続・児童虐待

 ある方が事務所に来て言いました。
 「中標津でも、児童虐待が随分あるけれど、児童相談所は釧路にしかない。そこまで相談に出かけたり、相談員に来て貰ったりするのは簡単にはいかないし、そうした児童を保護する施設もない。根室管内全体でこうした施設を持って、児童虐待から子供を守れるようにして欲しいと言う要望が多いよ。」
 先ずは実態を調べなければならないと思います。
 以前から、中標津には母子家庭が多く、その家庭も含めてかなり虐待が多いとは聞いていました。
 釧路にある相談所も、狭くて相談しにくいという苦情もあって、旧道立病院付属看護学校寮を改修して施設を情実した経過があります。然し、相談件数や、要保護数が増えると、釧路根室圏で1ヶ所というのは不足かも知れません。

児童虐待

 未だに信じられないことですが、親が子供を虐待するということが本当にあるのかと思うのです。
 子供を育てている中で、自分の思うようにならず、腹を立てることだってあるのは事実です。
 然し、そうは言っても子供のこと、まだそうしたことが解らないのは当たり前で、親は辛抱強く育てなければならないのですが、その抑えが効かなくなっているということなのでしょうか。
 私が親をやっていた頃、夫婦二人で子供を怒っていると、私の母が、「二人で怒ったら子供の逃げ場が無くなるだろう。(怒る方と、かばう方の役割分担をしなさい、という意味です)」
 そうしたことを教える人がそばにいないことや、家族誰かの子育てを見ていないことなど、断絶の弊害も出ているように思います。
 どんな子供も親にとっては可愛いものではないのでしょうか

会葬御礼

 父が亡くなって一週間が経ちました。
 昨日初七日の法要も済ませ、明日から政務に復帰します。この度多くの道議会議員の皆さんや、道職員の皆さんから、丁重なお悔やみの言葉や、過分な香典、献花などをいただき本当に有り難う御座いました。
 通夜の夜、導師を勤めたお寺の住職が話したように、「縁」ということを実感した葬儀でもありました。
 地域の多くの方々にもお世話になり、今後今まで以上に地域課題にしっかり取り組まなければと思っています。
 父の95年の生涯も、多くの地域の方々に支えられ、協力し合ってきた日々だったと、子供ながらに感じていました。

 今日はとりあえず皆さんに御礼のご挨拶と致します。

人の一生

 昨日夕刻、父が94年の生涯を終えました。
 温暖の地山口県の瀬戸内海側から、当時は極寒の地・未開の地の根室原野まで両親と共に移住し、成人後は招集によって満州の国境守備隊で戦争の中を過ごし、終戦後は移転した今のところで改めて開拓をしながら私達を育てるといった激動の中を生きていました。
 度重なる冷害の中で、酪農への転換にいち早く取り組み今の経営安定の基礎を創る一員として働いたと思います。
 後半生はすこぶる平凡な人生でしたが、こうした平凡なことが、幸せなのではないかと今改めて思います。
 世の多くの人達がこうした人生を送っていると思いますが、幸せかどうかはその人達の感覚によります。
 みんなが幸せと感じながら人生を終えられるように、しっかり働いて行かなければと父の死に接して思います。

飲用乳価据え置き

 春から乳業メーカーと生産者団体で続いて居た「飲用原料乳」価格交渉が、据え置きということで決着したと報じられました。
 春の時点で、加工用や、クリーム向け、チーズ向けなどの生産者価格は、原料が不足気味なことや、製品の在庫減などもあって引き上げが決まっていましたが、仕向け割合が最も多く難航していた飲用乳については難航していました。
 生産費が飼料の高騰などで上がっているにも拘わらずデフレ圧力の中で大手スーパーなどからの値下げ要求が強く、メーカーとしても原料価格引き上げには答えられないとのことです。
 買うものは少しでも安いに越したことはないのですが、そのことが、国内産業をどんどん弱体化していること、その結果失業問題が解消されないことを考えると、政治が何をどうするべきかが問われているように思います。

