残念な認識

 今日のある新聞の統一地方選特集の中で、ある大学准教授のコメントに唖然としました。
 「地方議会と政党との関係で、見直す点はあるか」との問に、「地方議会は自らの利益のために議員になった人達が集まる側面は否定できない云々」とありました。
 そんな目でしか地方議員をみていないとすれば、本当に情けないと思いました。
 中にはそういう議員もいるかもしれませんが、少なくとも地方議員は地域の振興を通じてその県や道を少しでもよくしようと努力しているのです。
 それは決して自分のためではなく、地域のために家庭をも巻き込んで、私の部分を犠牲にして懸命に頑張っているのです。
 地域に必要とされているという思いこそが自分たちのやる気を支えていますし、その期待に応えるためには議員でいなければならないからこそ議員でいるために全力を尽くしているのです。
 このような現場を知らない人が政治を論じ、そうした見方が庶民の世論を作っている傾向にあるから、「こんな苦労をして、自分を犠牲にしてまで議員にならなくても良い」と考える人が増えて、多くの地方議会で定数に満たないという現象が起きています。
 やり手がいないのなら定数を減らせば良いという乱暴な話もありますが、それで地方自治が成り立つのなら、こんな選挙はやめて、審議会方式の推薦制にすればよいのです。
 しかし私たちの側からの広報も不足している点は反省しなければなりません。

臨時党大会

 4月の統一地方選挙に向けて、知事、札幌市長、道議会議員、札幌市議会議員、そして後半の市町村長、市町村議会の各種選挙に向けて、みんなで協力し合って選挙戦を戦うための、自民党道連臨時大会が開かれました。
 国では、国民の期待を集めて大量当選した民主党が、崩壊寸前の状態で、選挙に向かって打ち出したマニフェストが、殆ど嘘だったことが次第に明らかになったばかりでなく、国を危うくしてしまいそうな状態の中でこれらの選挙でしっかり勝つことが民主党政権に「ノー」を突きつけることになると思います。
 現職も新人も必ず勝ってきて、政策中心の高橋道政与党として、北海道のために働くことを誓い合いました。
SN3P0076.jpg挨拶をする伊東道連会長

看護の問題

 昼休み時間に、自民党看護振興議員懇話会と、北海道看護連盟・看護協会役員の昼食懇談会がありました。
その場で、看護の現場の実態や、看護師養成についての問題点などの要望をされました。
 看護職の養成課程は、全道で大学、専門学校、准看護師養成校など併せて70校、10444人の定員がありますが、近年少子化の影響と、大学指向が強まり3年課程などでは定員割れを起こすようになった事や、かなりきつい自習などでリタイヤする学生も多く、特に地方の病院などでの看護師不足につながってることや、看護学校の教員養成も十分な数が確保出来ないと言った、多くの問題があることが話されました。
 当面すぐに対処できることは、今開かれている議会で議論することにしましたが、要望をしっかりと受け止めて、今後の解決のため努力していくことにしました。

本会議質問をしました

 今日の本会議で、最後の6番目で質問に立ちました。
 先日書いたとおり、人材育成や、過疎対策、子宮頸癌、消防救急無線デジタル化、地域センター病院への支援策、ダム事業見直しについてなどです。
 今回の議会は、統一地方選挙前と言うことで、予算も骨格予算ですが、質問に対する答弁も具体性や予算などには触れない、精神論的なものが多く、多分マスコミにはネタのない議会になっているのではないかと思います。
 それでも、知事や、私たちが再選されることを前提に次に向かうための布石としての提案を多くするように努めた質問や、指摘としました。
 唯一の収穫は、長く要望し続けて来た地域センター病院などへの支援が、一部交付税で23年度から措置されることが明らかにされたことでした。
 北海道が全国に比べて遅れている現状から脱するためには、依存心を無くすることと、権力に対抗することばかり考えている、ガラパゴス現象の北教組の改革がどうしても必要と、今日の道下議員の質問を聞いていて思いました。
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一応様になっていませんか?

ニュージーでも地震が

 ニュージーランド南部で大地震があり、南島の中心部クライストチャーチで大規模な建物被害が出て、日本からの語学留学生がかなりの人数連絡が取れないとの報道が流れています。
 ニュージーランドでこんな大きな地震が起こるとは思っていなかったので、驚いています。世界中、島のあるところは殆ど地震があるのですね。
 行方の解らない人達が、早く無事で見つかると良いと祈っています。
 今日は一日明日からの一般質問の準備で過ごしました。
 今回の議会は選挙前の骨格予算と言うことで、一歩進んだような政策の部分が見えない答弁が多く、自分の期待とはかけ離れたものになりそうで、何度もやりとりが必要になりそうです。
 選挙が終わらなければ誰が知事になるか解らないので、具体的には答えられないというのですが、こんな時だからこそ、現職の知事は明確に政策や計画を打ち出していくべきと思います。
 本当にじれったい・・・。

