「根室地区総合開発期成会」の総会ほか一連の管内連携の総会が開かれました。
開発総合期成会では、来年度の予算要望に向けて多くの地域課題があげられましたが、特に農業基盤整備の促進や、道路網の整備、海岸浸食・高潮対策事業・地域医療に対する支援対策・防災対策の強化などを最重点として要望していくことになりました。
財政的に厳しい国や北海道ですが、こうした地域課題を解決していくことが、地方にも人が安心して住み国民の皆さんのための食料生産などに励むことになります。
今後町長さんたちとともに道や国への働きかけを強めなければならないとあらためて思います。
月: 2010年5月
多忙でした
日曜日と言うことで各種行事が目白押しでした。
朝8時半からは後援会主催のパークゴルフ大会があり、120人を超える方々が参加してくれました。
今年は昨年と違って天気に恵まれ、少し風が冷たいもののパークゴルフ日和となりました。
今年も羅臼町消防団の総合訓練大会と重なったため、開会式と試打式をした後羅臼に向かいました。残念ながら、今年も発煙ボールから煙が出ませんでした。
羅臼町消防団の総合訓練大会は羅臼漁港の第一埠頭で開かれ、町内の6つの分団が、小型ポンプ協議・ホース巻きリレー・バケツ消火リレーなどでチームワークと日頃の訓練成果を競いました。
少ない住民の中での消防団ですから、チームワークも良く、和気藹々と競い合っているのが地域を守る気概とともに感じられました。
中標津に帰ってパークゴルフの表彰式に参加したあと、午後からは農業後継者の結婚祝賀会に出席し、つたないお祝いを述べさせていただきましたが、酪農はこうして若い人達が希望を持って営農を引き継ぎますので、政策的にしっかり支えなければならないと改めて思います。
格好良く試打をした後援会長・私・小林町長と、閉会式での参加者の皆さん
エゾシカが悠然と草を食べに来ています
仲間
毎年開いてくれている中西別地区での道政報告&懇談会「てっちゃんと語る会」が開かれました。
いつも通りに道政報告をして、その後懇談に入りますが、今回の主要な話は、政権交代による農業基盤整備予算の削減と、口蹄疫に集中しました。
今別海町内で行われている「環境保全型灌漑排水事業」の予算が、事もあろうに昨年の15%に削減され事業がストップした状態になっていて、かってパワーアップ事業で推進していた家畜糞尿処理事業に乗らないでこの事業を待っていた多くの酪農家は今後の環境問題に不安を抱えることになっています。
口蹄疫についてももちろんみんなの関心が強く、特にエゾシカに感染したときは、と言う不安が多く出されました。
またそのエゾシカ駆除についても「処理」というやり方に対して疑問が出され、きちんと食肉として活用してやるべきとの意見が出ました。
今回は特に仲間内という良い雰囲気の中での懇談会が出来ました。
さむさの夏は
口蹄疫の猛威も恐怖ですが、もう一つ天候不順という大きな脅威が降りかかってきそうです。(長期予報が良くありません)
昨年7年ぶりの冷夏に湿害が加わり大きな不作となりました。
畑作は作柄が半分以下となり、冷害のないと言われる酪農も牧草の刈遅れと高水分でサイレージの品質が悪く今年の乳量にも響いています。
畑作の悩みはその比ではなく、昨年の不作で生じた大きな負担に加えて今年は蒔き付けが遅れ気味で、今後の天候回復がなければ経営体力の限界にさえなりかねません。
今は一日も早く蒔き付けを終わらせ、今後の天候回復を待ちながら日頃の管理作業に万全を尽くすしかありません。
どうか予報が外れてくれますように。
どうか暑い夏が来てくれますように。
どうか「さむさの夏はおろおろ歩き」(宮沢賢治)となりませんように!
