別海駐屯地47周年記念事業

 陸上自衛隊第5偵察隊および、第27普通科連隊第3中隊のある、別海駐屯地の周年行事がありました。
 日本一広い矢臼別演習場を管理する駐屯地で、全国から演習に集まる自衛隊や、米軍の支援や調整をしながら、もちろん自らも厳しい訓練を行っています。

 第5偵察隊は第5旅団唯一の偵察隊で、前線では最も大事な偵察、情報収集をち密に行い、戦略を立てる元となる部隊で、松橋司令は、世界最強を目指すと宣言しています。
 自衛隊や、警察・消防は出番がないことが平和なのですが、万一の事態に対応するには、常に実戦を想定しながら生死に関わるほどの厳しい訓練が必要となります。
 私達議員もまた、そうしたことを理解し、支援し、自らもまた厳しい情報収集をしなければならないと改めて思います。
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第3中隊の勇姿                 97式戦車も演示出演しました。
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「外交の後ろ盾は、経済力と防衛力といわれています」 ヘリも参戦

領土問題

 何度もこの欄に出ているテーマではありますが、今一度登場してもらいます。
 国が成り立つ3つの要素は、「国民」「領土」「主権」で、例えば第2次大戦で負けて、アメリカの占領下におかれた日本は、主権を失っており、その後サンフランシスコ講和条約で正式に主権を回復して、改めて独立したとされています。(NHKで放送中の、「負けて勝つ」吉田茂物語)
 領土に関しては、日本は淡白なところがあります。
 海に囲まれて領土を取られた歴史がない(少なくとも、明治維新以来は・・。それ以前は、国内で群雄割拠の時代に有った)ためだと思います。
 取るに足りない小さな竹島や、尖閣列島がこれほど両国にとって大問題となるのは、その周辺の広い海と地下資源の権利や、国としての沽券にかかわる問題だからだと思います。
 言い合っていてもお互いの利益にはならないとはわかっていても、決着がつくには何らかの方法が必要なのでしょうか。
 この両島は、近代史のなかでの反日感情とないまぜになっています。
 未来志向で解決することが大事でしょう。

セミナー開催

 昨日自民党第7選挙区支部のセミナー(根室会場)を開きました。
 講師は、自民党の影の内閣で農水大臣をしている「宮腰光寛衆議院議員」と外務大臣を務めている「小野寺五典衆議院議員」の二人で、それぞれ北方領土問題や、その隣接地域振興策、今注目を集めている日韓、日中関係の背景などについてひとつひとつ例をあげながら、わかりやすく話をしてくれました。
 特に小野寺氏は、自民党政権時代外務副大臣をしていたこともあり、各国に知人がいて、今のような事態についてそれぞれ情報を集めていました。
 これからどうするかということについても厳しいながら今一度少しずつでも信頼関係を取り戻していくしかないとのことでした。
 野田さんの首脳会談は、会ったというアリバイ作りのような内容で、何の前進もしていないこともわかりました。早く政権交代をしなければ、ますます日本が危うくなるということが理解できたセミナーでした。
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司会を務めました。            伊藤支部長のあいさつと、講師の二人

一般質問

 昨日の本会議で2議会ぶりに質問に立ちました。

今回は、「ものづくり産業の振興」、特に高度な得意分野に絞った支援と、農業機械の輸出。
「電力の安定供給」に関して、小水力とガスコンバインドサイクル発電について。
「医療問題」については北海道医療計画の中での、二次医療圏の設定、在宅医療の推進、不妊治療などについて。
「教育問題」については、いじめをなくすための家庭教育について、発達障害について、学力向上について、領土教育について等の質問をしました。
 教育では、家庭教育の重要性と支援と言うことに主眼を置いて進めるべきと提案をしました。
 医療では、地方の状況を充分考慮した医療政策を立て、進めることなどについて提言しながら答弁を求めました。
 道としても、そうしたことに十分配慮して進めるとの答弁と受け止めています。

