エゾシカは

 エゾシカミーティングがあり、ニュージーランドで養鹿事業をしている石川氏を中心として、北海道で養鹿事業を産業として育てようという希望を持ったメンバー7人と今後の進め方について検討しました。
 北海道の新しい産業として、養鹿事業を確立しようという構想ですが、今の時点では、増えすぎて被害の大きくなっているエゾシカをどう減らしていくかが、最大の重要テーマとなって居る事から一時養鹿は取り組めても、繁殖までやる養鹿は無理との話をしました。
 ニュージーランドでも、ハンティングのために持ち込んだ鹿が増えて、駆除をし、養鹿へ進んだ経験があることから、駆除専門に取り組んだスタッフも居ると言うことで、まずこの面から協力をしてはと言う提案がありました。
 
今後、鹿対策室や、自民党の鹿問題調査会と協議していくことにしました。
 ゆくゆくは、産業と観光両面に活用できる養鹿事業は魅力があることではあります。

結論

 今日も一日一般質問が続きました。
 私たちの同期の藤沢議員や、中村議員も登場し、それぞれの地元に関連した質問を中心にしていました。
 民主党など、知事野党の議員は、再質問、再々質問を連発し、答弁調整をしていないかのようなパフォーマンスを示していましたが、厳しく追及していた佐々木恵美子議員などは、「意見交換をしました結果」と、事前にやりとりをしていたことを明かしました。
 そうしなければ、限られた時間の中で、本当に道民のためになる議論の結果は出せないものです。
 意見交換というか、答弁調整というかは別にして、事前のやりとりは必要で、私の質問の時のように、答弁が不十分なところは、修正した答弁とはしないで再質問する事を通告しておけばよいのです。
 そうはせずにその場でいきなり再質問することは、いかにも効率の悪いやり方だと思っていますし、意図するような答弁があるわけでもありません。

議会改革の中で、道財政の悪化から、報酬削減を検討していたはずの自民党案が、いつの間にか政務調査費の10万円削減に変更になりました。
 こんな事をすると「やっぱり政務調査費はあんなに支給していなくても良かったじゃないか」と言われるでしょう。
 実際は不足で、運用が厳しくなって、足りない多くの部分は自分で出すか、後援企業などからの献金でまかなうのです。
 報酬削減は、生活給であるから、子育て世代の若い人達に特につらく.若い人が議会に出てこなくなるという理由から、削減を見送ったと言うことです。
 しかし、生活給という身を切ることと、不要ではないかと言われている政務調査費を削減することは意味合いが違います。
 身を切ってこそ、職員や、道民に訴える力を持つのです。3役一任をしていますので、これ以上反対は出来ませんが、納得のいかない結論です。

一般質問しました。

 今日の本会議5番目、午後の3時から、一般質問しました。
 今日の質問項目は、
1.北海道独立論について 
2.再生可能エネルギー推進の具体策について(特に小水力発電について)
3.ペーパレス化の推進について
4.観光の風評被害について
5.学力向上の具体策について の5問でした。
 北海道独立論については、かねてから私も自立という観点で主張してきましたが、今回の議会では、知事が施政方針で「北海道は一国にも匹敵するような広さと経済社会の規模を有しており、一つの国を作るという位の気概を持てば、更におおきな可能性が広がっていく」と述べられたことを受けて、そのために必要なことを聞いたものです。
 デンマークと同じ人口や。広さ、気象条件の中で、方や中央依存、方や独立国と言うことを詳細に分析するなら、今の北海道に何が欠け、どんな可能性があるかを考えていくことは、真の自立につながることです。
 東日本大震災で、日本中が沈んでいるときだからこその希望の持てる話題ではないかと思います。
 今年中にビジョンを示すとの答弁がありました。

