水産林務委員会道内調査

 11時から、釧路・根室管内商工会議所・商工会連合会で構成している「根釧シマフクロウ圏発展機構」の両管内選出道議会議員への要望会がありました。
 高規格道路整備、水産・農業基盤整備と振興、地域活性化等についての要望を受けました。
 終了前に、道内調査合流のため津別町に急行しました。視察先の丸玉産業で選考していた委員と合流。同じ敷地内にある津別単板生産協同組合と共に、年間500億円を生産するという、大規模工場と、そこから出る製材くずや、林地残材などを使ったバイオマス発電所を視察。
 発電量は津別町の全電気をまかなって尚北電に売電できるだけの量という。

 このあと津別町にある「21世紀の森」を視察。
 ここは道営だが、町に移管の計画があり、町からは移管に関して、○財産の無償譲渡、○運営費助成、○将来解体費用の補償などの要請を受けた。

 このあと会場を変えて水産、林業などの代表と懇談会をしましたが、水産会からは、鮮魚の輸出について特に韓国の放射能検査が厳しく、日数もかかるので、事実上輸出が出来なくなっていること、
 また森林組合からは、昨冬のカラ松人工林での、野ねずみ被害についての話があり、その規模は1360ヘクタールに及び、中でも639ヘクタールで植え替えが必要なほどで、殺鼠剤の空中散布の継続の要望がありました。
この他多くの要望や意見交換があり、有意義な1日を終えました。
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遊び心

 この頃、観光が地域振興の一つとして注目されていますが、なかなか地域興しには繋がらないのが実態ではないでしょうか。
 例え一時的に客を招いたとしても、その後のフォローが出来なかったり、地域に住む人がその地域の魅力を見いだせなかったり、はたまた狭い地域のセクト主義のようになったりと、様々な理由があると思えます。
 特に、訪れる人は、地域の違った魅力を見いだしてくれますし、それを受けて、その地域の人達が、いかに遊び心を持って楽しく暮らしているかが、更にまた地域の魅力として、また訪れたいところとなるのではないでしょうか。

 昨日苫小牧市を歩いていて、歩道に小さな足形と名前のあるのを見つけました。大人の足形は足寄町にもありますが、ここのは、小さな、多分赤ちゃんの時のものではないでしょうか。
 ここに足形を残した子供は、やがて地域に愛着を持って、例えそこを離れても愛郷心を持ってみることが出来るでしょう
 。訪れる者も私のように気付くと、ほのぼのとした気持ちになるものです。
 ちょっとした遊び心が、地域の魅力を高めることになるのではと、写真を撮ってきました。
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柔道は国際化しましたね

 今日も日本選手は金メダルには遠く及びませんでした。
 お家芸だった柔道は、金メダル量産どころか、得意の軽量級で昨日の銀一つという経過です。
 外国選手にあっさり一本を取られるのを見ると、今の日本経済と同じように思ってしまいます。
 1番でなければ駄目ですかなどといっている中に、世界はどんどん進歩していて、これまで通りのつもりでいると遥か後ろに行っていたということが現実味を帯びてきています。
 柔道は日本から世界に普及していって、今では世界的な広がりの中で、レベルアップしてきました。
 科学技術や、物作りは世界から日本に入ってきて、日本人の勤勉さと器用さで世界の先端に立った時代もありました。
 常に世界一を目指しても柔道のように勝てないことさえ有るのに、2番で良いなどと言っていたらどうなるでしょう。

難病連全道集会に出席しました

第39回難病患者・障がい者と家族の全道大会が、苫小牧市で開かれ、来賓としてですが出席してきました。
 私と難病の出会いは、中標津に入り「コケイン症候群」の子供を持っているお母さんからの、「医療研究を進めて、治療法を見つけて欲しい、私の子供には間に合わないかも知れないけど、希望が欲しい」と訴えられたのが切っ掛けでした。
 私達の出来る事は、その願いを繋ぎ、医療研究を促進するために繰り返し国に働きかけることです。
 今日も政権党側の国会議員が多く来ていましたが、私達同様頑張って対応していくとの挨拶で、物足りないものでした。
 自民党系の議員がいない事も同様不満でした。
 それはともあれ、早く治療法を確立できるように遺伝子レベルからの研究促進にお金を回すよう、全力を挙げていかなければならないと思います。
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物作り産業視察

