力向上の問題などについて、問題提起をしました。
 懇談では、特に学力の問題に意見が集中し、先生の教育力の問題、学力だけが人間評価の基準とはならないという意見、地域全体として意識を持って当たらなければならないと言う意見など、活発な懇談となりました。
 こうして、現場に居いる人達の意見を聞けるというのは、貴重なことで、今後も各地で開きたいものと思っています。