先日春が近づいてきていると書きましたが、今日は一転して冬に逆戻りです。
今日は所用があって札幌にいますが、道東方面は結構な雪とか。
そういえば私の長男が生まれた37年前、31日から降り出した雪が夜中には吹雪となり、早朝4時頃から産気づいてきた女房をなだめながら5時頃まで様子を見ていましたが、とても病院へ行ける状態ではなく、土木現業所中標津出張所に電話を入れると「昨日で除雪作業員の打ち上げをしてしまい、運転要員が誰もいない」とのこと。
トラクター(当時は50馬力程度の小さいものでした)を動かしてみましたが、今とは全く道路事情が違う上に吹きだまりが出来ていてどうにもならず、当時役場で除雪の運転をしていた親戚に電話を入れた結果、土木現業所の所長自ら除雪車を運転して迎えに来てくれました。
7時半頃ようやく中標津の産科病院に到着して、すぐあとの8時頃長男が無事誕生したとの知らせがありました。
今日の雪はそんなことを思い出させます。
月: 2012年3月
日ハム勝利スタート
いよいよ今年度のプロ野球がスタートしました。
大丈夫かと心配していた斎藤佑樹は意外(と言っては失礼ですが)にも失点を1点にとどめ、完投勝利となりました。
あのダルビッシュでも何年も勝てなかった日ハムの開幕初戦ですが、今年の推移が楽しみです。
栗山新監督の下、長いシーズンを通して、頑張って北海道民に力を与えて貰いたいものと思います。
あとはコンサドーレが早く初勝利をあげてくれればと願っています。
先日、これまでで最高の成績で今シーズンを終わったプロバスケットチーム「レバンガ」と共に、三つもプロチームがある北海道です。
みんなで資金面も含めて支援したいものです。
原子力は科学の技術では乗り越えられないか
福島原発事故以来、全国で定期点検に入った原発の再稼働が出来ず、稼働中の原発は、遂に震災の直前に定期点検後の試験運転を始めていた泊原発三号機のみとなりました。
ウランという核物質を燃料とするだけにこれまでも安全性を最重点にしてきました。
圧力容器は、室蘭にある日本製鋼所の一体成形技術が世界で最も優れているとして世界に輸出しても来ました。
北電泊三号機の建設中に原因不明の「ぼや」が多発し、現場を見にも行きましたが、とにかく安全第一という姿勢が徹底していたものでした。
昨年6月にも同期の仲間と視察に行きましたが、非常時の給水施設や、代替発電車などの設置もされ、非常時訓練も頻繁に行われていました。
一旦事故が起こったら、放射性物質を排出することもあって全国的に再稼働反対の声が大きくなっていますが、科学技術の力では乗り越えられないものでしょうか。
どんどん高くなる石油価格に加えて外国に比べて割高となっている電気料金も値上がりして行けば、円高と相まって日本の製造業の競争力がどんどんなくなり、製造業は海外へ出て行き、停止した原発で働いていた関連企業の方達と共に、失業者の山となるのではと危惧します。
春らしく
暖かくなってきて、朝牛舎への坂を上ると、山がほんわかとかすんでいました。
少しずつ春になって来ています。
転勤シーズンとなり、今日は中西根室振興局副局長と、細野部長が挨拶に事務所に寄ってくれました。
かすむ武佐岳方向 坂道の縁の草も出てきました
アジアの成長力
昨日札幌で開かれた、「TPPに関するシンポジウム」では(新聞報道の範囲ですが)やはり推進派から、日本農業の体質改善や、アジアの成長力を取り込む事が話されました。
農業の体質改善は、そのほかの職種や、政治がそうであるように常に外圧によってしか変えられない延長線でしかとらえられていない事を示すものですし、アジアの成長力を取り込まなければ、日本の将来がないという論法はアメリカと同様ながら、それなら何故「環太平洋」なのか、「ASEANプラス・・」ではないのかという疑念に答えるものとなっていません。
出来上がった新自由主義経済の中に裸で入ることを、何故政府は強引に進めようとしているのか、そのことの説明を求めたいものです。
冬に逆戻り