 北海道の経済的自立を目指すキーポイントとなる、高い技術力で頑張っている札幌周辺の会社を視察させて貰いました。
 最初は石狩にある「シンセメック」という、オーダーメイドで自動省力化装置を製造している会社です。
 あのダイナックス(クラッチ板や、自動変速機の世界的なメーカー)の製造機械もここで作ったということで、非常に高い技術力と対応力を持っています。
 次は千歳にある「IHIスタ−」という農機具会社で、農機具製造会社としては北海道の酪農家にはおなじみの会社ですが、今中国に合弁企業を作って、そこを拠点に中国への輸出を図っています。
 最後は「ホクダイ」という、アルミダイカスト(鋳物)の製造会社で、アイシンや、トヨタ北海道にウオーターポンプを納入していますが、鋳造圧を下げたり、温度を下げて省エネ化を図りながら、これまでのものより品質を高めた技術力で、中国や韓国にはまねの出来ないレベルを達成しています。
 こうした高い技術を持った会社の層が厚くなれば、北海道はもっと機械製造業なども立地しやすくなるのではないかと思います。
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DSC04956.JPG工場内は企業秘密があって撮影できませんでした

10分遅れ

 今日も、明日の視察のため釧路からJRに乗って出札しました。
 昨年トンネル火災があり、またトンネル通過後に列車の屋根に石が乗っていたということがあって、事故防止のためトンネル内では時速100キロ以下にスピードを落とす措置がとられていて、常に10分以上の遅れが出るようになりました。
 上り下りそれぞれが、ダイヤ通りに走れないことで、行き違い列車待ち合わせも予定通り行かず、この遅れが定着しています。
 車内放送では車掌が遅れのお詫びを流しますが、済まなそうな様子はありません。
 トンネル内での石の跳ね上がり対策が出来るまで、ダイヤを改正して、遅れとならないようにした方が、他の乗り継ぎを待っている列車の遅れも解消できるのではと思います。
 いかがでしょうかJR北海道産。

林産業の困窮

 釧路で、第13回「釧路・根室森林・林業・林産業活性化連絡会」の総会と研修会があり、参加しました。
 冒頭大沢会長の挨拶で、「今の林産業や、林業を取り巻く状況に触れ、春以来状況が一変し国産材を取り巻く状況は非常に厳しくなっている。」といわれたことには驚きと共に、それを知らなかったことを大いに恥じました。
 外材が、産出国の輸出規制などもあり、また中国での旺盛な需要があって輸入材の値上がりから、国産材が不足気味で、北海道産のカラ松が原木のまま本州に移出されていく問題が訴えられていたのはつい最近のことと思っていました。
 ヨーロッパでの金融不安から、急激な超円高になり、国内の輸出産業や、国内産業の競争力を苦境に陥れている現状をどうやって解決するか。
 政局を論じている場合ではないと思います。

引き際

 森元総理が、次回の選挙への不出馬を表明した。
 75才と言うことで、自民党の不文律「70才を超えて新しい選挙に立候補しない」からすると当然と言える。
 然し、気力体力まだ健在であれば、周囲ではもっとやれるのだから、もう一回と期待するもの。
 本人もそう言われるとその気になるものだが、「若い人に道を譲るべき時」と決意したことは大いに評価できる。
 新生自民党を目指しているなら、こうした決断があちこちに有ってしかるべきと思う。
 これは9月に予定されている「総裁選」にも言える。
 70近くなってまだ意欲を出し、手を上げるべきではないと思う。
 時代は急速に変化している中、こうしたベテランは、若い人のやることを見守り、それにアドバイスや、後押しをするのが役目ではないかと思う。

自分だけは

 最近のニュースを見聞きして思うことがあります。
 政府に対する不信感もあってのことですが、様々な事に反対する人達の行動が報じられます。
 原発再稼働反対のデモは、17万人が首相官邸周辺を取り巻いたと言います。
 

また、震災がれきの受入に反対する人達の 動きも目立ちます。
 こうした人達の反対運動に水を差すつもりはありませんが、こうした反対は自分だけ安全なところに身を置き、政府など権力に対して抵抗しているだけで無いのかと思うのは、穿った見方か?

伝統の作法

 昨日から中標津神社の例大祭が開かれており、今日は本祭りの御輿巡行が有りました。
 それに先だって、神社本殿で神事がありましたが、その作法に歴史じを感じましたし、神に対する畏敬の念が現れていると思いました。
 階段を上がった神前では、宮司といえども 立つことはなく膝をすりながら移動する様は、日本の文化の原点を見る思いでした。
 神事のあと、街の中を御輿と共に練り歩きましたが、今年は子供御輿へ参加した子供が多く、確実に子供に伝統が伝わっていくのを感じました。
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