うっかりてっちゃんは、いつから4月29日が昭和の日となったのか解りませんでした。
かつては、昭和天皇の誕生日と言うことで祝日となり、亡くなられてからは「緑の日」として祝日であったものがいつの間にかこう変わっていました。
そのことはまあどうでも良いのですが、町を走っていても、国旗を掲げている家の少なさが気になります。国民の祝日は、決して休日を作るためだけにあるのではなく、この祝日を機会に改めてみんなでこの意味を考え、将来に向かってより良いものを残そうという気運を作っていこうというものです。
ゴールデンウイークとしてゆっくり休日を楽しみ鋭気を養うことも良いのですが、少しはそうしたことも意識して貰いたいと願います。
次の祝日は、5月3日「憲法記念日」です。国旗はホームセンターでも扱っています。国の象徴である日の丸を掲げて日本人であることを誇りに出来る国造りをしようではありませんか。
月: 2009年4月
初夏と冬
朝自民党本部での北特法改正に関する小委員会を傍聴してから、直行便で帰りました。搭乗者は70名ほどと、半分乗っていないことを気にしながら、午後1時に中標津空港に着くと、聞いてはいましたがまた一面の銀世界に戻っていました。東京はもう新緑がまぶしく、初夏の気配がしているのにと、その差を実感しました。
景気も経済の実態もこのように東京と地方では大きな差があることも含めて、政治に当たる人や、マスコミという武器を行使する人達は国民に正しく判断する情報を与えて欲しいものと改めて思いました。
東京議員会館付近の新緑と、我が家の裏山
まだ真っ白な武佐岳と知床の山々
北特法改正案
「北方領土問題等の解決の促進のための特別措置に関する法律」という長い名前の北方領土返還に向けた周辺整備をするための法律が、昭和57年制定以来初めて本格的に改正されることになり、その説明を聞きに自民党本部へ出向きました。
この件については、自民党北方領土特別委員会の事務局長を務めておられる宮腰先生が長い間非常に熱心に取り組んで居られます。
今回の改正案では、北方領土を「我が国固有の領土」とはっきり規定した上で、交流事業の位置付けや、国の責務、交流事業支援や、我が国の領土海域での漁業の円滑な実施支援など、これまではっきりさせていなかったことなどを法律の条文の中に盛り込むことで、我が国の北方領土に対する姿勢を明確にしつつ、返還運動の先頭に立っている団体や地域を支援しようとするものです。
これまで高齢化してきている元島民の方たちが必死でやってきたことを後押しできる裏付けが出来るものと期待しています。
法律改正ですが願いは同じ筈ですから、政局に巻き込むことなく与野党一致して早く決めて欲しいと願っています。
小委員会で説明する宮腰小委員長と、委員の皆さん
冬に逆戻り?
雪も解け、すっかり春らしくなってそろそろ車のタイヤを履き替えようかと思っていた矢先猛烈に発達した低気圧のせいで、寒気が降りてきて吹雪となりました。つもるところでは40センチもの積雪になっているとのこと。
こうなると、折角除雪も終わって28日から開通する予定だった知床横断道路のことが心配になります。毎年連休には開通させて観光客を呼び込もうとしている羅臼町ですが、折角除雪が終わっても雪崩の恐れや、今回のように雪が降って、後戻りしてしまうことが多いのです。
たいした降らなければ良いのですが。
またまた騒ぎすぎ
SMAPの草薙剛さんが酔っぱらって公園で裸になり、公然わいせつ罪で逮捕されたとのニュースが、大々的に報道されています。
地デジのコマーシャルに出ていたことで、鳩山総務大臣が「最低の人間だ」ときつい発言をしていましたが、これまでの草薙さんの行動をかんがえると、人間が最低なのではなく「行為が最低」と言うべきでしょう。
夜の公園で全裸になっていたからと言って、誰かに被害を与えたわけではないのですから、前後不覚まで酔っぱらっていた人は、逮捕と言うよりは保護すべきだったと思いますし、これ程大々的にセンセーショナルに報道するのもどうかと思います。
普通の人なら、こんな報道にはならなかったでしょう。
タレントで、有名人だからと言って、このような報道は行き過ぎとは思いませんか。
視聴率を稼ぐニュースとして扱われたのではないでしょうか。
領土をめぐる波紋