エゾシカを食べながら

 今日も午前10時から一般質問が行われ、7人中6人が1期の議員の初登場でした。いずれも新鮮で、元気が良いというのが印象に残ります。
自分が1期の時の初質問では。どんな印象だったろうかと思います。
夜、今回の人事で初めて設置された「エゾシカ対策室」の幹部職員と、会派の特にエゾシカと関連の深い地域出身議員で、エゾシカを食べながら今後のエゾシカ対策などについて懇談しました。
鹿肉はあまりない時期だったこともあって、上品な料理でしたが、鹿肉を感じさせないおいしいものでした。
先日ニュージーの鹿肉ステーキにジャムをつけて食べたのがおいしかったので、今回も用意してみましたが、マーマレードが一番あっていたかなという評価でした。
被害のでないレベルまで、兎も角頭数を押さえ込んでいくことが喫緊の課題で今後条例制定も含めて様々協議していきます。
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羅臼・根室・北方領土を眺めながら

 根室管内消防団技能競技訓練大会が羅臼町を会場に開かれ、来賓として出席しました。
 根室管内1市4町の各団対抗で4種目(ホース巻きリレー・バケツ消火リレー・ジェットシューター消火競技・小型ポンプ操法)の競技を行い、その総合点で優勝を争うものです。勿論この中では、小型ポンプ操法にもっとも重点が置かれます。
 いずれも普段の訓練の中でそれぞれの基本を訓練したものを、こうした競技の中で試すという目的もあり、また競技のために訓練を重ねる中で基本動作が身につくと言うこともあります。
 結果は、ホース巻きリレーと小型ポンプ操法で1位となった地元羅臼町消防団が大差で優勝しました。

 夕方には根室市へ行き、衆議院沖縄・北方特別委員会の現地調査に出席しました。
 毎年衆議院と、参議院の特別委員会が訪れ、元島民や、地元自治体などの話を聞くと共に要請を受けています。
 しかし実際には全くと言って良いほど事態は進展せず、この調査が有効なのか疑問に思っているのは私だけではないと思います。
 実際関係者から「初めての方ばかりではないでしょうが、くる人ごとに、こんなに近かったか、と驚かれるようでは、こうして対応してもやりきれない」との発言が出るほどです。
 発想も戦略もしっかり見直さなければ、あの大国ロシアを動かすことなど全く出来ない事でしょう。

北海道の強み

 良く北海道の強みは何だろうという質問をされます。
 皆さんは何だと思いますか?
 豊かな自然?広い大地?高い食料生産力?豊かな海?おおらかな人の気風?おいしい水・食べ物?
 こんなにいろいろ出てくるのに、どうして北海道は遅れていると感じるのでしょうか。
 どうして政府に財政的な依存をしなければならないのでしょうか?
 そこに北海道が自立できない原因が見えては来ないでしょうか。
 慎ましい生活をしながらでも、そんなに資源が無くとも独立国として国民が平和に、満足して暮らしている国が何カ国もあります。
 そんな地域づくりを目指すとしたら、道民はどう言うでしょうか。
 これからの検討に値するように思います。

議員の身分確立

 昼休みの時間を利用して、自民党道民会議の議会改革についての協議をしました。
 議題は、議員報酬、海外調査費、政務調査費、費用弁償などについて、今後どうするかと言うことです。
 議員報酬はこれまで道財政の状況に勘案して10%自主削減をしてきましたが、今回は元通りに戻すべきという意見と、引き続き削減をするべきという意見がそれぞれ次々と出され、時間が足りない状態でした。
 そもそも、議員とは何かというところに行き着きそうです。
 公費負担が40%にも拘わらず(厚生年金や、共済年金は雇用者負担が50%)特権的だとして、年金を無くし、しかも退職金もない議員の身分とは何かという気がします。
 今のマスコミの論調は、地方議員は無駄な存在のようにかき立てられ、議員が終わったら国民年金で暮らせと言うことのように思わせられてしまいます。
 非常勤という理由で、公務員共済に移行することもなく、選挙には多くの費用がかかる道議になろうという若い人が出てこなくなる心配さえあります。
 かつて企業からの多額の献金があり、裏金で議会中飲み食いをしていた議会とは全く違う時代になって居ます。
 私たちは時間の殆どを使って、本当に北海道のために少しでも役立とうと真剣に取り組んでいます。
 もっと議員の身分保障的なことがあるべきではと思います。