参議院選挙に向けて
参議院選挙に向けての自民党道連の政治姿勢を解りやすく書いた、北海道版リーフレットの作成作業のため、満席の飛行機に乗って出札しました。
午後から、プロジェクト委員10人で、原案を元により解りやすく、より鮮明に、より建設的にとあれこれ検討しました。
4時間ほどかかりましたが、各委員からはそれぞれ良い案が出て、今回は誰にも解りやすく自民党が北海道についての課題にどう向き合っていくかと言ったことが書かれたもになりました。
北海道から日本を変えるという気概を常に持って今後の選挙や道政に当たっていきたいものと思います。
検討作業の様子と、今日設置した自民党道連口蹄疫感染防止対策本部看板
北海道の今後
北海道の今後のあり方などについて自民党道連と北海道を代表する各団体との意見交換会を開きました。
商工会連合会・農協中央会・商工会議所・道経連・観光機構の順で行いました。
商工会連合会は、主として地方の経済・雇用を支える中小・小規模企業対策の充実強化と、地方にとって真に必要な社会資本の整備。
農協中央会は現政府が進めようとしている戸別所得補償についての考え方。
商工会議所は補正予算の早期編成についてと、北海道新幹線と高速道路網の早期整備について。
道経連は、北海道の各産業の現状と北海道経済の活性化について詳しい資料を基にじっくりと懇談しました。
伊東道連会長になってから、こうした各団体との懇談には必ず会長が出席していますし、今回は初めて一時間以上の時間を取って、要望会ではなく意見交換会という形を取りました。
戦略もなく迷走を続けている民主党から早く政権を取り戻し、安心して任せられる政権を作るためには、こうした地方からの積み重ねが大事と改めて思いました。
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懇談の様子と、北海道経済団体連合会の近藤会長以下のメンバー
お花見
昨日今日と遅れた桜が満開になり、日本でも最も遅い花見が根室管内各地で開かれて得居ます。
酪農家は、牧草の肥料撒きも終わり、次の作業までの一時期、地域で懇親を含めて花見会を開きますが、昨日今日とオホーツク高気圧のせいで、霧のかかった寒い天気になり、花は満開ながら寒い花見となりました。
かろうじて焼き肉の火があるので暖まることが出来ますが、これが今年の夏には解消してほしいものです。
今日は中学を卒業して50周年となることから、母校の武佐小中学校の桜満開の校庭で、地域の方々と同じ会場でクラス会花見を行いました。(写真はカメラを忘れてありません)遠くは静岡県からも来てくれて卒業生の7割が集まる賑やかなクラス会となりました。
現地調査第二弾
戸別所得保障の制度設計に関する現地調査を、18・19日のオホーツク・十勝に続いて上川と空知地区で行いました。
正副委員長はどちらにも、そのほかの委員はどちらか近いところでと言う班編制で行いました。
上川地区では、稲作から畑作酪農まで多様な営農形態がある地域での多様な意見が出ました。
特に、モデル事業での転作作物への、「水田利活用事業」と畑作の戸別所得保障の整合性に関することや、今年まで行われている「水田・畑作経営所得安定事業」の基準となっている過去実績のとり方や、農地に着いていることによりほかの作物・特に野菜への転換に固定支払いがついていて以前からの畑作と条件格差が生じたことなどに不満が述べられました。
空知地区では、大穀倉地帯として転作の面積が多く、水田利活用事業の対象品目限定と金額の低さや、地域内での調整をしやすかった「産地作り交付金」との違い、緊急対策費を出した今年のモデル事業が今後も継続できるのかなどの意見が多く出ました。
どこにも共通して言われたことは、猫の目行政と言われるような農政ではなく、20年・30年先も見通せるような確固とした農政にすることや、反収や品質の向上に対する努力が生きるような制度にすべきという意見でした。
これらの意見をとりまとめて、ほかの団体等とも調整し、6月の早い時期に中央要請に行ってくることにしています。
苦悩
宮崎県での口蹄疫の拡大が止まらず、汚染地域の中にいるすべての豚や牛にワクチン注射をして新たな感染を止めた上で全頭殺処分するという方針が出されました。
14日に中央要請に行った際、感染拡大防止に万全を期すように要請もしましたが、筒井農林水産委員長にお目にかかって感染の多い2町で全頭処分しなければならないのではとお話ししたときには、「法律の改正が必要なので、すぐには出来ない」と言われました。
確かに疑似患畜の指定がないと屠殺後の保証が出来ないとは思いましたが、法律は後から適用する期日を繰り上げてもいいのではとお話ししました。
緊急事態で、拡大を押さえ込むのが何よりも優先しなければならないことでした。
もちろん家畜の飼養者の方にすれば、何とか感染をしないように消毒など徹底しているのに、疑似患畜でもない家族同様の家畜を殺されることには忍びないことです。その苦悩を思いつつも、心を鬼にしなければならない事態だと思います。
今回方針を出した方々も、その対象地域の飼養者の方々も同様に大きな苦悩の中にいると思うと、同情するとともに、そうした中にいる方への今後の支援に万全を期す必要があると思います。
また北海道内でこのようなことにならないようこれまたすべての対策をしておかなければならないものです。
現地意向調査に行ってきました。
昨日18日と今日の2日間オホーツク振興局と十勝振興局管内に、道議会農政員会で農業の戸別所得保障制度に関する意向調査に行ってきました。
それぞれ畑作の主産地で、地域の開発期成会の会長さんや、組合長会、農民連盟、JA青年部協議会、女性部協議会、農業共済組合、農業士会や指導農業士会などの代表の方々に、それぞれの立場から現場の意見を述べていただきました。
意見の中では、
「北海道の大規模経営を生かせる制度に」
「頑張っている農家が報われるように」
「生産意欲のわく制度に」
「現行の経営所得安定対策の問題点を改善する事でよいのでは」
「高収量・高品質などのインセンティブを反映したものに」
「面的事業の重要性を盛り込んだものに」
「頻繁に変わる政策でなく20年30年後の見通しのきく持続的な政策に」
「多面的な機能や、環境保全への加算を」等々の意見が述べられました。
21日には上川・空知地区での聞き取りをして整理し、農業団体などオール北海道の意見としてまとめてまた中央要請に行き、提言として提出してくることになっています。
現場にあった長期的・国際的に通用するような制度設計を北海道が作るという意気込みで当たりたいと思っています。