この一年間も有り難うございました。

 事務所は今日で御用納めです。
 この一年間、また多くの人達にお世話になりました。
 地元の後援会はもちろん、議員仲間の皆さん、道職員の皆さん、自民党事務局の皆さん、地域の皆さん、多くの方達に囲まれ、支えられて議員活動をさせて戴き、人間的に磨かれていく(?)自分は本当に幸せだと思います。
 議員が何かを出来るとすれば、それは殆ど全てこうしたまわりにいる人達が必死に実現しようとがんばっていることを少しだけ手助けした結果だと思っています。
 だからこそ自分はあれをやったこれをやったなど、おこがましくて言えないのです。
 私に力を貸してくれた方から見れば、そう言って私に有利に働かせて貰いたいという思いもあるので、歯がゆいかもしれません。
 私たちや、皆さんがやることは結局道民のためになればいいのです。
 結果も行動も道民がしっかり見ています。
 来年もそう信じて地道に、しっかりやっていきましょう。
 今年も本当にお世話になり有り難うございました。
 良いお年をお迎え下さい。

予算案

 23年度政府予算案が決定したとの通知がありました。
 北海道開発予算は、農業基盤以外は軒並みマイナスとなっています。
 また、農業予算の北海道配分も、昨年比5%の増加とは言え、55%と大きく削減された昨年に比べてですから不足の状態は変わりません。
 一括交付金に振り替えたものか、元気な日本復活特別枠にも含まれているというのか、良く分かりませんがこうした他のところに移されたものを寄せ集めてでも、何とか基盤整備や、新体系へ移行するための施設・機械導入などの予算を確保し今後へつなげ、国民に責任を果たせる食料生産の出来る北海道農業を確立していかなければならないと思います

欲張り・・存在感

 今日も約五百キロもの距離を走ってまわりました。もちろん専属の運転手がいるので、私は乗って方向を指示するだけですが・・。
 広い地域をまわると、いろいろな方と出会います。
 殆ど「がんばってくれよ」というのですが、「誰が来たの?」という顔をする方や、親しいからこそはっきりと教えてくれる人もいます。
 私にとってはっきりとものを言ってくれる人はありがたい存在だと思っています。

 今日もある方から、「おまえのシンパの中に、やっていることが見えないという声があるよ」と教えられました。
 対立候補が出て、私が地域の予算を運んできていないといって、自分こそそれが出来るといって歩いていた中で、そのことに反論できなかった悔しさがそう言わせているのだろうと思います。
 中には、地域で行われている仕事はみんな自分がやったという議員もいるようですが、議員が携わる予算や施策など、ほんのわずかだという事は政治に関わったことのある方なら分かるはずです。
 私は「これは俺がやった」とは、滅多に言わないのですが、本当は地元の要望を道を動かしてかなり実現しています。
 それは、道も地域振興のために必要と認めたからなのです。
 そんなことを言うのは、人間的にどうかと思うので言わないのです。
 これからはこういったことも良く伝えなければならないとも思います。

北方領土への思い

 参議院沖縄・北方領土に関する特別委員会が根室市を訪れ、高校生や返還運動関係者、自治体関係者などと意見交換をする中に参加しました。
 いつものように発言の機会も時間もありませんでしたが、悔しさを受け止めようとする姿勢や、旧漁業権の補償についての突っ込んだ質問などに、これまでの陳情とは違った姿勢を感じました。
 着々と積み上げられる既成事実の前になすすべを知らない日本政府に対する不信感やいらだちが、要望する側ににじみ出ていました。
 ある委員からはこうした短時間ではじっくり懇談できないので、三〜四時間の設定が出来るように私のような立場のものが働きかけて欲しいと言う話もされました。
 この委員会には沖縄出身の議員が二人いて、経験から出る意見や質問もあり、もっと時間を掛けたいという気持ちが良く分かります。

東京で・・・・。

 自民党道議団恒例の、国会での研修が有り参加しました。
 毎年予算案決定時期に合わせ20日に行っているものですが、昨年からは野党となったために予算の話はなく、寂しい研修でした。
 今回は来年の統一地方選挙の公約についての最終案検討と、自民党が進めようとしている政策についての大まかな筋道についてでした。
 今後早い時点で詳しい研修をする必要があると思いますが、みんな来年の選挙準備でなかなか落ち着いて出来ないかもしれません。
 本道選出の衆参国会議員との懇談会を終えてホテルに帰る途中小さな店先で、北海道産「ハルユタカを使ったかりんとう」を見つけて、うれしくて思わず買いました。
 赤坂見附のど真ん中でした。
 こうした製品を少し高くてもみんなが地元で消費しましょう。
DSC03017.JPG130g330円はそんなに高くはないか?