憲法判断

 最高裁から、2010年の参議院選挙が、5倍を超える格差があり、違憲との判決がされました。
 確かに5倍という格差は大きすぎると思いますので、判決に異論を唱えるつもりはありませんが、今解散に向かって是正しなければならない衆議院選挙の一票の格差解消もそのあり方についての議論が始められています。
 憲法で、公平の原則が補償されているのですが、今まで人口の都市への集中が進んできた結果、定数の修正がそのスピードに追いつかず、結果的に格差が広がってしまっています。
 人口減でどんどん元気のなくなっていく地方から見ると、様々な生活上の格差は何処で保障するのか、一票の格差と一緒に論じて欲しいものです。

国内事情

 尖閣問題で、未だに中国が艦艇を周辺海域に出動させ、アピールを続けています。
 これまでの経過から中国の主張には無理がある部分が大きいのですが、それでも敢えてこうしているのは、中国経済の成長が鈍り、格差拡大が進んでいるため、大衆の不満が膨らんできているものをそこから関心をそらそうとしているとの説もあります。
 古代から国の興亡を繰り返している大国ですから、4千年の歴史の中で、国内の不満が溜まると外に関心を向けるために隣国との諍いを起こすことは常識となっています。
 この視点で日本に関わる領土問題を見ると、大統領選に向けてプーチンに存在感を示したかったメドベージェフの国後島上陸や、兄が逮捕されて国内的な立場の弱くなった李明博の竹島上陸、そしてタイミング悪く国有化を強行した日本に対して、強い態度で出ることで、指導者交代後の権力闘争を有利にしようという中国などの国内事情と合致します。
 ここは「糠に釘作戦」の方が効果は大きいと思うのですが。

パークゴルフ

 今年もパークゴルフのシーズンはあと半月足らずとなりました。
 幕別町で始められたパークゴルフは、上手下手は兎も角誰でも出来る手軽さから、広く全国に普及して、今では世界大会も開かれています。
 特に定年退職後の年齢の人達は、健康維持もあって殆ど毎日通っています。
 大会を開いて私が参加しても、大体がブービー賞か、ブービーメーカーとなるレベルの高さです。(単に私が下手なだけなのでしょうが)
IMG_0129.JPG    DSC04909.JPG 
この写真は今年の大会風景ですが、格好だけは一人前で、今回は殆どパーでまわったぞと思っていてもやはりブービーメーカーでした。
 各地にパークゴルフ場がありますので、多くの方達が楽しんでくれたらと思います。
   

別海あきあじ祭り

 西別の献上鮭で知られる、西別川河口にある別海漁協でのあきあじ祭りが開催されました。
  秋晴れの下、寒くもなく、暑くもない絶好の祭り日和の中、会場いっぱいに人達が集まり、あきあじ鍋や、ちゃんちゃん焼きに舌鼓を打ち、「サーモンダービー」というあきあじのレースに歓声を上げ、平浩二の歌謡ショーに聞き惚れて、楽しい一時を過ごしていました。
 肝心の鮭はここ2〜3日少し上向いてきたものの不漁が続き、加えて魚体が小さく、値段も安い状態が続いて漁業者は何とかならないかというのが正直なところです。
 北海道全体がこのように不漁となっており、道でも今後大学や研究機関と共に、原因究明に向けて海洋調査などを行うことにしています。

新生自民党セミナー

 新しく選出された安倍新総裁を講師に迎えて自民党道連のセミナーが開かれました。
 新総裁は、5年前、第21代総裁として首相になりながら、一年足らずで体調不良を理由に辞任し、この時から自民党の凋落がはっきりしてきた苦い思い出があり、今日の冒頭でも新総裁からその話がありました。
 その上で、今の日本の置かれている状況を作った民主党政権の話と、自民党がこれから日本を立てなおすための経済政策や、外交政策、そしてその基盤を作る教育などについて安倍氏の考えを話されました。
 挫折から得たものは大きかったと思える安心して聞ける内容で、これなら「今度はやっぱり自民党」と言って貰えるのではと思いました。
 次の総選挙に新人として挑戦する5人の候補予定者の紹介もあり、久しぶりに盛り上がったセミナーと成りました。
SN3P0273.jpg    SN3P0274.jpg