審判の選挙

 道議会議員選挙告示は、いよいよ明日となりました。
 今日まで後援会活動を続けてきましたが、なかなか思うようには回れず、多少の焦りもあります。
 多くの方から「みんな道議のしてきたことを見ているから大丈夫」と言われますが、大丈夫が一番の敵とも言われ、その言葉に安住することなく、最後まで皆さんにこれまでのことや、今後の抱負などしっかり訴え続けていきたいと思います。
 選挙区となっている地域が活性化し、働く場を確保して若い人達が住み続けられること、安全に暮らせる基盤づくり、安心して暮らせる社会づくりなど、常に理想郷を求めながら、地域の皆さんと一緒に考え、一緒に作り上げる政治を行っていければと思っています。
 皆さんがこの4年間の私の行動をどう見ているか、その審判にドキドキしながら明日を迎え、また10日の投票日を迎えることになりました。
 これまで8年間積み上げてきた様々なものを生かして、地域のために更に働いていきたい、その使命感を理解して戴きたいものと思っています。

4月1日からは、選挙期間のためホームページは更新できませんので、お休みといたします。
 10日には、当選しましたとの報告が出来ますよう皆さんで祈っていて下さい。

震災対策臨時議会

 この度の震災被害に対する各種対策補正予算を審議する臨時議会が開かれました。
 まず知事から被災された方や、亡くなられた方達にお見舞いとお悔やみの言葉がありました。
 その後議案となった補正予算について説明があり、それについて各会派からの質疑を行いました。
 自民党からは、まず北海道内の被害対策(水産被害・中小企業対策)について質問、その後道外被災者の受入や、原子力発電所の安全性などについて質問しました。
 漁業被害については、既存制度では対応できない事から新たな支援制度を求めていくとの答弁を引き出しました。
 今後、被災各県と共に臨時措置法などによる支援制度の制定をするよう強く働きかけをしていきます。
 こうしたことのために道内漁港被害復旧費としての7億5千万円や、道外被災者の公営住宅等への入居に際し、家具などを準備する資金貸付事業費補助金3億6千万、被災地支援のための派遣(4億9千万)、被災者受入宿泊施設補助(3億2百万)など総額23億1千9百万円の補正予算を提案され、減案通り可決しました。
 今後も様々なことで道内外の被害についての対策が機動的に行われなければなりませんが、統一地方選のために道職員にその対応を全て行って貰うことになります。
 役人の事務的な対応にならないよう充分気を配って欲しいものです。

被災者の受入

 北海道でも被災者の受入をするため、受入可能施設を調査していますが、道営・市町村営住宅をはじめ、各地の青少年センターや、雇用促進住宅・統廃合した教員住宅など行政側の用意できるものについては概ね把握できているようですが、民間の宿泊施設などについては、把握できているのかいないのか、ホームページに記載されているという話ではありましたが、どうもそのようなところは見えませんでした。
 何時も広報は、「ホームページに記載」してあると言われますが、私の調べ方が悪いのか見つかりません。
 かなりパソコンになれている私がみつけられないようでは・・・。
 以前にも感じましたが、広報のあり方について、もっと北海道は考えるべきではと思いました。

地域にとって大事なもの

 地域廻りを続けながら、ふと、地域にとって一番大事なものとは何だろうと思いました。
 私は、まずその地域の主産業の振興によって、雇用の場、つまり働く場を確保することだと思い、そのための施策を道に求め続けて来ました。
 しかし、今回のような災害を目の当たりにすると、安全に暮らせる社会づくりが大事だと思いますし、医療の充実など安心して暮らせる社会が一番のようにも思え、次代を担う人づくりこそが一番だとも思えてきます。多分そのどれもが当然のように有って、どれか欠けたものがそのとき一番大事なもの(事)に思えるのかもしれません。
 地方議員の選挙は、政党の意地の張り合いではなく、地域の期待に誰が応えるかの選択ではないかと思うと、地元廻りをしながら一層この人達と共にありたいとの思いが強くなってきます。

人の絆

 この頃、活動を続けているとき、特に「絆」と言うことを改めて感じます。同時に、自分がいかに多くの人達に生かされているかということも感じます。
 街の中をまわっていても、仲間の集まりに参加しても、その温かさと期待感に包まれます。
 人は一人で生きているのではないとよく言われますが、今回の震災被害にあった人々を見ても、決して自分だけの主張をせずに我慢強くお互い助け合おうとしていることが伝わってきます。
 今夜、40年も前から様々なことで一緒に活動してきた仲間が町議会議員選挙に出馬することになり、その総決起大会がありましたが、地域の団結力が支えとなっている事が良く感じられました。
 こうして地域の力が、人を育て、若い後継者が育っているのを見ると、当然のことながら、各地域がこうしたつながりを取り戻していくことが、今後の社会のあり方の大事なことだと思います。