ついに冬・景気も冬

 いつもの年なら当たり前ですが、暖かかった今年初めて本格的な雪が降り、辺り一面雪景色となりました。
 今年の根室管内は、他の地域と変わらず高温多雨で、特に馬鈴薯やビートと言った根ものが不作で、牛乳も暑さの中で牛がえさを十分食べられずに減産、秋鮭も水温が高かったせいか不漁と地域経済を支える二大一次産業が不調でした。
 加えて国の公共事業費の大幅削減で建設業もぎりぎりの節減をしてもなお民事再生や、会社整理などをせざるを得ない状況にあり、地域経済が不調と言わざるを得ない状況でした。
 来年の高校生の新卒者雇用もままならず、このままだと地方はますます衰退せざるを得ません。
 政治がこの状態をどう打開していくか、私たちに課せられた重大な課題です。

今日もまた中央要請

 14日から北農中央会酪農畜産対策本部の中央要請に合わせて、道(農政部長等)と議会(正副農政委員長)も中央要請を行いました。
14日は武内民主党要請対応本部副本部長や、松木農水大臣政務官、農水省内関係局長などに、23年度の酪農・畜産予算についての要請と、23年産米生産数量目標見直しの要請をしました。(道内選出国会議員には15日)
酪農畜産の要請運動はこれまで2月に行っていましたが、輸入関税などでまかなっていた関連指定助成事業などの財源がなくなり、一般予算で措置することとなった事から今の来年度予算編成の時期となったものです。
加工原料乳の補給金は、畜産振興審議会にかけなければならないことから、2月になりますが、チーズ向けの支援措置や、肉牛価格安定事業などの主要な予算については今回の要請となりました。
今回特に強調したのは、「自給飼料対策」「酪農ヘルパー助成」「乳牛改良事業に伴う牛群検定事業助成」の3点です。
いずれも今後の酪農振興にとって大事なことを強調しました。
DSC03011-1.JPG佐々木前大臣政務官に要望書を手渡す

離農の山

 農家まわりを続けています。
 8年前に比べて驚くほどの数の農家が離農していることに改めて驚きます。
 ところによると、道路沿いに殆どの農家が離農や営農中止をしているほどです。
 これまで酪農では経営の構造改革を、補助事業をてこに急速に進めてきたので、このような状況の中でも耕作放棄地が出ていないことと、地域的に牛乳生産は落ちてない事が唯一の救いです。
 以前から、酪農家の中で「一体どこまで規模拡大をすればいいのだ」との悲鳴のようなものが出ていますが、改めて留まることを知らないその現実を目の当たりにしています。
 おそらく、今から30年前に提唱された農業のイノベーションを最も実現してきたのは酪農でしょう。
 それでもまだ国際競争力がないといわれます。
 何が問題なのか今一度再点検することが、私たちの役目です。

議会終了

 20日間にわたって開かれた第4回定例会が終わりました。今回は初日からスムーズに運ばれてきましたが、最終日になって、自民党が提案した「仙石官房長官の辞職を求める決議」の本会議提出を巡って、「これは国会の問題で地方議会で決議するのは相応しくない」とする民主党の抵抗で開会が遅れ、4時半過ぎようやく民主党が反対討論をすると言うことで決着し開会の運びとなりました。(民主の反対討論は惨めで、しない方が良かったのではと思いました)
 本会議ではまず約574億円の補正予算を議決し、その後決議案の審議と採決をし、自民と公明の賛成多数で議決しました。
 この後私学補助や、地域医療、国の危機管理、子ども手当の地方負担反対、23年産米生産数量目標見直し、水産基盤整備を求めるなどの意見書12本を議決して今年の議会を終えました。
 今回の議会中も国の動向について、地方と考えが違う部分が多く出て、それが道議会でも取り上げられるという事が多くあり、民主党内閣が本当にどこを見て政治をしているのかと疑わしくなります。

12月8日

 今日12月8日はあの太平洋戦争を始めた、真珠湾攻撃の日です。
 奇しくも夕方から、陸上自衛隊北部方面総監部の幹部の方々と、自民党防衛議連の研修懇談会が開かれました。
 前半は、千葉北部方面総監の「不易流行」と題した講演を聴き、その後幹部の方々と懇談をしました。
 千葉総監の講演では、自衛隊や防衛問題に対する関心についてや、自衛隊に対する印象、信頼感などの定期調査の結果を基に、国民から自衛隊がどう評価されているかや、自衛隊のことを知らない人が8%もいることなどについて、自衛隊のあり方、国民のためにどのようなことをするかなどの話をされました。
 国内の災害や事故の際、警察や消防の出来ない身の危険なことを自衛隊がやってきたことや、今後恒久法が整備されたとき、命の危険の伴う海外派遣などがあることに備えて、家族への遺書を書かせながら、厳しい訓練を行っていることなど自衛隊の現状を話されました。
 戦争はないに越したことはないのですが、外国から侵略を受けたときには、命をかけて国民と国土を守る気概を持たなければならない自衛隊の使命を改めて思いました。