1日得をしたかな?閏年

 今年は4年に一回の閏年。
 1日得をしたような気分です。
 一年に4分の一づつ余っているものを集めただけですから、他の3年は4分の1づつ損をしているだけかも知れませんが、兎も角今年は1日多いのです。酪農家の牛乳生産量などは、この1日が大きく、2月乳量は平年より自動的に3%増となります。
 私の牧場で言えば約2500キログラム・金額にしておよそ20万円の増産になります。
 餌も1日余計に食べるので、それがそのまま利益増にはなりませんが、各生産現場でこうした増産が出来る事になると、それだけ今年のGDPが上がり、経済にプラス効果が出るのではと、大きな期待をするのは早計でしょうか。
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今日は雪解けも進みました。赤れんが前の議会に通じる道路も水浸し。議会前の池では鴨がのんびりしてます。

流氷が来ました

 26日羅臼での新年交礼会兼道政報告会に行くとき、もう暗くなってきていましたが、国後島までの海峡が流氷でいっぱいになっているのが見えました。
前の日は標津、別海の海岸までだったようでしたが、今は根室海峡全体にいっぱいに埋め尽くしています。
27日朝羅臼を出発するときには雪が降ってきて写真は撮れませんでしたが、羅臼港出口付近には、大ワシやオジロワシが群れをなして集まっており、それを見るために観光船が3隻、観光客を乗せて停泊していました。
 この流氷ですから遠くには出られず、わずかに港を出たあたりまで氷を割って、そこに餌をまいてワシを集めているとか。
 間近で世界一大きなワシの群れが見られるなんて、こんな贅沢な観光はないと関係者は話していました。
 流氷が海峡いっぱいになったのは多分9年ぶりではないかと思います。今のうちに急いでいけばまだ見られると思います。
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事務所

 中標津にある私の事務所にいると、様々な方が訪れます。
 世間話や、挨拶や、相談、依頼、本当にいろいろです。
 こうして人が出入りすることによって、今の地域のことが良く分かるものです。
 勿論私の方から出かけていくことも多いのですが、こうした人々との関わりは私にとって全て政務調査になって居ると思っていますが、オンブズマンとか言う方は認めようとはしません。
 議員活動のために公費を支給されているはずの政務調査費にいちいち領収書と活動記録を求め、その整理のために多大な時間を使わなければならない時、「議員の身分とは」と言うことも考えます。
 一体私達は何の役に立っていると思われているのかと思うこともあります。
 政務調査費にいちいち訴訟を起こされるとき、こんなに自分の生活も家族も打ち込んでいながら、本当に感謝されているのかと・・・。
 おおらかさを無くした世の中がどんなに住みにくいものになるか、将来に心配を感じます。

道政報告会

 毎年恒例となっている、羅臼町での新春交礼会を開いていただきました。
 新春ももう2ヶ月が過ぎましたが、むしろようやく春の風が感じられる季節感は新春そのものもで、今日は一昨日の大荒れの予報が外れて、すっきりした好天に恵まれ、会場の羅臼商工会館には70人ほどの方々が、温かく迎えてくれました。
 地の果てという意味の知床ですから様々な課題もあり、また度々北東風の強風による高波におそわれ、海岸線や番屋がさらわれるなど安全面の整備も急がれるところです。
 また、医師確保にも苦労しており、常に大学など各方面に、町長が日参する状態が続いて居ます。
 地域の安全と安心を確保するためにこれからも町の方々と頑張っていかなければと決意を新たにしました。
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何を学ぶか?

 別海高校酪農経営科の23年度活動報告会が開かれ、実績発表と、農業特別専攻科の「アグリメッセージ」「プロジェクト」を見聞きしてきました。
 この学科では、農業後継者となる生徒が集まっていることもあり、徹底して実際の経営に繋がる学習を柱に基礎学習を教えようとしています。
 今回の発表もホームプロジェクトや、園芸班、加工班で研究活動をしてきた内容の発表などでした。
 結果の良い悪いは勿論ありますが、それ以上に大切なことは、こうした研究、実践をする課程と方法を学ぶことだと私は思っています。
 学校で学ぶことは多岐にわたって浅く広くと言うことで、実際に社会に出てすぐ役に立つことは少ないと思っています。
 本当に学ぶべき事は、社会に出てからが本番。
 そのとき役に立つのは、こうした研究実践したときの学び方や、研究の仕方で、これはどんなことにも役に立ちます。
 今日発表した子供達だけでなく学んでいる子供達にもこのことを理解して貰いたいものと思います。
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観光

