国防軍

 一般質問最終日で、明日からは選挙対応のために休会となるため、自民党会派では昼食会を開き(単なるカツ弁当でしたが)一部で話題になっている「国防軍」についての説明がありました。
 自民党が政権公約として示しているうちの憲法改正案の中に、戦争放棄を唱った第2条の二項に国防軍という言葉を入れていることが、戦争に向かっていく姿勢ではないかと、内外から疑念を持たれているものです。
 然し、この憲法第2条での第一項は紛争解決の手段としての戦争放棄と、文民統制はそのまま残していること、現行法では、非常事態に対応できないため、憲法でその規定をして法整備をしなければならないこと、等の説明がありました。
 私は自衛軍という言い方の方が良いのではと思いますが、有事の際に命をかけて守る為の法整備は必要と以前から思っていました。
 いずれにしても憲法改正論議の中でもう一度議論されることで、平和主義は堅持すべきと思っています。

雨後の竹の子

 16日の解散という雨が降ったあと、にょきにょきと雨後の竹の子のごとくに新党が出来それがまた合体して別のものになってと言うことが繰り返されています。
 一体今新党がどれ程あるのかさえ解らなくなっています。
 自由主義の国ですから、それぞれが自由な発想でものを言い、グループを作るのを非難はしませんが、一国の政治を担うと言うことは、どこか部分的なことだけで徒党を組んでも実現できるものではないと思います。
 それは分解した民主党を見ても解ると思います。
 新聞や、週刊誌は盛んに第3極ともてはやし、いかにも改革を成し遂げて新しい時代が来るとでも言うように扱っていますが、三年前だまされたことにまだ気付いていないのでしょうか。
 私は国民はそれ程馬鹿ではないと思っています。
 今求めているのは、安定政権の下でしっかり将来を含めた議論と、納得のいく説明、そして強い外交では無いのでしょうか。
 今選挙に当たって、勝つと予想されている自民党には、「政治に対する信頼を取り戻すこと」という使命も課せられているのではないでしょうか。

今日から定例会

 総選挙を目の前にしていますが、今日から定例会が始まりました。
 今回は、変則的な日程で開会することになって、明日から30日まで一般質問を行い、その後休会して総選挙の終わった18日から予算特別委員会を開いて、25日終了という予定としました。
 この間の休会は、議案審査ではなく選挙応援と言うことで、費用弁償の対象とはせず(当然ですが)前日委員会を含めても実質10日間のコンパクトな議会となります。
 今日は、総選挙費用35億円の補正予算を先行議決し、また景気対策予備費での農業基盤整備費287億円などを含む313億円の補正予算を提案ました。
 政治は一時も休めない生き物のようなもので、こうして動かさなければ使命としているみんなの生活を支えることが出来ない事が解ります。

街頭演説

 地元では、自分の選挙以外では、初めて街頭演説をしました。
 自民党第7選挙区支部の街宣車を回して貰い、中標津町と、標津町の12ヶ所で行いました。
 まだ公示前なので、候補者のことは余り言うことが出来ないので、自民党への支持を訴えました。
 三年前の選挙で厳しい批判を受けて、野党となってからのことや、この3年間の民主党政権のこと、そして新しい自民党の政権公約のことを話すと約20分にもなってしまい、これを12ヶ所やったものですから声ががらがらになってしまいました。
 全く前触れなしに場所を選んでやったのですが、結構立ち止まったり家から出てきて聞いてくれる人がいることに感激しました。
 寒い中を有り難う御座いました。
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東京中標津会に出席しました。

 年に一度の東京中標津会に、ほぼ日帰りでしたが、出席して東京方面で活躍されてきた方と懇談してきました。
 ふるさとは遠くにありて思うものと申しますが、今年も約50名の方々と、中標津から参加したメンバー、関連会社の方々など90人余りが参加してのふるさと会でした。
 今年は中標津にふるさとツアーで来た方も多く、また武佐地区開基100年の記念行事に来訪された方も居られました。
 話は昔の中標津のことや、もっとこうしたら活気が出るのではないかなど尽きなかったのですが、明日の日程もあって、2時間ほどで帰路につきました。
 今度は、12月1日の北方領土返還要求東京街頭行進での再会を約束しました。
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挨拶をする小林町長          中標津出身のソプラノ歌手の、小野ゆきこさん

