朝、自民党の北海道開発委員会に参加。北海道振興のために予算の評価や、更なる意見が相次ぎ約1時間の委員会となりました。国は国の段階で皆さんが頑張っています。道も私達が頑張らなければならないと思いました。
関係の代議士事務所を訪れ、挨拶をした後夕方の便で羽田を発ちました。東京はコートが無くても歩ける程の暖かさでしたが、札幌に帰るとコートの襟を合わせて足早に歩かなければならない程の寒さで、道路もつるつる。灯油も沢山焚かなければ寒いし、道路整備も砂利を深く入れて凍結を防ぐように工事をしなければならない。隣が遠い上に公共交通機関がないので乗用車に乗らなければ移動できない。給与も、仕事がないから安いとなれば、格差を感じざるを得ません。温度差だけではないのです。それが現実です。
月: 2007年12月
暫定税率と特定財源
国の予算内示を控えて、要請やお礼をするために上京してきました。国も原則一律3%カットになっているのでその分の削減はやむを得ないとして、道路特定財源による道路整備に期待をしている地方にとって、燃料から目的税として集めているガソリン税や軽油引取税の暫定上乗せ税は貴重な財源となっているものです。これによって北海道も市町村も道路の曲部改良や、補修を始め安全に走れるための道路整備がなされていると言えます。今日議員会館を廻っている中で北海道のかなりの数の市町村が、暫定税率の中止を求めた意見書を採択したとの話をされ、「民主党と攻防をしているさなかに足を引っ張るような意見書を採択するような町は道路整備財源はいらないと言うことか」と一喝されました。
地元での情報不足を悔いました。
代替エネルギー
昼の便で札幌に出てきました。明日上京して、内示される予算について良く検討し、北海道にとって再生のきっかけを作っていけるものを獲得するためです。午後から少し時間があって、北農中央会に挨拶に寄った時、私が環境生活委員会ということもあって、代替エネルギーの話になりました。太陽光発電パネルの生産が、日本は世界一(EUが二番目)であるのに、発電に占める割合はヨーロッパの10分の1にも満たないとのことで、もっと何とかならないのかという話から始まりました。バイオガス然り、風力発電然りで、安定性とコスト面で原子力発電を推奨している日本では、国策としての支援がないためこれらの代替エネルギーが推進されないのです。今の原油高騰のような事態が起きるたびに「代替エネルギーの開発促進に努める」と良いながら原油の値段が下がってくると「そんな話有ったかい」とでも言うように忘れてしまうのが先を考えない日本の特徴です。
こんな事ではいけませんね。
公共事業10%削減
土木・建築の建設業の方々に元気がありません。仕事が大きく減っている上に来年度道財政再建のために公共事業を10%削減するという知事の案が示されているからです。特に建築業は、公共的建物の建設がストップ状態で、そちらのウエートが高い業者程大変です。財政再建を急ぐことは、今後の再生団体転落を防ぐ意味で急務ですが、それだけに注目していると、これら業者がやっていけなくなり、結果雇用が減り、また倒産が増えて、社会的コストの増加になっていくと思われます。なんとか負の循環に陥らないように、収入増加策や、段階的な削減策をとってソフトランディングを図れるように知恵を出さなければならないと思います。
師走
先生ではない私でも、走って歩くので、師走だなと感じる方も多いことでしょう。年末の挨拶回りを始めましたが、回れる日が4日しかない中で訪れるところを限定せざるを得ません。また、2期目にはいると、1期の時に比べて格段に忙しくなって、普段今までのように立ち寄れなくなっているため、ついつい話が長くなってしまいます。(いつも長いのですが・・・)昨日の佐藤参議の話にあったように、虫の目としての現場での話を聞くことは、実態にあった政治をしていく上で非常に大事ですから、年末の訪問だけでなく、年始の挨拶回りと分けて、出来るだけ沢山の方と会っていきたいと思いながら走っています。
防衛セミナー
