一般質問最終日で、今日も6人が質問に立ちました。
自民党からは大谷議員が民主党の農業政策と現行政策の違いについてや、新しい所得補償に対する不安、今年の異常気象による作物被害への対策などをただしました。
異常気象対策では、災害資金の発動、既往資金の償還繰り延べ、共済金の早期支払いなどが答えられましたが、新政権の農業政策については、まだ制度設計などが明らかでないので推移を見守るという答弁でした。
新政権は、変えるというのであれば、変えるということばかり強調しないで、「来年度はどうする」「次の年からはどうする」と早く明らかにすべきと思います。
それにしても、勝ち誇った民主党は、今日も二人の議員が、知事に新政権への対応姿勢をしつこく聞いたり、選挙応援に対する皮肉を言ったり、まだ具体が明らかでないマニフェストについて聞いたりと、道政を前に進める質問はそっちのけで、知事いじめとも言える質問を繰り返しているのにはうんざりします。
こんな党に負けたことに悔しさと腹立たしさが募ります。
月: 2009年9月
本会議一般質問しました
久しぶりでしたが、本会議で一般質問をしました。今回のテーマは、
1 支庁制度改革について
2 地域振興対策についてでした。
支庁制度改革は、今基本フレーム(振興局となる地域から、総合振興局へ集約する事務事業とそれぞれの地域で扱う事務事業の仕分け、振興局内の組織体制など)などの案を、市町村や各団体に意見聞き取りをしながら固めてきていますが、柔軟な組織編成や、人員配置、新総合計画の広域連携地域との食い違い、財政立て直しとの関連など、不安なところが出てきたことで、そのことをただしました。
地域振興対策では、各地域での特色ある振興策や、北海道全体としての観光や、経済、ものづくりなどの振興、海外からの企業進出にそなえたビジネス環境の整備などについて質問しました。
事前に意見交換しているとは言え、淡々としたやり取りは、やはり少し変える必要があると思っています。
少なくとも委員会では直接のやり取りが出来るのですから、ここから変えていって、緊張感みなぎる議会に出来ればと思います。
自民党総裁決まる
党員投票と、議員投票の結果、新しい自民党総裁に谷垣氏が選ばれました。
思い切った若返りか、全党一致団結しての出直しかが争点でしたが、議員の多くが団結を選んだ結果全体ではダブルスコアとなりました。
党員投票では河野氏への思い切った若返りがかなりの割合で支持されましたが、ここはじっくり野党として、政策を練り直し、役員人事での若返りなどを図りながら臥薪嘗胆し、国民の声を良く聞きながら、次に備えていかなければならないところですので、この選択でよかったのではないかと思います。
自民党らしく、野党らしく目先の人気取りに終始しないで国のあり方や、教育、防衛、食糧などの政策をじっくり纏めて世界での誇りある国家を目指せるよう国民に訴えていかなければならないと、新総裁の誕生に期待しています。
唖然
鳩山新政権が誕生してから既に半月が経ちましたが、外交面ではこれまでのしがらみのない分順調にスタートしたと言っても良いかと思います。
国内では、亀井郵政改革・金融担当大臣の言動や、前原国土交通大臣のダム無駄中止関連も話題が連日マスコミをにぎわせており、これまで何も出来なかった鬱憤を一気にはき出した政治運営が今後も注目されるところです。
地元では、21年度補正関連で凍結となりそうな財源の行方を心配して中央に要請に行こうとした団体が、地元選出の民主党代議士に来なくとも良いと断られたとか、選挙で投票した人に頼みに行けばよいと言った話が出たとか伝えられています。
本当に了見の狭い人が議員になっているものだと唖然としてしまいます。
かつて自民党の代議士でもそういう方がいたので、選挙が全ての世界では、こんなものと言えばそれまでですが、少なくとも政権側に付いたなら、「これまでは何にもさせてもらえなかったけど、今度は役に立ってあげられるから」と聞いてやるのが本当ではないかと思いました。
ばんば競争
午前中は中標津町内の敬老会で、一年ぶりの高齢者の方々にお祝いを言って1時間ほど楽しく過ごしました。
(オレンジ色が私です)
午後から、別海産業祭に行き、競馬の「来賓特別レース」に出場させて貰いました。
初出場で、そりを引くのはポニーですが、ばんばの騎手は初めてなので、そりに腰掛けてのレースでした。
少しかっこわるかったのですが、勝敗はともかくとして、楽しい経験でした。
ちなみに優勝したのは同じく初出場の岡崎支庁長でした。
地元別海の水沼町長は、みんなのゴールを見届けての最下位と言うことでした。
私達の二つ前のレースは、重量馬の戦いで、ばんばレースらしい豪快なものでした。
こうした馬文化を残して行くにはどうしたらよいのだろうかと考えます。
今年の芋
今年の湿害で、中標津の馬鈴薯はほぼ壊滅的な被害を受けていることは前に書きましたが、先日のジャガイモ伯爵祭りで掘った芋を食べようと泥を落としたところ、このように割れが入った芋がほとんどの状態でした。
なり数が少ない上に雨を吸って急に大きくなったため割れが入ったものです。
食用としては売り物にならず、また貯蔵中に腐敗してしまう恐れもあって、割れていないものもどうなるか分からないとあっては、安くても澱粉原料に回すしかないと言います。