マスコミの責任

 常に権力に対して批判的に立ち向かうのがマスコミ、とは言いながら、最近の世論操作は目に余るものがありはしないでしょうか。
 民主党をこき下ろし、そのミスで次の総選挙では自民党が政権復帰しそうとなると、とたんに安倍総裁の出した政権公約や、安倍総裁自身までも批判的に書く有様です。(一部北海道の新聞だけでしょうか?)
 曰く、「右寄りだ」「首相になったつもりで・・・」「お札をどんどん刷るなんて・・・」読者の気を紛らすために書いているとしか思えません。
 人材に問題があることもありますが、針小棒大に書くことで、これまで一体どれだけの閣僚が交代させられたでしょうか。
 この国を駄目にした張本人は、マスコミではとさえ思いたくなってしまいます。
 ペンは剣より強しです。
 使い方を間違うと間違った方向に国を導いてしまいます。心して下さい。

事務所開き

 総選挙に向けて、自民党中標津支部と、伊東良孝中標津後援会の合同事務所を開きました。
 前回は、非常に厳しい逆風の中全道で唯一選挙区で勝利することが出来た伊東氏でしたが、この3年3ヶ月余り私達の期待に違わず、本当に良く活動され、今回は万全の体制で臨むことが出来そうです。
 今度は、民主党に厳しい風が吹いていますが、さりとて自民党に風が向いているとも言えず、しっかりと政策を訴えて理解して戴かなければなりません。
 今日開いた事務所を拠点としてみんなで頑張って行きたいと思っています。
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金融界の反応

 ここのところ、株の値上がりと、円安が進行しています。
 これまで、世界で唯一と言える円買い(円高)が続いており、輸出産業の競争力を落としてきました。
 国会が解散され、次の総選挙では、積極財政論の自民党政権に復帰する見込みが強まってきたことと、オバマ再選後のアメリカの経済復興への期待が出てきたことが重なっての現象と言われています。
 外交面でも、財政面でもマニフェストでも実績を残せなかった民主党政権が、いかに金融界から信頼されていなかったかを物語る現象とも言えます。
 国民からの信頼も殆どなくなった民主党ですが、自民党が完全に信頼を取り戻したとも言えません。
 328項目もの政権公約を発表しましたが、これを実現できるかどうかは、有権者の判断次第です。

今回の争点は?

 衆議院選挙で、今日自民党が政策を発表しました。
 その柱の第一は経済対策です。特にデフレ、円安からの脱却を第一にあげています。
 今、家電・自動車といった輸出産業を中心に急速に競争力を失っています。
 その原因は、技術的に韓国や中国に追いつかれてきていることも挙げられていますが、なんと言っても長く続いている円高によるところが大きいのです。
 政策の第二は、教育の見直しです。学力の低下は、科学分野の研究開発の力も落としていることを重視しなければなりません。
 この他、エネルギー政策での原発は、安全を確保するという前提で、再稼働していくこと、消費税の引き上げ分は、全て年金、福祉分野に使う約束等が明らかにされています。

 さて、有権者は今回どんな視点で候補を選ぶでしょうか。知名度や、ムードではなく、しっかりと人物評価をして貰えればと思います。 

やめるのやめるのやめた

 早口言葉ではありません。
 鳩山さんのことです。
 結局次の選挙には出ないと言ったそうです。
 民主党が公認の条件として、党議に従うことという署名を求めたことに反発してのことと言うことです。
 追い込まれて初めてまともな意地を見せたようにも思いますが、常に理想論で動いてきたこの人としては、次の選挙にはどんな理想を持って居たのでしょうか。
 そして、この理想が、庶民感覚とどれ程かけ離れていたかを感じているのでしょうか。
 あの方にはあの方の見識というものがあるのでしょうが、庶民感覚との間には埋められないギャップもあったことに気がついたのかも知れません。
 もう一つ「やめる」を付け加えないことを祈ります。