何が足りないのか

 今日も次の定例会に向けての各部ヒアリングをしました。
 環境生活部では、エゾ鹿駆除のための自治体に対する補助と、今後のエゾシカ対策についての説明がありました。
 結果的には「保護管理計画」が仇になったとしか思えない経過ですが、ともかく65万頭にまで増えて適正頭数と言われる25万頭から見ると40万頭も多くなっている現状を何としても打開しなければ各方面に影響が出ます。
 道警との協議の中でも、銃規制が厳しすぎてハンターが減っていることや、外国人の観光ハンターを受け入れられないことなどを話しましたが、事は法律に関わることなので、北海道としての解決案を作っていかなければならないと思います。

 午後、最後のヒアリングは教育委員会で、今年も全国最低の学力調査結果に議論が集中しました。
 学校現場で、点数至上主義を否定しすぎるあまりだとか、授業でしっかり理解させることが出来ていないから、家庭学習の時間が少ないから、公表をいやがるのは実態が明らかになると懸念するからではないかなど、様々な原因の議論が出ましたが、結果が低いと言うことだけが事実で、何が足りないのかは特定できそうにもありません。
 しかし、学力・体力とも全国平均より低いという事実だけは何とかしなければなりません。
 そうしなければ子供達を希望の進路へ進めてやれないのです。

課題ヒアリング

 お盆が過ぎ、8月も下旬となりました。私たち自民党道民会議政策審議会では、14日から始まる第3日定例会に向かって、各部からの重点事項のヒアリングを始めました。
 今日は経済部、農政部、水産林務部、建設部などからの聞き取りでしたが、昨日明らかになった農業戸別所得補償の内容や、森林政策、外国資本による民有林買い取り問題、北海道各地で起きている局地的集中豪雨による被害の状況などについて、特に詳しく説明を受けました。
 局地的集中豪雨では、2名の方が亡くなっていることもあり、繰り返される道路管理と通行規制の問題について、再発防止のための方策を急がなければならないと思いました。

シマフクロウ圏発展機構

 釧路・根室両振興局管内の商工会連合会と、商工会議所による地域課題要望会が釧路市で開かれました。
 これは例年行われている事業ですが、毎年殆ど同じ要望が連なっていることに、その実現の難しさが感じられます。
 その大部分は、国の権限と言うこともありますが、道路など完成までまだまだ時間のかかることであったり、安全操業や、ロシアトロール船の問題のように外交的なことなどもあったりして、私たちはその要望を伝えるだけと言う歯がゆいものがあります。
 今年の新規要望では、知床の羅臼湖に至る木道が老朽化し、早期に改修して欲しいと言うものがありますが、これなどは、具体的な解決の道筋が示せそうです。
 いずれの要望も地域のとって重要なものばかりですので、与野党と言わず力を合わせて実現に努めたいと思っています。

食と観光道内調査2日目

 はこだて観光圏での調査2日目は、食に関連した取り組みでした。最初に訪問した「福田農園」は「王様キノコ」と呼ぶ大きな肉厚の椎茸栽培で成功している農園です。
 減反政策で収入の大部分が減反奨励金となったとき、このままで良いはずはないという思いがキノコ栽培になっていったとのこと。
 この肉厚の巨大椎茸は徳島の種苗会社からのものですが、それにミズナラのチップとその渋抜き・熟成などの処理によって、椎茸臭さの無い製品ができあがったとのこと。
 次が「はこだてワイン」の本社工場。地域にあるリンゴやブルーベリーなど、何でもワインにしてしまうと言う姿勢で、したたかに地域の特産品の地位を作り上げています。
 七飯町野菜生産出荷組合は、この地域の特徴である春早くから恵まれた気候の中で少量他品目の野菜栽培と出荷に共同の力を発揮しているほか、休耕緑肥としてマリーゴールドを取り入れ、根菜類に着く線虫を駆除し、減農薬などクリーン農業を実現しているところが特徴です。

 その後函館市漁協女性部がやっている「番屋食堂」で取れたてのイカ刺し昼食を食べ、ミニクルーズを体験する予定でしたが、雨と波が高くなったと言うことで、クルーズはなくなり、今年7月にオープンした「箱館奉行所」を見学して今回の道内調査を終了しました。
DSC02554.JPG           DSC02555.JPGキノコ生産ハウスでの椎茸と、王様椎茸
DSC02559.JPG      DSC02567.JPG

ワインのボトル詰めの様子と、暑い中苦戦しているカーネーションの選花場

特別委員会道内調査(1日目)

<1600回記念>

 食と観光調査特別委員会では、北海道の観光振興につながるヒントを得るために、今年の春に「はこだて観光圏」として認可を受けて、渡島・檜山両振興局地域18市・町で広域観光を進めようとしている道南地域に出向きました。
 今日は縄文遺跡として整備を進めている函館市南茅部の「大船遺跡」を見学しました。
 今から6000年前頃からこの地に住んでいた縄文人の竪穴住居跡や、そこから発掘された土器、特に中空土偶は国内最大級の国宝とされており、何千年も昔の縄文人が決して原始人ではなく高い芸術性も持って居たことが偲ばれます。
 その後大沼国際交流プラザで開かれた現地関係者との懇談会では、道南一体となって進めている観光振興についての説明がありました。
 「みなみ北海道観光推進協議会」が、観光圏として認可を受ける際「はこだて観光圏」としたのは、全国に解りやすい名称にして、観光客により多く来てもらうためと、柔軟な考え方によるもので、函館市が先頭に立って渡島檜山両振興局管内の各町と共に地域一帯となって観光振興を進めようとしているところが特徴的なところです。
 各町では、そうした働きかけに感謝しており、こうした一体となった取り組みは初めてと話していましたが、今後の北海道各地の観光振興に大いに参考にしたい取り組みです。
DSC02537.JPG      DSC02539.JPG

