自民党農林部会酪農畜産小委員会が開かれると聞いて、急遽上京。
朝8時半からの部会に傍聴人の一人として参加。今年は出席国会議員の多かったことに驚きました。それだけ選挙区を意識していることと、酪農畜産をめぐる情勢が厳しいことの反映だと思います。要望の後、今重点的に論議されている事の報告がありましたが、中心は、肉牛など、もろに飼料高騰と、不景気の影響を受けている畜産対策で、次が飼料米など米の飼料化、最後に酪農が出てくる程度。3月からの原料乳か値上げがあるため、中央の反応は今ひとつというところでした。
今年の酪農の確保したいところは、
○補給金を下げない
○限度数量を確保する自給飼料、特に安価な飼料確保のための草地更新の推進
飼料用トウモロコシ作付け奨励出来るように後押し
等が上げられます。(断固死守)何とか確保して行きたいものです。
月: 2009年2月
旧友
今日は一日中議会の図書室に籠もり、今回の予算委員会で質問する予定の「行財政改革と試験研究機関の独立行政法人化」について、資料集めや、その読み込みで過ごしました。午後からは2時間ほど、来年に向けて検討が進められる国の農業基本計画に、北海道から独自のものを提案していくための勉強会をもちました。食糧自給率を上げながら北海道らしい農業を展開するため、超党派で提言を作り上げていく予定です。
夜には20年以上前、農協青年部の全道役員を受け持った仲間が集まり、それぞれの立場で今やっていることや、農業の現状など昔の思い出を交えながら楽しく語り合いました。そこで明日、今進められている酪農畜産運動の自民党農林部会総会や、要請集会が開かれることを聞き、急遽最終便で東京の飛びました。時間はありませんが、皆さんと共に、状況を把握し、今年の対策を確かなものにしたいと思います。
一定開始
今年度予算を中心とした議案を審議するための第一回定例会が始まりました。一般会計2兆8千7百億、特別会計7千億の合計3兆5千8百億の予算で、実質昨年比マイナス1.1%の予算となりました。但し、借金の返済が、昨年比7千万少ないため、一般会計で使える分が1.5 %増えることになります。限られた予算をやり繰りして何とか知事が言うように「確かな未来を子供たちに手渡して」行きたいものです。
子供たちと言えば、今日は議場コンサートがあり、札幌子供ミュージカルの皆さんが、可愛らしく元気に、透き通った天使の歌声を届けてくれました。普段厳粛な雰囲気だけの議場ですが、きれいに洗われたような気がしました。来週から、ここで子供たちの未来に向けた議論が展開されることになります。
支庁制度と分権
今日の道州制地方分権改革等調査特別委員会では、今回の議会に提案される議案と共に、2月16日に初めて開かれた知事と地方4団体(市長会・町村長会・市議会議長会・町村議長会)の代表と知事が意見交換をした内容が報告されました。
これより前にその会議録が送られてきたので詳しく読みましたが、町村会長の発言があまりにも初歩的な認識なことに唖然としました。
まさか町村会のなかであの程度の話が成されたのではないと思いますが、議決するまでの間、何度もやり取りをして確約を取ったことが未だに懸念として語られると言うことは、理事者側の説明不足だと思ってしまいました。勿論それだけではないのでしょう、反対の姿勢をとり続けるにはそれなりの理由があるのかも知れません。
そのあたりのところを今日の特別委員会で質問しました。
またまた雪害です
昨日臨時議会が終わった後、今日の夜羅臼で開く予定の道政報告会のため朝の1便で丘珠から帰る予定でしたが、吹雪模様のため朝7時のJRで釧路に行き、バスに乗り継いで帰る事にしました。
帯広あたりまで行った頃自宅から電話が入り、今夜の羅臼は吹雪のため中止、尚猛烈な吹雪が続いているので、釧路まで来ても帰れないから、札幌に引き返した方がよいとの事。急遽帯広で降り、札幌へ行く列車を待ちましたが、結局乗ってきた特急が釧路から折り返してくるまで、乗れそうなのはなく、約4時間も待つことになりました。朝6時半にマンションを出て、戻ったのが19時過ぎ、くたびれもうけでした。
それにしても今年の冬は、重たい雪が降ることが多く、また荒れ模様の天気が多いため、丘珠便は殆ど当てにならず、よほど偶然天気に恵まれたら飛べるといった状態です。千歳空港も大混乱なのですから、千歳便があればと言うのも妄想に近いのでしょうが、これだけ距離がある北海道ですから、何とかセーフティネットとしての各種交通網の整備が必要なのではないでしょうか。
ちなみに、今回一番動いたのは各地のバスでした。・・と言うことは、国道除雪がマメに出来ていたと言うことでしょうか。
開発局の廃止などと言うお方には、この時期北海道に来て審議会を開いて貰おうじゃありませんか。
臨時議会
国の二次補正予算が成立したのを受けて、北海道でも早く施行するために、24日からの定例会に先立って今日臨時議会が開かれ、約790億円の補正予算を共産党以外の賛成多数で議決しました。
緊急経済対策を中心として、公共事業や、中小企業向け貸し付け基金、緊急雇用対策、妊婦健診無料回数拡大等々に使われます。
しかし、国会が、定額給付金も含めて、関連法案を決めなければ、折角準備していても国からのお金が来ないことには、実行が出来ません。どの政党も「国民の生活が第1」というキャッチフレーズを掲げているのですから、やれ辞職だ、問責決議だ解散だと政局がらみのむなしい話ばかりしていないで、ともかく1日も早く国全体にお金を回して欲しいものと思います。
大統領交代で遅れていたかのように見えたアメリカが、素早く決定したのに比べ、本当に日本の国会は何をやっているのでしょう。
北海道議会は民主党も賛成しました。地方議会の方がよほどまともで、大人だとつくづく思います。
いい加減にして下さいよ、国会の民主倒産!
