年度末

 昨日は満月の月がきれいに見えていました。
 晦日と旧の15日がほぼ一緒というのもおもしろい取り合わせですが、今日は年度末。銀行では決算日前の出入金のお客さんで大変混雑していました。
 中標津の町も以前に比べるとずいぶん活気が無くなったと今日事務所を訪れた方が言っていました。
 それでもまだ酪農が安定しているから自分たちは食べていけるのだとも言っていました。
 基幹産業がしっかりしていれば成熟社会の中で生きていくすべもあると言うことなのでしょうか。
 成熟社会では、今以上を求めることにはならないとも思え、やはりみんなは右肩上がりを求めるのでしょう。
 最近経済学者がものを言わなくなって、国・あるいは社会の経済と財政のあり方についての発言が目立たなくなったことが気になります。
 混乱の前兆ではないのだろうかと危惧しています。

リレー

 ある団体の役員選考が難航しています。
 最近では、町議会議員や、町内会長、農協や、商工会の理事などいわゆる公職と言われるものになり手が無く、選考で苦労する話をよく聞くようになりました。
 それぞれ、昔と違って自分の仕事がいそがしく、また厳しくなっていると言うことからです。
 仕事の忙しさや厳しさは昔もそれほど楽だったようには思わないのですが、団体の重要度が低下してきたのと、考え方が個人完結型になっていること、名誉職という考え方が無くなってきていることなどが影響しているのではと思います。
 それぞれの組織や団体が、そのありかたを見直す必要もあると思いますが、それとともに自分たちが組織しているという意識を持って、リレーの選手に選ばれて、一定の時期その役割を果たさなければ目的のゴールに達せないと言うことを構成員全体で考えて支援しなければ、必要な団体が崩壊するのではと危惧します。
 私の担っている議員もまたその一つかと思っています。

経済成長とデフレ

 ニュースを見ていると、経済界のみならず多くの人達が、経済成長を望んでいると報じられています。
 この思いは私も同じです。
 一方、何かを買うときはできるだけ安いもの、同じ性能のものならより安いものを求めるのもまたみんなの共通した望みです。
 安いものを供給するためには、徹底した生産工程の合理化とより低い人件費が求められ、その結果海外の安い労賃で生産できる国に拠点を移すか、委託生産する、もしくは日本国内で、派遣や臨時などより安い労賃で働く労働者を求めることになります。その結果購買力が落ちることになります。
 これでは経済成長はできないと思いますが、この経済成長とデフレの矛盾はどうやって解決できるのでしょうか?
 経済学者に聞いてみなければならないと思います。

自己主張

 自分でいうのも何ですが、私は、自分で自己主張の下手なやつだとつくづく思います。
 相手のいうことを簡単に受け入れてしまうために、常に相手ペースになってしまうことが多いからです。
 時にはいうことを聞かずに、信念を通すこともあるのですが、どうしても自分のことばかり主張するのははばかってしまうのです。
 それは、小さいときいじめられっ子だったこととも関係しているのかもしれませんが、自己主張ばかりする相手を疎ましく思うためでもあります。
 政治の世界は自己主張ができなければだめともいわれますが、そのことは私の性格に合っていないと思うこともあります。
 それって政治家には向いていないということでしょうか・

自民党再生

 民主党が混乱をしていても、自民党の支持率が上がらないことを時々指摘されます。
 民主党に期待した国民の意向がよくつかめておらず、もう一度信頼を回復できる政策を示しきっていないといわれます。
 今回届いた自由新報によると、「経済成長で雇用創出」「財政規律」「高齢化社会に対応する仕組み」「地域活性化」「我が国の独立と安全保証」の5本柱を今年の参議院選前に出す基本政策の柱にするということです。
 今後これらをどう具体化できるかにかかっているのですが、民主党がほとんどできていない経済成長の中には、デフレからの脱却の具体策が必要ですし、それと生活苦の認識の風潮の差をどう埋めるかの方策も必要です。
 高齢化社会対応の仕組みも、将来不安をどう解消するかがキーポイントです。
 総力を挙げて知恵を絞らなければなりませんし、時間をかけて若手を育てる努力もしなければなりません。
 本当は「科学技術と教育の推進」も入れるべきと思います。

人事異動

 学校、道庁、道警、教育委員会など、年度末を迎えて人事異動のシーズンに突入?しました。
 昨年道庁では議会が4日も延びたため、移動ができなく、議会が終了した次の日、慌ただしく本人だけ次の任地へ行った職員が多くいたと聞きました。
 幸い今年はそのようなことがないので、いつも通りの異動ができるでしょう。
 今年で退職する皆さんも多くいます。長い間、北海道のため、地域のために想いを持ってがんばってくれた皆さん、本当にありがとうございました。
 また新しい任地へ行く皆さんは、一日も早く地域になれてその地域のために地域の一員としてがんばってください。
 私たちも皆さんの後押しをしながら、一緒に地域作りに励みたいと思っています。