地方と中央

 自民党総裁選が行われ、安倍晋三氏が次の総裁に決まりました。
 党員投票の結果は、300中165票と、過半数が石波氏を支持したにも拘わらず、国会議員による決選投票では安倍氏が19票の差を付けて当選となりました。
 国会議員と党員の意向がずれていると言うことです。
 私達党員は、安定した長期政権を望んだと思うのですが、国会議員は、選挙の顔となり得る方を選んだと言うことでしょうか。
 6年前の私達の挫折感を無視したとも言えます。地方が一致して次の総選挙に向かえるか、若干の不安があります。

フードコンプレックス特区

 昨年フードコンプレックス国際特区に指定された北海道が、今その方向に向かってどの様な動きをしているかを知るために、昼休みの時間を使って勉強会を開きました。
 地域指定は、十勝・札幌周辺・函館地域となっていますが、北海道全域がその対象地域として、様々な面で参加できると言うことです。
 生産、加工、販売、機能性など新分野開発、バイオガス利用など多岐にわたって研究開発していくことで、東アジアにおける食産業の研究開発、輸出拠点化を目指そうという構想で、それぞれの地域で取り組みが進んでいます。
 停滞している北海道経済ですが、様々な分野での活性化を実現していきたいものです。

総裁選立ち会い演説会

 今行われている自民党の総裁候補が、札幌大通りで立ち会い演説会を開きました。
 来るべき総選挙で先頭に立つ総裁を選ぶ重要な(自民党にとっても日本にとっても)選挙です。
 体調不良の町村氏以外の4候補が、それぞれの持論を訴えましたが、外交、防衛、国としてのあり方、経済政策など各候補の主張には大きな違いはなく、今の日本が必要としていることや、民主党政権でがたがたになった政治の立て直しなど大きな課題は一致していると言うことなのでしょう。
 どなたが勝つかは解りませんが、誰が選ばれても、この候補達が一致結束して総選挙を戦い、政権復帰した際にはそれぞれの得意分野を分担して、この国の立て直しをして欲しいとの期待をしながら聞いていました。
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北辺の守り

 陸上自衛隊標津分屯地(第302沿岸監視隊)の創立55周年記念式典が開かれ、来賓として出席しました。
 この分屯地は、北方領土を間近にした地に、沿岸監視機能を置き、情報収集することで、不測の事態を防ぐという目的で昭和32年に標津、羅臼両町に駐屯する部隊として設置されました。
 当時は対岸の国後島の沿岸警備隊が駐留していて、夜にはサーチライトの光が昼のような明るさでこちらの海岸を照らし、操業する漁船に不安を与えていました。
 また、東西対立が激しく、ソ連の侵攻も予想されたことで、日本としてもその情報収集と監視が必要でした。
 50人ほどの小さな部隊ですが、地域に溶け込み、他地域との訓練を重ね北辺の守りとして、最前線で頑張っています。
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整列した部隊                  私の挨拶
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展示された装甲車など               バイクドリルの演示

別海病院落成

 建築以来45年を過ぎ、狭隘化と老朽化で、住民が待ち望んでいた「別海町立病院」が完成し、今日落成式を行いました。
 これで管内の病院・診療所は、建築中の根室病院も含めて、立て替えが終わることになります。
 医師確保で本当に苦労している管内の医療機関ですが、新しい建物と、最新の機器を使って働ける環境を整えましたので、若い心ある医師の皆さんがここで働いてくれるのではないかとの期待が膨らみます。
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国会議員の身分

 民主党や、自民党の国会議員が離党して、維新の会に合流する動きが続いて居ます。
 今のところ9人程度ですが、この中に比例で当選した議員が多くいることです。
 選挙区で当選した議員なら、まだ自分の力という事も出来ますが、選挙民に政党名で投票されて当選した議員が、何故議員のまま離党して他の政党に行けるのか、本当に不思議です。
 この場合、新しい政党を結成する時に参加ことは、法律で認められているようですが、それにしても、比例で当選した議員は、議員辞職をしてから新しい政党に参加すべきで、その辞職したあとには、その政党の他の候補が繰り上げ当選すべきものと思いますが、いかがでしょうか。
 みんなが思いを込めて投票した結果は、個人に帰するべきものではないはずです。