(「民主党さん!」の誤りでした」)
農推協総会
自民党の農政推進協議会(農推協)の総会が開かれ、全道から同志が集まりました。根室管内からも今回初めて2名参加して貰いました。今後少しずつ盟友を増やしていきたいと思っています。会議の後の後援では、農協中央会の平山部長が、「農業を取り巻く情勢と課題について」と題して講演を行い、その後参議院議員の山田敏夫氏が国際情勢を含めて講演しました。二人の講演はWTO交渉を中心としてでしたが、世界の中で、日本農業の置かれている立場は、非常に厳しいものがあるとの共通した話題でした。そうした中で今後どういう制度設計をするか、私達で提案できなければならないと思いました。
講演をする平山部長
首脳会談
麻生総理が、サハリンで開かれた、「サハリン2」の記念式典にロシアのメドベーチェフ大統領の招待に応じて、初めてサハリンを訪れそこで首脳会談を行いました。私達はこの会談で北方領土問題に大きな進展があるのではと、大きな期待を持っていました。しかし届いた情報は、より具体的に、「新たな、独創的で、型にはまらないアプローチ」のもとで、作業を行うことで合意したというものです。つまり先送りです。期待が大きかったために非常に残念に思います。今後に繋いだと言うことでもありますからここで残念と言うにはまだ早く、一層の世論の後押しのもと交渉に当たって貰うためにも、これまでより以上に世論の喚起に努めなければならないと思っています。
残念です
夕方からのニュースは、中川財務大臣辞任のことばかりです。G7終了後の記者会見での朦朧とした様子が世界に放映され、それが切っ掛けで大事な部署にある大臣としては不適当だという世論に押されての辞任です。
元来、私は2世議員と言う人達の存在が気にくわないと思っているうちの一人です。殆ど東京で暮らした議員が、親の地盤を受け継いで政治を行っているのが現状で、本当のところ地方の苦しみや、政治に対する希望を持っていないのではないかと思っていました。しかし、そんな中であっても、中川大臣は違うと思っていました。二度にわたる農林水産大臣のとき、WTO交渉に行き、日本にとって受け入れることが出来ない事についてはテーブルをたたいて抗議し、決裂させて戻ってきたことが何度かあって、珍しく戦える政治家だと思いました。今回のアメリカ発世界金融恐慌に際しても、非常に早く対策を打ち出し世界がそれを見習う雰囲気さえ作ってきました。それだけに残念でなりません。
ロシア人
午後、根室市「ニホロ」で参議院沖縄北方問題調査特別委員会の現地調査があり、参加しました。一市4町からそれぞれ隣接地域の振興に関する要望があり、釧路開発建設部も、今行っている事業の説明をしていました。しかし、委員長から「隣接地域だからこれに重点を置いているというものはないのか」との問がありました。確かにこれがそうだというものはありません。私達もそういう視点で要望を見直したことはありませんでした。この後の領土返還要求関係団体との懇談では、これまで繰り返し要望されてきたことばかりで、進展のないことを表しているかのようです。
この後の懇談の中で、民間から初めて北方領土問題対策協議会の理事長になったという間瀬氏が、民間会社時代仕事で交流のあったロシア人について、「アラブ人かと思うほど、相手を良く見て、自分より弱い相手と見るとどこまでもやりこめてくる、駄目だと思ってもだめもとで強い要求をしてくる」等でしたが、日本外交はこうしたことを知っていて今のような交渉をしているのかと思いました。
委員会理事の皆さん