定例会終了

 一ヶ月にわたった第一回定例会が終わりました。
 今回は予算議会ということで、会期も長く、予算特別委員会も3分科会に分かれて、各部審査の時間も長くとれるという形になっています。
 政権交代後初の予算ということで、国からの農業基盤整備予算や、建設に関わる予算が減っている中で、 道としては地方の中小企業、特に建設業の維持をするために削減を続けていた建設部の予算を、1000億円台を回復したり、暗渠排水事業を進めるために12億円超の道単独予算を組むなど、できるだけ地方の声に応えるよう配慮されています。
 議会議論の攻防は、自民党は北教祖の不正政治献金問題を中心に学校教育のあり方をゆがめている職員組合の数々の問題を洗い出し、教育現場の正常化を図ろうとしました。
 一方民主党側はまだ納得していない町村のある支庁制度改革について4月1からの施行を伸ばすようにと主張しましたが、この件はすでに昨年の第3回定例会で議決済みの案件で、今後も話し合いを続けながら、進めることにしています。
今後は、農業予算のうち、大きく削られている農業基盤整備や、強い農業作り事業の施設整備予算などの補正予算を国に求めていく行動をしていかなければなりません。

予算特別委員会終了と附帯決議

 今日は予算特別委員会の最終日で、知事総括が開かれました。
 知事総括とは分科会に分かれて各部審査の質問の中で、特に知事に聞く必要のあるものについて質問中に委員長にその措置を申し出ることで、その質問について、知事に質問を出来る制度です。
 今回は、グループホームの安全対策や、支庁制度の施行と市町村との合意について、経済対策と域際収支について、国の農業基盤整備事業費削減について、アイヌ問題について等々の質問がありました。
 時に答弁に詰まる場面もありました。質疑終了後民主党から予算案の組み替え道議がでましたが、反対多数で否決。
 次に今回の審議の中で特にどうに強調して求める「附帯意見」の提出動議を自民党側から提案して、可決されました。内容は、
○景気雇用体制について
○農業基盤整備事業について 
○グループホームの安全対策について、
○学力テストの実施について
○北教組の政治資金法違反について、
○電気事業会計についてでした。
 民主党と、共産党は予算そのものに反対のため賛成はしませんでした、

原発

 国は、このたびの「エネルギー基本計画」策定の中で、原発を今後20年間に10数基増設するとの方針を盛り込んだ。
 鳩山首相が国連でかっこよく25%削減を打ち出した後始末の一つとも言えますが、兼ねてから自然エネルギー以外で二酸化炭素を排出しないためには、その効率から言っても原発以外無いと言われていました。
 しかしちょっと待って下さい。
 これまで脱石油の切り札としてきた電力業界や、自民党政権の原発推進策に対してあらゆる手段で反対してきたのは誰だったのでしょうか。
 赤旗を掲げて民主党を支持しているその旗は、原発反対のところにもなかったでしょうか。何処で方針転換をしたのでしょうか。
 私は、充分な安全対策が取られていることが前提ですが、原発は将来必要と思っています。
 石油資源の枯渇予測と、地球環境の問題からです。
 しかしながら、民主党の態度急変はこのままで良いのでしょうか。

こういうのをご都合主義というのでは?

彼岸荒れ

 本州方面や、旭川などで、強風が吹き荒れたようです。
 当地も吹き荒れたと言うほどではないのですが、かなり強い風に時々見舞われ、牛舎仕事をする時帽子が飛ばされ、転がっていくのを追いかけても追いつかないほどでした。
 海岸や、街中で被害が出なければよいのですが、心配です。
 毎年この時期になると、「彼岸荒れ」と呼ばれる強い風とドカ雪をもたらす低気圧が急発達してくることがありますが、今日のはまさにそうなのでしょう。
 強風といえば、昨年衆議院議員選挙を前にマスコミで吹き荒れた民主風は、今弱いものになってきていますが、まだ風向きが変わったと言うところまではいたっていません。
 逆に吹かせる自民党低気圧がもっとしっかり発達しなければならないとは思うのですが、どうも中心付近が弱いため、春一番を吹かせられないのではと思います。
 ここは中心にもっと若いエネルギーをとり入れて(交代でなくとも出来る)各地に届けなくてはいけないと思います。