講演2題

 今日は、昼休みの時間と夜の時間に、とても大きな講演を聞く機会がありました。
昼は、北大医学部の藤堂教授の講演でした。皆様ご存じと思いますが、移植医療の日本最先端の先生です。
日本の医療は特に遅れていて、助けられる命を助けることが出来ていないと言うことです。
脳死という概念がなかなか受け入れられず、結果移植医療が出来ない。
生体肝移植は、医師にとっては罪で健康な人間を死に至らしめる可能性がある為ということです。
それに比して、脳死移植が出来れば、一人の体で9人の命を助けることが出来るというものです。
私たちもドナー登録をしておいて、万一死に至っても、その魂を次に引き継ぐという理解をしておくべきだと思いました。

もう一つの講演は、北海道独立論です。
いつまでも国に頼り、自立できない北海道ですが、「議員の役割はいかに国からあるいは道からお金を持ってくることだ」を続けている限り永遠の植民地に甘んじているように思っていました。
然し、発想の転換をし、今ブームになっている「ブータン共和国」のように、幸せの基準は何かという事で発想を変えると、今まで見えなかった豊かさが見えてきて、北海道の今後進む道が開けてきたように思いました。
「国民一人あたりのGDPランク上位国は全て小国」というヒントに大きな可能性が開けてくる思いでした。
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今日より一般質問

 道議会は今日から一般質問に入りました。
 年四回の定例会の中、3月の第一回と9月の第三回定例会は代表質問と言い、6月の第二回と12月の第四回は一般質問と呼んでいます。
 会派を代表していることには違いないのですが、「代表格質問」と称して、時間も10分少なくなっています。
 勿論、会期も5日ほど短いのですが。

 今日は最初に自民党道民会議から、根室市選出の松浦道議が質問に立ち、道政全般について、特に道財政や、いわゆるやらせ問題に関する第三者委員会報告について、学力向上問題についてなどに力点を置いて質問しました。
 やらせ問題については(本当はこう呼ぶのはおかしいと思うのですが)組織的に関与してはいない事が明らかにされたものの、知事が監督責任を負うと言うことで、自らに処分を検討するという答弁がありました。

 そのあと質問に立った民主党の市橋議員が、この問題を取り上げ、第三者委員会は、知事の都合の良い結論を出したのではないかとしつこく迫りました。
 北電の第三者委員会と道の第三者委員会(メンバーが違い、どちらも弁護士をメンバーとしている)がほぼ同じ結論を出したと言うことは、それが真実だったと考えるのが当然で、それさえ疑うのであれば、自らが議会調査権を使ってやればいいことだと思って聞いていました。 

地方政治変化の兆し?

 注目されていた大阪市の市長・府知事同時選挙は、橋下徹氏率いる平成維新の会が勝利をおさめました。
 やはり今年は全ての面において変革の年となるのでしょうか。

 これまでの政治に対する不信感と、庶民にとって良くならない景気に対する不満とが、このような投票行動となったのでしょうね?。

 地方政治にあたっている一人として、これまで以上に地域の今と未来を意識した政治に心がけなければならないのでしょうね。

 底辺を構成している普通の人の目線で・・・。

東京中標津会に出席

 年に一度開かれる「東京中標津会」に出席しました。
 故郷を遠く離れて活躍している方々の集まりで、殆どの町が開いていますが中標津出身の会員は260人余りになっていて、今日の出席は54人でした。中標津や、関係企業などの出席も41名あり賑やかな会となりました。
 みんな故郷が懐かしく、町の発展をわがことのように喜んでくれます。
 若い人が少ないのが悩みと言うことですから、出身者を調べて同級生の団体で加入するようにお手伝いしなければならないかも知れません。
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                                  武佐出身の方々と

北海道議会開設110周年

議会.jpg 110周年.jpg 北海道議会が開設されてから今年で110周年を迎えたのを記念して、今日午後議会で記念式典を開きました。
 喜多議長の式辞と、高橋知事の祝辞のみの簡素なものでしたが、兎も角その場に立ち会えました。
 式典は、道警音楽隊の演奏の元で開かれ、元議員の皆さんも参列しての式典で、また一歩新しい議会へと進まなければならない責任も感じました。
千葉総監.jpg その終了後、自民党防衛議員連盟の研修会があり、陸上自衛隊北部方面総監部から千葉総監の講演をいただきました。
 昨年も講演をいただきましたが、自衛隊では、国と国民を守るためには、命をかけて即応するための5項目の訓示をしていることを基本に災害派遣のみではなく、有事即応体制と抑止力を示していかなければならないことなどについて熱心に話されました。
 平和ぼけしている中に茹でガエルにならないようにしなければならないものだと思っています。

