酪総研シンポジウム

札幌で、雪印メグミルク酪農総合研究所主催の、シンポジウムがあり、参加させて戴きました。
今年のテーマは、「国産飼料を最大限に生かした酪農の再構築」ー飼料自給率向上に向けてーで、輸入穀物が高止まりして酪農・畜産経営を圧迫している現状を打破するためにタイムリーなテーマでした。
講演は、酪農学園大学名誉教授の安宅一夫氏、農業・食品産業総合研究機構の佐藤健次氏、雪印種苗研究開発本部の石田聡一氏 によって行われ、特に私は安宅氏の飼料作物の増強に関心がありました。
 土地利用型の酪農地帯では、いかに栄養豊富な粗飼料を確保して、購入飼料を少なくするかが基本と言うことが改めて確認されました。
 それと同時に、他の2氏の講演にあるように、様々な地域資源や、粕類の有効活用も日本的酪農を推進する要素として大事だと言うことも勉強することが出来ました。
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北方領土隣接地域振興計画

 第7次北方領土隣接地域振興計画素案について、道民の皆さんから意見を聞く「パブリックコメント」の期間ですが、今日はその一環として、4町の行政、議会議員などの皆さんから意見を聞く説明懇談会が開かれました。
 計画は、1市4町の長期計画と、根室管内開発期成会が要望している管内的課題に基づいて作成されており、特に目新しいものではありませんが、その中から、
○基幹産業の付加価値向上、
○新たな観光メニュー創造、
○四島交流の玄関口となり拠点機能の整備、
○安定した医療体制、
○災害に強い地域づくり、
○次世代後継者対策の6項目を重点として推進することなどについて提案されています。
 これに対して、「交流拠点としては、中標津空港も加えるべき」「海岸の浸食を押さえる施策も盛り込んで」、等の意見が出されました。
 今後これらの意見を入れながら原案をまとめ、次の定例会で決定し国に持ち込むことになります。
 いずれにしてもこの計画推進に当たって、予算が付かないことには、何の振興策にもならないことです。

無線LAN

 我が家のインターネットは、開陽台からの広域無線LANで繋がっています。
 然し、デジタル無線LANのため、雪が強く降ったときや、木が茂ってきて電波が遮られるようになると繋がり難くなります。
 ここ数日雪が降っていなくても繋がりが悪くなって自宅からのインターネットやメールが更新できなくなっていて、この日誌も25日以降一気に入れていますので、バックしてご覧下さい。
 田舎に、光ファイバーは効率が悪いと言うことで引いて貰えず(我が家は道道沿いにあって、そこには電話線と一緒に光ファイバーが通っているのですが・・・)時代はインターネットの時代と言いながら、なかなか人口密度の低いところは相手にして貰えないですね。

100カ日

 早いもので、父が亡くなってから100カ日となりました。
 49日までは親戚も集まって法要をしましたが、今日は家族のみでお寺さんに来て貰い、静かに執り行いました。
 家族として同居していた父の影も次第に遠くなり、少し寂しい気もしますが、老いて行く父を見るのも少しつらかったこともあって、生きるとはなどと考えるようになりました。
 自分にもあなたにもいずれ来る定めですが、もう少し若い中に逝きたいと思うのは早すぎるでしょうか。

雪下ろし

 25日夜から朝にかけての雪は、中標津でも45センチほどになり、雪が重かったせいもあって、我が牧場の牧草と共同利用の機械を入れてある、D型倉庫がつぶれました。
 これまで一度も危ないと思ったことがないほど雪が良く落ちていたので、油断をしました。
 経営は息子に譲っているので、責任者は息子と言うことで、構わないで置いたら、息子は機械を納入した会社に連絡を取って、手伝って貰って雪を下ろしました。
 幸い、牧草や、大型機械が支えとなって完全に倒壊したのではなく、機械も大してつぶれないで済みました。
 これで私も慌てて、車庫や、古い牛舎の雪下ろしをしました。
 昨年暮れからの雪は80センチほどになっていて、相当重く屋根にのしかかっていたことでしょう。
 油断するなかれです。