北方領土に関して、谷内前外務次官の3.5島論が論議を呼んでいます。どれ程の真意を持って発言されたのか分かりませんが、原則論にこだわる向きからは、反発の意見が出ています。以前外務大臣時代の麻生総理も同様の発言をして、反発を買い訂正した経過がありますが、ことが領土問題、しかも150年以上前に平和的に確定された領土で、その後主権の移動は全くなく第二次大戦で日本が無条件降伏した後、不当に占拠され元島民が追い出された経過のある領土ですから、関係者の思いは複雑なものがあります。
3.5島論は、帰属の確定していない領土を面積で二等分するとこうなると言うことで、択捉の一部までがその対象になるほど択捉島が大きいことによります。
原則の正当性はともかくとして、双方の主張がかみ合わない中で、事態を動かそうと言う考えの中から二島先行返還論や、二分案が出て来るのです。
私は歴史的経緯を見ると、日本の主張に正当性があると思っていますが、地域のことを考えると、面積二分割でも良いから返還を実現してくれた方が、今後50年100年先までロシアの占拠が続くより現実的な選択ではないかと思うのですが。
運動の拡がりを
北方領土復帰期成同盟根室支部総会が開かれました。
北海道における北方領土返還要求運動の先頭に立つべき団体です。都道府県では「北方領土返還要求県民会議」となっていますが、北方同盟には、北海道内の行政・議会・産業界・青年・婦人団体など、実に多くの団体が加盟していて、組織的には幅広く網羅された素晴らしい団体です。
しかし、全道の総会を見ても、今日の支部の総会を見ても、返還要求運動の先頭に立っている団体とはとても思えないほど出席率が低く、活動の殆ども毎年行事をこなすかのように行われている大会や、元島民の団体である、千島歯舞諸島居住者連盟におんぶしている署名活動など、本気で返還を求めているというロシアに対するアピールが感じられないものとなっています。
領土問題は、相手のある外交交渉ですが、国内世論が活発でなくて、成果を求めることなど出来ないものです。
もっともっと活発に、全道全国的な拡がりを作っていかなければならないと思いました。
札幌はもう緑が・・・
16日、食加研の研究成果発表会に出かけた時、道庁赤レンガ前の芝生がもう緑色が出てきたのに気付きました。
そういえば、花壇に植えたチューリップも芽が伸び始め、いよいよ春が動き出したという気がしました。
根室管内も草地の雪はもう殆ど消え、ところによっては肥料撒きが出来るところも出始めたとか。
しかし、武佐岳を始め知床につながる山々はまだ雪色が濃く、平地の雪解けや「しばれ抜け」が早かった割には例年より春が遅れそうに思います。
ァ〜春が待ち遠しい
政権交代で地方分権推進とは
民主党の談話がニュースで流れていました。
「小沢代表のもとで政権交代を実現し、地方分権を推進する」と言うことでした。
聞いた感想を言えば「へ〜よく言うよ」です。北海道議会が議決した支庁制度改革の条例を、地方の意見がまとまっていないという理由で、その前提条件になっていた「公職選挙法改正」を参議院で否決するという姿勢を出して、つぶしたのは何処の政党だったのかと思うのです。
100年に一度の思い切った改革ですから、完全に全てが納得できるものではなく、3年という時間を掛けながら、地域理解を得ながら進めなければならないところでしたが、それに対する助言やサポートをすることもなく今回のような後退したもので対処しなければならなくなった地方の悔しさが解っていて、このような発言が出てくるのでしょうか。
マニフェストなどときれい事を言う実態はこんなものだと、皆さんにはしっかり見極めて欲しいものです。
食品加工研究センター
21年北海道食品加工研究センター(略称・食加研)の研究成果発表会が札幌で開かれ、その発表が見たくて出かけて行きました。
北海道内の食品原料を、様々な観点から付加価値を付けるために、加工や、基礎的な研究をしている施設で、新しい食材の導入を含め、全国的にも高い評価のあるところです。
今回は、シーベリーという新しい小果実の紹介とその加工法や、ヨーグルトペーストの開発、エゾシカ肉の有効利用、等の他「製造現場を変えるー食品企業へのトヨタ生産方式の勧めー」のように製造の効率化についても報告があり、大変興味深く聞かせていただきました。
これまでも北海道の食品産業にとって頼りになる存在でしたが、来年独法化になっても依然としてその存在感は変わらないようにしなければなりません。