 中標津観光協会主催の観光戦略セミナーが開かれました。
 基調講演は、「観光後進地域の成功事例から学ぶ戦略とは」と題してツーリズム・マーケティング研究所主席研究員の篠崎宏氏が行いました。
 団体観光から個人観光への変化と、観光客の行動特性をつかむこと、特に求めているストーリーを提示すること。
 口コミが大好きな観光客のための差別化戦略が出来ているか。
 社会貢献とビジネス目標を同時に実現する事を取り入れる、などを離島観光の成功例で示しながら講演されました。
 このあと(株)TAISHI代表取締役菅野剛氏が、中標津町観光活性化方策の方向性「観光資源をどう売り込むか?」の調査報告と提言をしました。
 地域がマーケットで勝てない理由と可能性、多くの地域が陥る観光業の課題などについての話のあと、中標津町の資源を活用した事業モデルの提案をしてくれました。
 地域にとって観光は大きな産業の一つになる可能性の大きいものです。
観光講演会2.jpg            観光講演会1.jpg基調講演の篠崎宏氏と        菅野剛氏。                       

一定開会

 今日から第一回定例会が始まりました。
 今日は知事と教育長による施政方針が示され、北海道独自の産業育成と、それを作り上げる人材育成のための学力の向上を目指すという方針が示されました。
 知事がいつも言う「オンリーワンの北海道」に向かって、これからどういう議論が展開されるか、注目して欲しいと思います。
 今回は私も一般質問に立つ予定です。
 昼休みには議場コンサートがあり、江差町の「江差餅つき歌」や、「網あげ音頭」そして「江差追分」の3曲が披露されました。
 午後からは、国の4次補正に対応した補正予算について質疑と議決が行われ、農業基盤整備を中心とした補正予算が成立しました。
 実際の執行は殆ど来年度になるという何ともタイミングのずれた補正となりました。(無いのよりは良いのですが・・・。)

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いよいよ定例会

 3日ほど怠けました。

 19日は日曜日と言うことで、今年椎茸を植えるための原木切りをしました。
 原木は、水が上がらない時期に切らなければならないので、2月が限度と聞いていましたのでこの日しかないと思い切ってやりました。
 膝の上まである雪を漕いで林に入り木の根元を掘って、チエンソーで切るのはなかなか大変な労働でした。

 20日は一般質問のための資料集めをし、夜自民党中標津支部の役員会に出席。

 21日は午前中農業経営関係の資料整理をして、釧路まで車で出て、JRで出札しました。

 と言うわけで、今日は明日からの定例会前日の常任・特別の各委員会が開かれ、提出議案の説明がありました。
 主として、24年度予算に関するものですが、厳しい財政事情の中で削減しながら、こまめに新規事業に振り向けるやりくりをしているところが見えます。
 どうすればこうした状態から抜け出せるか、みんなで考え実践していかなければならない問題です。   

第20回中標津福祉の集い

 障害を持つ人達や、その父母、支えている団体などによる「中標津福祉の集い」が第20回を迎え、いつもの会場であった「プラット」から今年は中標津町文化会館へ会場を移して盛大に開かれました。
 先ずは、映画「ふるさとを下さい」の鑑賞から始め、その後はロビーいっぱいにもうけられた、障がい者の作った製品・作品と、支援団体による製品等の一大バザーに人々の列が出来、次々と買い求めていました。
 販売されていたものが、いくら障がい者達の手作りとはいえ、余りにも安いので、もう少し高くしても良いのではと提案しました。
 特別決議では、療育・教育・労働・文化・医療など暮らしの様々な場面での多くの困難と課題が解決されていないことについてみんなに呼びかける事が列挙されています。
 すぐにも出来ることはやり、制度改正などを伴うものは、一つずつ解決していかなければなりません。
 今後も一層の努力をしたいと思います。
DSC04294.JPGロビーにて

札幌モーターショー

 今日から始まった札幌モーターショーを見に行きました。
 最新鋭のハイブリッドカーや、EV、プラグインハイブリッドなどを主体に、各社のスポーツタイプや、未来型のミニカー(二人乗りEV)などが展示されていました。
 人々の目はやはりスポーツタイプに向いていたように感じるのは、若い人が多いせいだったでしょうか。
 今後の主流はやはりできるだけ燃費の良いタイプや、電気自動車(EV)になっていくことを感じさせられました。
 車についてはこの程度ざっと見て、今回一番見たかった、北海道の自動車関連産業のブースを約2時間半掛けてゆっくり話を聞きながらまわりました。
 よく知られているダイナックスや、京浜精密工業北海道工場などの他、微細ねじ製造や、電子基板、新素材製造に成功した会社など約30社が出店しており、自動車メーカーとの商談も出来るようになっていました。
 特に放電プラズマ焼結法で造った超硬度を持つ素材や、顕微鏡で見て初めてねじであることの解る超微細ねじ、極めつけは純北海道産のEV車など、これからの活躍を感じさせる企業ブースでした。
 技術の先進地となるために、何をどうしていくか、今後の施策が問われることになります。
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DSC04292.JPG各社の展示ブースと、純北海道産EV自動車