北方領土特別委員会協議会

 明日からの定例会に提出する議案などの説明をするための前日委員会が開かれました。
 今回は特別に予算の補正や、条例修正などもないため報告のみで終わりましたが、そのあと、9月に根室管内に現地調査に出向いた際要望のあった、札幌での各団体との意見交換を、委員会協議会という形で行いました。
 千島連盟、北方領土復帰期成同盟、北対協、北方四島交流北海道推進委員会などの代表者の皆さんから、組織や、運動の現状などについて説明があり、それについての意見交換をしました。
 特に、20年を迎え、見直し論の出ているビザなし交流や、隣接地域である根室管内の振興策などについてや、後継者育成などについて議員側からの質問や意見が出されました。
 久しくこうした意見交換が開かれていませんでしたが、今度はもっとゆっくり時間を掛けて意見交流をしたいと思いました。

勤労感謝の日

 今日は勤労感謝の日。
 国旗を玄関口に掲げて祝日を祝いましたが、ものをよく知らない私は、今日が日頃働く人に感謝する日なのか、働けることに感謝する日なのかよく知りません(恥ずかしいです・・・)。
 昔はこの日は新嘗祭と言って、その年とれた新穀を神様に勧め、初めて天皇陛下が食される日となっていました(こんな古いことは知っている・・)。
 働くと言えば、サラリーマンの奥さんで、自身努めていなく、夫が基礎年金分を納めていてその後自営業などに変わった際、手続きをしていなくて、何年か無年金状態になっていた人の救済策が問題になっています。
 いつも思うのですが、何故専業主婦は無職なのでしょうか。
 働くというのは、勤めに出ている人だけのことでしょうか。
 子育てや、家事は働く中に入らないのでしょうか。
 こうした概念の違いが、家庭のあり方や、子供の変化、ひいては日本という社会のあり方まで、かつての良さを失う元になっているのではないでしょうか。

議員の身分

 皆さんは、私のような北海道議会議員は職業だと思いますか?
 本当は長々とそのことについて書き込みましたが、何故か消えてしまいましたので、今回は宿題にしておきます。
 職業欄に議員と書き込めるかどうかと言うことです。
 私の見解はまたの機会に・・・・。
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ナナカマド並木です。実が沢山ついてとてもきれいです。来年の2月頃まで楽しめます。

網膜剥離

 先日から目の前に、黒いグニュグニュとしたものが見えるようになりました。
 首を動かすと目の端でピカッと光ります。これは尋常ではないと思っていましたが、なかなか暇がなく病院に行くことも出来ませんでした。
 友人に話すとそれは早く行った方がよいと助言してくれます。
 今日、ようやく時間が出来たので、午前中町立病院の眼科に行きました。
 月曜日と言うこともあって、非常に混んでいて、申し込みから1時間半ほど待ってようやく診察となりました。
 待っている間、壁に貼ってある啓発ポスターを見ていると、網膜剥離のポスターに書いてある症状がぴったり合うではありませんか。
 網膜剥離?とどきっとしましたが、診察した先生によると、「今度誰かに乗せてきて貰って眼底検査をしましょう。急ぐことはないから、いつでも結構ですよ」とのこと。
 インターネットで調べても急速に見えなくなるものとは違うと解って一安心。
 年のせいもあるとのこと、まあ仕方ないか。

久しぶりにゆっくりと

 昨夜、羅臼の道政報告会のあと羅臼温泉に泊まり、今朝は久しぶりに女房とゆっくり起き、午前中掛けて、標津町にある「サーモンパーク」をゆっくり見学しました(残念ながら、鮭の産卵シーンはみられませんでした)。
 高さ30メートルの展望塔にも登り(勿論エレベーターでですが)眼下に見える標津町の向こうの国後島もじっくり眺めました。
 今日は国後島はくっきりと見えその大きさ、近さを改めて実感します。
 一緒にいた親子の父親が「24キロなら、鶴居と釧路より近いね」と子供に話していました。
 近い遠いは別にしても、近くて遠い島となっている事が実感できます。
 この悔しさは日本人なら共有できることと思いますが、66年という長さが、「もう帰っては来ない」というあきらめになっている事も残念です。
 昼にはご無沙汰している食堂で久しぶりのラーメンを食べ、家で昼寝もし、疲れがちだったのが解消された気がします。
 休息もエネルギー再生のため必要ですね。