政治のあり方

 連日後援会への加入を求めて活動しています。今回はそれに加えて、このホームページに書き込んだ第一回定例会の様子を集約した議会紹介のペーパーを配りながら歩くことにしています。
 議会批判の中に、議会でどんなことが行われているかが解らず、いい加減な議論だけで報酬を貰っているのではないかと言う不信感からでているものも多いことから、出来るだけ自らの活動や、議会の様子を知らせようと仲間の議員がやっていることに習うことにしたものです。
 こうした地道な活動が、住民の皆さんの参加意識と、道政に対する理解が進めばと思っています。
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議会改革

 若い人達との懇談の機会がありました。
 私が少しお話をし、その後自由に懇談するという形で行われましたが、道政上(というよりは制度上)の疑問や、議会改革について率直な考えを聞くことが出来ました。
 疑問の一つは、議長の肖像画でした。
 なぜあれほど世論で問題にされているのに廃止できないのかと言うことです。
 無駄の削減の象徴となっており、廃止が庶民感覚で、その決断が出来ないのは議会が庶民感覚から離れている証拠ではないかというのです。(ムム・・・)
 歴史と伝統を断ち切ることが良いのかどうかが、判断を先送りしている理由だとの説明には納得は得られませんでした。
 かつて有名な画家に描いて貰っていたものを一般的な画家に代えて費用を削減したものの、それさえも廃止すべきだとの議論は、議会内部にもあることは確かです。
 もっと削減した中で肖像画を描いて貰える人もいれば、その形で継続すべきという提案もあります。
 議会の果たしている役割の重さと、その頂点にいる議長の重みと関連する廃止・継続の意味も考える必要があると思いました。

東京電力とは?

 必死になって原発の暴走を防ぐ工事をしている現場作業員が被爆したとの報道に唖然としました。
 外気からの被爆は、170ミリシーベルトと、急遽引き上げられた基準値以下とは言え、地下にたまった15センチほどの水が靴の中に入って皮膚被爆をしたという信じられないミスです。
 放射線値を事前に図っていなかったことと合わせ、あまりにも初歩的なミスは、何を物語るのでしょうか。
 あれほど大量の水をかけているのですから、水が溜まっており、その水が放射性物質を含んでいることぐらい推定できないほど現場は混乱しているのでしょうか。
 機能停止している多くの機器を1分でも早く復旧しようと焦る気持ちは現場に大きいプレッシャーをかけているのでしょうが、こうしたことが起こる度に作業が中止され、遅れていくことを考えて頑張って欲しいものです。

放射能の拡大

 東北南部、関東の一部産の野菜から放射能が検出され、1年間食べ続けても健康に影響ないと言いながら出荷停止、摂食停止などを呼びかけていますが、今日はその品目拡大に加えて東京都の上水道でも乳児の摂取制限の呼びかけをする事態となりました。
 一つ一つの対応遅れが、次第に大きな影響を広げています。
 恐れていたことが次第に現実になっていく恐怖は、遠く離れた私たちにさえわき上がってきます。
 原発という制御しにくいものに発電を頼らざるを得ないところまで、経済発展と便利な生活を追い求めてきた人間に対する鉄槌なのでしょうか。
 こんな時こそ、食料生産基地北海道の本領を発揮すべき時だと、叱咤しますがどうも鈍い動きのようです。
 牛乳は、関東方面の工場の製品製造ラインのダメージが大きくホクレン丸で原乳を送っても製品に出来ない事や、現地パックしようとしてもパック用の紙がないなど、歯がゆいことばかりです。
 せめて夏に向けて、野菜などの出荷を増やすよう農業団体としっかり打ち合わせをしていかなければなりません。
 選挙運動などしていられない気持ちです。

地震災害対策臨時議会

選挙態勢に入っている中での臨時議会は異例ですが、今回の震災に急遽対応するために臨時議会が開かれる予定となりました。
今日はその準備のため、自民党政策審議会に緊急呼び出しがかかり、議会まで出向きました。
協議の中では、水産林務部、経済部、保健福祉部、教育庁、総合政策部、総務部が行う道内被害対策や、道外被災者支援対策などの内容と、臨時会にかける補正予算(約22億5千万)の説明がありました。
道内対策は、主に水産被害に対する資金や、漁港災害復旧事業、
被災者支援対策は受け入れ被災者支援対策と、被災地支援のための派遣・受け入れ経費などとなっています。
このほかに私の地域から打診のあった、病院への患者受け入れや、学校生徒の受け入れ、ホテルなどへの避難家族受け入れなどへの考え方も聞かせて貰いました。
北海道では、対策本部に全ての情報を集めて対応しているほか、明日から道外被災者支援に関する総合相談窓口を開設することとしています。
職場も家も家族さえもなくした被災者の方々に、少しでも心の安らぎを持って貰うようあらゆる手立てを尽くして行かなければならないと思っています。