代表質問開始

 改選後初の議会での、代表質問が始まりました。
 今回の議会から、答弁調整(そんなことはなく、意見交換でしたが)をやめるべきという中での議論ですが、全く質問を投げっぱなし、受けっぱなしの中では無責任なやりとりとなることから、最初の質問に対する答弁はそれに対する意見を述べて理事者側に返すだけというやり方で、その後はその答弁についての再質問や指摘という形で行うことにしました。
 知事の執行方針についての質問から初めて、原発の問題、財政立て直しの問題などを、まず自民党から、そして午後からは民主党からの質問がなされました。初めての方式と言うことで、議場の外側の回廊には各部の中堅幹部などが詰め、いっぱいになるほどでしたが、自民党は指摘に終わらせ、民主党の再質問、再々質問も結局知事・副知事・部長が答弁を整理しただけで終わりました。
 時間制限がある中で、がちんこの質疑から前向きの答弁は期待できず、単なるパフォーマンスに終わるとの懸念通りの初質問だったと思います。

花満開

 ようやく木々の緑が濃くなってきて、今、梨・リンゴの花が殆ど終わり、ナナカマドとスモモの花盛りを迎えています。
 今年はどの木に咲く花も、みんな花が多いように感じます。
 昨年の夏後半、かなり晴天高温の日が多く、そのせいで花の付きが良いのかもしれません。
 このままだと多くの実が成るのではと思います。
 派手ではないのですが、あかだも(ハルニレ・エルムとも言います)にも花が咲いています。
 こんなに花が咲くのは何年ぶりでしょうか。
 このあと実がついて、そこら中にひらひらと舞い散ることになります。来年の春になると、そこら中に芽が出て、小さなニレの幼木だらけと言うことになります。
 こんな年は夏はどんなだったろうかと思い出したいのですが、思い出せません。
 豊作で終わればと、花の多い木々をみながら祈っています。
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泊原発視察

 3期生の「一風会」で、泊原子力発電所の視察と、現地関係者との懇談のため、泊村と岩内町を訪れました。
 先ずは泊原発会議室で、今回の福島原発事故を受けての、原発事故を防ぐための追加方策などを伺いましたが、今回の事故の最大の教訓は「冷却用水の確保」と、非常用電源の確保で、そのための準備と用水確保方策の応急対策をしていることの説明と、緊急事態訓練の様子などを聞き、31メートルにある高台への移動電源車の配備や、原発建屋付近にある原水層からのそこまでの汲み上げと1・2・3号機への排水ホース設置状況等を視察しました。
 福島原発の沸騰水型と違って、この原発は加圧水型で、放射能が直接外部には漏れない仕組みになっている事などを考えるとより安全性は確保されては居ますが、津波に対する想定外の事態にはまだ不十分と思われました。
 このことには、今後更に10メートルの防潮壁を設けたり、建屋内でもっとも弱い出入り口やシャッターに防潮扉をもうけるなど、すぐ出来ること、建設に時間がかかること、にわけて4年間で整備するとの説明でした。
 その後近隣町村関係者との懇談では、原発の安全性を信頼しているが、緊急避難道路が未整備なことや、水源として近くにある「共和ダム」の活用、試験運転中の3号機の早い時点での営業運転の許可を知事に出して欲しいことなどが話されました。
 原発と共に生きている町の原発に対する強い思いについても聞くことが出来ました。
 いかに安全にこの原子力を利用するか、今回の福島原発を最大の教訓にして前に進むべきとあらためて思います。
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集まってくれた近隣町村の皆さん   説明内容
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10キロメートル先の高台から見た泊原発