今日は道東防衛議員連盟釧路圏支部・根室圏支部共催の防衛セミナーを、”ひげの隊長”で有名な佐藤まさひさ参議院議員を講師に開きました。佐藤氏は皆さんもご存じのように、カンボジアPKO活動の経験を買われてて、イラク支援活動の条件整備をするために派遣された先遣隊長を務めました。現地に行ってみて最初に感じたのは、日本政府が活動の予定をしていたものが、全く現地の要望と合っていなかったということで、経済大国日本に期待されていることは、「復興支援」で、「復旧支援」ではなかったという事でした。道路を直したり、学校を直したりすることは復旧支援で、今後のために経済向上を見込めることを支援するのが復興支援という考え方から、現地の期待と合っていなかったと言うことです。何かをする時には、常に「鳥の目」「虫の目」を大事にしなければならない。特に虫の目は、最終的に便宜供与を受ける人達が何を望んでいるかを知って対応するために大事だと言うことでした。とかく遠く離れたところで仕事をしている役人ではこの視点が弱く、論理的に正しいと信じて行っていることでも、現場の要求とずれていては何にもならないと言うことでした。このことは、行政にも、企業にも通じることだと改めて感じさせられました。この他、現地での苦労や、隊員を送り出した家族の不安、国防と国際的役割、国民から遠い政治の説明のあり方など、感動的で示唆に富む話が続き、約80分の講演が短く感じました。
自民党セミナー
自民党支部の活動資金を集めるために根室管内の2会場で第7選挙区の自民党セミナーを開きました。講師には、元自民党政調会長の中川昭一氏を迎え、「格差社会と地方の振興」という表題で幅広い見地から講演をして貰いました。中選挙区の時には、ここも選挙区で当時の後援会員も多く集まってくれました。
講演の中では中央と地方の格差と言うけれど、仮にこの根室管内が経済的に沈んでいる格差を受けている地域として「根室化」と呼ぶとすれば、日本中が根室化していると言っても良い状態だ。都会にも勝ち組と負け組があり、医療でも東京にも産科医師のいない所がある。この根室化の現象を解消するために自民党政権は様々な制度手直しをしている。将来の人達に多大な重荷を残さないための改革をした歪みが出ているが、地域の資源を生かした特色有る産業育成をして、より高い値段で売る工夫と努力をしなければならないと話していました。そのための支援はいくらでもするということで、今後その方向付けをしっかりして行かなければならないと思って聞いていました。
赤穂浪士討ち入りの日
忘れていましたが今日は赤穂浪士が討ち入った日という事で、様々な話題がニュースに乗っていました。本当の討ち入りの日は、もっと後で旧暦の12月14日だったのでこの日の江戸にも雪が降ったのです。
今日は年末の挨拶回りをしましたが、昨日の拿捕があったので、羅臼町に行きこの件での協力を申し出ることから始めました。
今年一年、管内の皆さんには、統一地方選や、参議院選挙など様々なことでご支援を戴いたので、出来るだけ多くの所をまわってお礼を言うと共に、来年も今年以上に地域の活性化のために働いていくことを誓っていきたいと思っています。
拿捕
昼、根室支庁から第一報が入りました。もうニュースで報じられていますが、また羅臼の漁船が4隻も拿捕されました。今年1月の第38瑞祥丸に続いて北方領土海域での拿捕と言うことでした。今回は安全操業ではなく、国後島の北12海里以内という位地だったと言うことで、漁業はやっていなかったとのことです。体の具合が悪くなって、国後島に向かって進んでいった仲間の漁船を止めようと追いかけて越境してしまったとのことで、事情を斟酌して早く返してくれるのではと期待しています。
北方領土問題が解決すればこんな事はなくなると思っていますが、現実は占拠されており実効支配はロシアが行っているからには、こうしたトラブルの機会はさけられないことです。
前浜で生活できればよいのですが、漁獲物の価格の問題、資源量の減少などの問題があって、ぎりぎりの所まで出かけて行かなければならないのです。そうしたところから今回のような事態が発生する危険性も高まってくるのです。外交まで関係する難しい問題ですが、原則論だけでは解決できないなら、現実論をしていく必要があると思うようになっています。
定例会終了
第4回定例会が終了しました。今回は15日間の会期でしたので、短かったのですが、その分多くの日程をこなさなければならず、とても忙しく感じた議会でした。新しい総合計画、支庁制度改革、道州制特区申請項目検討・経済財政立て直し戦略など、メンバーに入って検討することが多く、それも北海道の将来を決めると言っても良い重要事項ばかりでしたので、勉強会や検討会を時間に追われながらこなしました。今日の本会議では付託議案の他漁業用燃油価格に関する意見書や、私立専修学校への支援の意見書など、8本の意見書を採択しました。これから地元に帰って年末の挨拶回りになりますが、地元を出たり入ったりの中ですので、充分まわりきれるか解りません。ともかく、来年に向かって地域や北海道の元気を取り戻すために、走り回って頑張りたいと思います。