食用や、種子用は経営安定対策の対象にならない為「固定払い(緑ゲタ)」も支払われません。
これまでこれほどの不作はなく、共済掛け金も馬鹿にならないことから、畑作共済に入っている率も低いことで、今年の精算と来年の営農資金をどうするか、頭が痛いところです。
藤沢氏が頑張りました
1日延びてしまった自民党の代表質問が終わりました。今回は私の友人でもある藤沢氏でした。
昨日の今回政権交代した党に比べると、高橋知事にエールを送りながらも、各施策について新政権の下での不安やなかなか前に進めない事業への厳しい指摘を交えながら堂々と質問した50分でした。
急展開してきた道内航空路問題や、次第に明らかになる冷湿害への対応、全国最低レベルになっている教育問題など諸課題について知事与党らしくではありながら厳しく質問しました。
実は、代表質問は今の自民党の議席数から見て、ほぼ一回限りとなるので、藤沢さんの地元からも、バスで応援団が来る予定でしたが、昨日の民主党の質問で、再質問を通告していなかったと言うことで、日程を1日使ってしまうことが解ったので急遽中止にしました。
地元の支援者の皆さんは、折角の晴れ舞台を見られなくて、残念だったことでしょう。
今日は5時過ぎに日程を終えられたので、急遽6時前のJRで変えることにし、益に駆けつけて飛び乗ったのですが、さすがに連休前のちょうど良い時間の発車とあって、デッキまでいっぱいで、帯広までの約2時間半立ったままでした。
そのデッキには就職試験帰りの高校生が乗っていましたが、あとから乗ってきた老婦人の世話をしたり、一緒にいた他の人達と親しく話をしたりととても良い印象の高校生でした。
JR北海道の試験を受けたとのことでしたが、私ならこの子を採用したいと思いました。
合格を祈ってますよ!
代表質問
今日から代表質問が始まりました。
自民と民主が定例会ごとに一番を交代でするという申し合わせがあって、今回は民主党が先の質問となりました。
先の総選挙で大勝して政権交代したことがあって、勢いづいているなかの質問でしたから、知事に民主党の軍門に下れと言わんばかりの発言が連発されました。
知事の政治姿勢では、「自民候補にあれほど肩入れして応援した高橋知事は、これから新政権とどのように付き合っていくのか」
農業政策では、「問題の多かった稲作・畑作経営安定対策から、戸別所得補償が実施されることになるが、今後どのように農業を守る政策を採っていくか」というように、発足したばかりの政権がまだ具体的な制度設計も打ち出していないことを質問して、民主党のマニフェストが全て支持されて今回の大勝になったかのような言い方が目立ちました。
今回の自民の敗北は、長く続いた自民党政権の組織疲労や、財政再建最優先で進めてきた福祉・医療政策などに対する反発、歴史上初めての少子高齢化と人口減少時代に対応する各種政策への説明不足への反発などが最大の原因で、民主党に一度やらせてみようという雰囲気が全国に充満した結果で、不安を抱えながらの勝利だったと言うことに気付かなければ、再び「おごる平家は久しからず」になることでしょう。
明日に延びた自民党の代表質問の準備で、今日も帰ったのは夜9時を過ぎていました。
新政権発足
鳩山新政権が発足しました。
それも50年間続いた自民党から代わって、これまでの野党であった民主党による政権です。
本格的な政権交代時代の幕開けであり、国民にとっては期待と不安が入り交じっての船出となりました。
私もこれまでの政権党につながる議員の一人として様々な仕事をこなしてきましたが、今後はかなりやりにくくなるのではと危惧しています。
新政権に対しての一番の不安は、経験不足と理論家集団による内閣だと言うことです。国会で自民党を激しく攻撃してきた議員が多く、また官僚を敵でもあるかのような扱いをしていること、現場に係わっていない人が多いことなど、不安材料は数え上げればきりのない程です。
とは言え、これは国民の選択です。
混乱させて終わることの無いよう祈るばかりです。
私は北海道議会では農業に関する責任ある立場を預かっているのですから、北海道農業のために政権がどうあれ全力で当たっていく決意を改めてしています。
第3回定例議会開会
第3回定例議会が開会されました。今日は10時からの本会議で高橋知事から、139億5200万円の補正予算が提案されました。
この財源のほとんどは国の21年度補正予算によるもので、政権交代による凍結や組み替えの不安のあるものですが、医療施設耐震化臨時特例基金など3基金に72億800万円を積み立てるほか、漁港漁村活性化対策事業費に1億9800万円を計上して漁港利用者の就労環境や安全性の向上を図ることや、低所得者に対する生活福祉資金の拡充に33億900万円などの施策が盛り込まれています。
今後、代表質問や、一般質問で議論が展開されることになりますが、政権交代という中央の変化の中で、高橋知事には北海道の代表として堂々と対処して欲しいものと思います。
このあと、午後から今回の代表質問に関する検討会を政策審議会で行いましたが、詰めなければならないことが多く、夜8時半まで頑張って、明日の休会日に持ち越すことにしました。