DSC02541.JPG       DSC02543.JPG

大船遺跡の竪穴住居復元と発掘された土器群と、中空土偶
DSC02548.JPG        DSC02551.JPG

郊楽苑

 別海町にある町民の憩いの施設・郊楽苑が、民営化1周年を迎え、「まんぷく夏祭り」と銘打ってイベントを開催しました。
 ここも最初は第3セクターで設立され、温泉と宿泊施設を持った町民の憩いの場として活用されていましたが、年数がたって次第に利用者が少なくなり、採算がとれなくなったことから新町長のもとで閉鎖を決め、民営化の方向で経営する人を募集したものです。
 今日藤代社長にこの一年どうでしたかと尋ねたところ、「最初の半年は、この施設が半年閉鎖されていたこともあって皆さんの認識が薄く思うような来訪はなかった」とのことですが、「その後次第に戻ってきて、この3ヶ月は予定以上の来客で、ようやく軌道に乗る見通しが出てきた」話されていました。
 今日のイベントで、また一段と皆さんの認識が強くなり、町民のみならず、周辺住民の憩いの場として活気が出てくればと思いました。
DSC02535.JPGイベントでの小金沢昇司ショー

久しぶりに・・・

 久しぶりに札幌へ出ました。(とは言っても2週間ぶりですが)
 まず最初に思ったのは、やっぱり人が多いこと。
 駅をおりて地下鉄へ向かう通路は懸命に避けて歩かなければぶつかってしまうほどの人の群れで、いなかではイベントの時だけの現象です。
 
 次に地下鉄に乗って思ったのは、広告の減少です。
 つり広告はいくらもなく、壁面に貼ってあるのも札幌市からのお知らせや、大学のオープンキャンパス、何とか法律事務所の多重債務解決の広告ばかりで、消費経済の衰退をもろに感じさせられます。

 今日は大学の卒業40周年記念同窓会でしたので、午後3時にクラーク会館に集合して、懐かしい農学部内部やキャンパスを見て歩きました。40年前にはなかった建物が本当に多くなり、中でも北キャンパスの様変わりは目を見張るばかりで、当時の第二農場は半分ほどの広さになって当時の面影が無くなっていました。
 農学部内部はきれいに内装が改修されていて、ごみごみしたものは無くなっていましたし、学科や教室の名称も変わっていて40年の月日の移ろいを感じてしまいました。
DSC02526.JPG
DSC02527.JPG

すっかりきれいになった廊下と、昔のままの正面玄関

暑さの中で

 記録的な暑さが続いています。
 皆様方はこうした中でも頑張って働いていることと思います。
 私は暑さ負けというわけではないのですが、夜になるとぐったりしてパソコンを開いたまますぐに眠り込んでしまいます。
 メールチェックがやっとで、すっかり怠け癖が着いたようです。
 日中は、我が家の急ぎの仕事の手伝いや支持者を訪問していろいろなご意見を伺ったりしています。
 朝夕はかなり涼しくなってきましたのでまた気を取り直してまじめに書いて参りますので、よろしくお願いいたします。

 尚、8月7日に書いた、義兄の詩画展示会は、おかげさまで盛況のうちに終了しました。
 議会調査課からは、新聞記事のコピーもいただき、また多分多くのこのホームページを見てくださっている方々も来訪いただいたと思います。
 障害があってもこんな事が出来ると日々の励ましにしていただければ幸いです。
 有り難うございました。

終戦の日

 この日が来ると毎年思うことですが、戦争に至る過程は様々あるにせよ、それを避けるのが政治の役目で、特に外交にその重責はあると思っています。
 太平洋戦争と呼ばれるあの大戦がなぜ起こったのか、敗戦国となった日本だけが、その侵略性を非難されていつまでも謝罪し続けなければならないものか、なぜ近隣諸国へ資源や食料を求めて進出しなければならなかったのか、列強と言われたヨーロッパを代表とする国々の世界戦略は正しかったのか、等、歴史の総点検を公平な目でしなければ理解しきれないことは多いと思います。
 2国間の歴史認識は、おそらく、日韓・日朝・日ソ・日中などどれをとっても自国が間違っていたなどと言うような単純なものではないことは、中国4000年の歴史を見ても明らかです。
 過去にはその解決は再び戦争でなされたものです。
 しかし、今回の終戦はその繰り返しの愚かさを知ったからこそ、戦勝国側は領土不拡大の方針を出したはずでしたし、敗戦国は仕返しの手段を放棄して世界の中で平和維持という役割を果たすべく行動する事にしたはずです。
 終戦の日を機に、世界にこのことを訴え広めることが日本の役割と思います。。

ウイルスと夏祭り

 昨日朝事務所に道職員から、私のこのホームページが中国語のような文字だらけになっているという電話が入ったと連絡がありました。
 最近中国の知人とメールのやりとりをする機会が多くなっているので、ウィルスにやられたかと一瞬頭が真っ白になりました。
 車で走り回っているときで、パソコンを確かめることが出来なかったので、このホームページのサーバー管理をしている札幌の息子に電話をしたところ、「暑さと湿気で調子が悪かったからで、さっき直したから大丈夫」とのこと。
 これまで約1600回にわたって書き続けてきたデータが一瞬に失われたのではないかと心配していたので胸をなで下ろしました。

 今日から中標津夏祭りが始まりました。夏祭りらしい好天に恵まれ、とても暑い一日でした。
 今日のメインの「中標津音頭踊りパレード」には、提灯御輿や太鼓を加えた16チーム約600人が参加して、沿道いっぱいの観客の拍手を浴びました。
 私たち「町理事者、町議会議員、来賓」のチームも商工会女性部の後ろについて役目を果たしました。