昨日、いつかいつかと思いながら乱雑になっていた部屋の片付けと掃除をして、慌ただしく千歳空港に向かいましたが、千歳も、到着地の中標津も雪で、条件付きでの出発となりました。
まあ大丈夫だろうと思っていましたが、結構厳しい中での着陸でした。
道路も木々も真っ白で、冬に逆戻りしたような景色になっています。
三寒四温と言いますが、確実に春は近づいているものの厚い雪の衣がなくなるのはまだしばらく先のようです。
余り急がないこの地域は別にして、もう春の農作業準備に入っている岩見沢周辺の雪が早くなくなってくれるよう祈ります。
春が冬を押し出しています
即応
21日の北方領土対策特別委員会で、この日の朝刊に載った、中国の漁業会社の役員が国後島を訪れ、42億円の投資をするつもりがあると表明したとの記事を問題にし、「北方領土を管轄する知事として、このようなことには、間髪を入れず重大な関心と懸念を持っていることを記者会見などで表明すべきではないか」と質問し、領土対策本部長から「部内で検討する」との、知事に進言することを含んだ答弁を貰っていました。
昨日の議会終了後の記者会見で「事実であることを確認することも含めて、国に申し上げる」旨の表明をされました。
こうして常に直ちに反応することが、諸外国に比べて少ないのが日本の外交で、その間に事実を積み重ねられてしまっています。
今回は良いタイミングだったと思います。
議会終了
一ヶ月にわたった第1回定例会が終了しました。昨日の予算特別委員会では主な論点を書きましたが、厳しい財政の中で、2兆7千4百億円の24年度北海道予算を決しました。
人件費削減をして必要な施策に回すため、道職員の給与を13年連続で削減し(勿論私達の報酬と政務調査費も1ヶ月10万円を削減しますが)今後の北海道に向けた予算を確保することに工夫をしています。
こうした厳しい財政を考えると、主として地方を担当する道県と、全てが集中する東京都の財政格差を感じざるを得ませんし、札幌市と北海道の職員給与や、議員報酬のことを思わずにはいられません。今では、カットもなく、転勤もない札幌市役所への就職希望が、多くなり、またあの狭い範囲を担当する市議会議員の方が、今では道議会議員より報酬が多いという現実を見るとき、「再配分」という財政のあり方についても考えなければならないと思います。
予算修正提案
予算特別委員会本委員会で、今回付託された多くの議案についての委員会議決が行われました。
議案第一号は、24年度収支予算でしたが、民主党から、「予算案を撤回し、組み替えの上再提出を求める動議」が提出されました。
内容は、雇用対策や福祉対策などもっともと思われるものもありましたが、組み替えを求めながら、収入対策やどの予算を減らして等の案もなく、およそ責任を持って政治の一端を担う会派の提案とは思えない、否決されることを前提としたパフォーマンスに終始している点が残念なところでした。
結局、民主党と共産党の賛成のみでの、動議否決となりました。
3分科会に分かれて180本余りに及ぶ質問の中から、今後への前進の方向や、問題を浮き彫りにするもの、方向を定めなければならないがれき受入や、原発問題、HAC等について議論を深めることは出来たと思っています。
商標登録
16日の予算特別委員会の経済部分野で、食産業の活性化について質問しましたが、この中で、成長著しい東アジアをターゲットにすることをお互い確認したことになりました。
この地域で一番問題になるのが「商標権登録」
や
「外国特許申請」
などをしっかりやっておくことです。
何しろ「北海道」とか、「羅臼」などと行った、固有の地名まで、先に商標登録して、その販売を邪魔したり、登録料を要求したりする事例がままあることからしっかりと登録をする必要があり、今回の答弁の中で、経済部が、道として登録に要する経費についても初めて補助対象として、市場開拓の取り組み支援の一助とすることにしたとの答弁がありました。
こうした取り組みを進めることによって食産業の活性化が進むことになると思います。マスコミの皆さんもこのようなことに注目して、事業者の皆さんに知らしめていただければと思います。