一般質問打ち合わせ

 今議会の本会議で、一般質問をすることになり、その質問内容がほぼ出来上がったので、関係各部の担当と質問内容について打ち合わせをしました。
 思っていることを的確に質問としてまとめ、その意図を答弁する方に正確に伝えることの難しさや、一つのことでも、こうした公の場で発言するには、様々な方面への配慮などを調査した上でないと、そういう意図が無くとも受け取る方にすれば、深く傷つけてしまうこともあると言うことについても未だに勉強させて貰っています。
 質問は、○人材育成と、新技術開発促進について。
     ○子宮頸癌防止対策について
     ○過疎地振興対策について
     ○消防救急無線のデジタル化について
     ○地域センター病院の支援について
     ○個別ダムの検証について
 の6項目について行います。特に人材育成のためには、内向き思考になっている全道の青少年に、30年ほど前に行われていた「北海道の船」事業のように海外を見せるなどして今後の地域づくりのリーダーを育てることや、仲間としての横の連携を作っていくことが今後の北海道のためにもっとも大事だと。知事に提案することにしています。
 子宮頸癌防止対策についても、今のワクチンありきで良いのかという質問と、定期検診や、若いときからむやみに性交渉をしないなどの性道徳などの必要性についても訴えることにしています。

ノーマライゼーション

 中標津町で、第19回の福祉の集いが開かれ、少しの時間でしたが、参加させて戴きました。
 中標津を中心に様々なハンディを背負っている人達の団体や、それを支えている団体などが集まって、地域の人達に日頃の活動の様子や成果を見て貰う目的で開いているものです。
 年々参加者も多くなり、会場の「プラット」(中標津福祉センター)が狭くなってきたほどです。焼き物や、食品、工作物、などの他、弟子屈障がい福祉作業所の椎茸も今年は初めて出品されていました。
 こうした作業所で、多くの方の支えを受けながら、みんなと同じに生活しようと頑張っている人達がいることを、もっと普通に受け入れられる社会にしていかなければと思った集いでした。

枝野官房長官

 北方担当大臣の、枝野官房長官が根室を訪れ、返還運動関係者の要望を聞く会に参加しました。
 いつものように1時間15分掛けて「ニホロ」に行き、40分ほどの要望会に黙って座ってまた1時間15分掛けて帰ってきました。要望も何時もと同じ、答えも「こんな近くにあるのに・・・」と言うことで、全く進展しない返還運動と同じです。
 少し考え方や、方法を変えては?と思うのは私だけでしょうか。一体何人の大臣はじめ関係者がこうして多くの各組織代表を集めたでしょうか。民主
 党政権になって約1年半、これで3人目の担当大臣というのが北方領土の軽さを表していないでしょうか。もう行かないと言いながら、付き合わなければならない悲しさ。大学生に、北方領土のことを一人でも伝えた方が良いのでは?

前日委員会

 明日からの定例会を前に、提出議案などを報告する常任・特別各委員会が開かれました(前日一斉委員会)
 特に、今回は予算案が主ですが、知事選挙を前にしての予算ですから骨格予算となっており、農政では継続事業や一般管理費などを中心としたものとなっています。
 こうした中でも、例えばこれまで国の予算の中で「ゼロ国」と言われる、事業の早期発注のための翌年度予算が、補正予算での一部計上があるのですが、今年は「一括交付金化」されたとのことから措置されておらず、道は今の建設業界の状況を踏まえて、「債務保証」という形の借入金で計上するという配慮をしています。
 国会では民主党会派が分裂などと報じられ、予算や、予算関連法案がどうなるか解らない状態の中ですが、道民生活を維持していくためにも道政はこうした措置をしながら、滞りなく進めて行かなければならないものです。

頑張る高校生

 中標津農業高校で、海外研修とプロジェクト発表会がありました。
 海外は、韓国とニュージーランド研修で、研究センターや、ホームスティなど、海外の今を感じて帰ってきたようでした。
 プロジェクトは、地場産品を使った酪農地帯らしい新しいシュークリームの開発について、子供達を対象にした食育についてなどの取り組みを、パワーポイントを駆使し、見事な語りで発表。
 またこれに先立って、今年度各種の大会で活躍した子供達の表彰が後継者育成会から行われ、少ない人数ながら、精一杯頑張っている様子が伺えました。
 地域・父母・教師・生徒が一丸となって、この高校で学んで良かったという結果を出そうとしている、小さいながら地域密着の高校の良さを実感しました。
農高発表.jpg見にくいですが、プロジェクト発表です