有り難うございました

 昨日25日には、私の後援会の「新春交礼会」を開きました。
 昼頃から雪が強く降り出し、夕方には風も着いてきて、これまで10年間の中では最悪の天候となってしまいました。
 中標津の農家や、羅臼町からは次々と「出てこられない」との連絡が入り、もうこれでは用意した会場の半分も入ればよい方と、覚悟を決めて来場者を出迎えていました。
 ところが、中標津市街地の方だけでなく別海町や、標津町、羅臼町の町長さんや議長さんまで続々と来てくれ、会場はほぼいっぱいになりました。
 もう、こんな日に来てくれたことに感謝するばかりで、これから残すところ2年の任期もしっかり地域のために働かなければと言う決意を新たにした交礼会となりました。

 来場して暖かい声をかけて戴き本当に有り難う御座いました。

海外研修報告会

 午前中は別海高校の酪農科と、農業専攻科の海外研修の報告会があり、別海町農業後継者を育てる会の顧問として出席しました。
 ヨーロッパへ行ってきた高校生も、ニュージーランドで6ヶ月実習をした専攻科の馬場君も日本にいては出来ない貴重な体験をし、別海酪農との違いを感じてきた事が、報告から伝わってきました。
 「百聞は一見にしかず」と言いますが、インターネットでどんな情報も得られる時代だからこそ、その知識を持って現場に行き、実感することがその知識を自分のものに出来ると思います。
 
別海町はもう20年以上もこうした酪農後継者を海外に派遣し続けており、こうした体験をした人達が、自立した酪農を確立しつつあります。
 これからもこうした海外派遣を続けていくことで、力強い酪農に近づけるのではと思います。

上京

 例年12月末に開かれている、開発予算の説明会と、自民党北海道代議士会と北海道議会議員会との懇談会のため、上京しました。
 北海道からも、高橋知事始め幹部職員も加わり、国家公務員の給与削減に伴う地方交付税削減への反対や、補正予算執行に関して、一時的なもので終わるなら雇用や、経済効果は生まれないため、継続した確保が必要なこと,豪雪対策への特別交付税を、開発予算として確保して欲しいとの要望などをしました。
 そのあとの、酪農畜産対策を検討する「自民党農林部会酪農畜産小委員会」では、自民党政権に変わって良かったと言われるような対応をすべきという意見などが次々と出されていました。
 明日の朝の結論に期待したいものです。
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北海道総合開発委員会今津会長の挨拶     満席になっている乳価小委員会

災害訓練研修

 今日から北海道を中心に行われている「災害訓練」を視察研修しました。
 最初に午後1時から陸上自衛隊北部方面総監部で、今回の自衛隊の災害対対処訓練統裁システム「UMCE(アムスと発音するそうです)」の内容を順に説明を受け、
DSC05464.JPGDSC05465.JPGその後、災害対策本部を設置してある北海道庁別館地下に移って,その現場を周りながらそれぞれの説明を受けました。
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 情報を集める部署や、人員の配置を担当する部署、災害現場に対応する各部や、関係機関などでの情報把握や、自衛隊への対応要請など、全く筋書きのない設定での訓練が行われており、訓練とは言いながら、日頃訓練を積んでいる自衛隊に習いながらの厳しい訓練となっていました。

一休みか?

 年末から続いて居た寒波は、ようやく一服したのか、マイナス15度を切る最低気温となり、牛舎内の通路に凍り付いていた牛糞がようやくはがすことが出来るようになりました。
 何よりも、1日2回給与の餌が、次に与えるまでにシャリシャリに凍ってしまって採食量が落ちていたものが、解消されて来たのが牛にとっては嬉しいことです。
 (結果乳量が増えるので、飼い主はなお嬉しいのですが)
 大寒が過ぎたところですから、寒だめしの予報がどうなるかも気になるところです。
 民主党政権ですっかり後退した、景気対策が奏功して経済にも春が来るのが待ち遠しいですね。