根室管内地方議員連絡会(略称・地方議連)の総会が開かれ、根室管内一市四町から20名ほどの議員が集まりました。昨年は、もっと遅い時期に、道庁から企画振興部の川城局長に来てもらい、「道州制」について講演をしてもらいましたが、今回は、まだ道議会が開会中ということもあり、総会のみの開催となりました。型どおり、活動報告、決算の報告などの議案を淡々と決定しました。自民党道連からは、忙しい中、丸岩公充幹事長が来てくれ、29日の参議院選挙に勝つため、皆さんが結束して全力であたってほしい」との挨拶をいただきました。その後、防衛議員連盟総会も開き、今年も研修などを含めて、防衛や、自衛隊について理解を深めることになりました。
月: 2007年6月
一般質問終了
4日間に渡った一般質問が終了しました。今日は、我が自民党会派からは、ベテラン議員の方々が質問に立ち、農業、観光、教育など掘り下げた議論と、前に進むための提言をしました。最後は、今回議員数が減って、代表質問の権利を失った共産党が立って、相変わらず国のことや、安倍総理の方針について、知事に尋ねるという事を繰り返していました。総理は総理、国と北海道は別の自治体として地方分権を目指していたはずですが、いつの間にか共産党は、全国一律のものへと再びハンドルを切ったようです。
本当に忙しくなっています。
今日から一般質問が再開されています。自民と民主の3人ずつ6人が質問に立ちました。観光や、空港、港の利用、医療、福祉など、それぞれが立てたテーマに沿って質問を繰り広げました。
私はと言えば、一般質問に続いて予算委員会での2部の質問を抱えて、その組み立てに四苦八苦している中に、議員連盟の相談や、支庁制度改革の研修、環境生活委員会の道内調査の打ち合わせ、ミートホープ問題の状況聞き取りや、緊急常任委員会申し入れの判断など、一気に集中してきて、要領の良い方でない私はパニックになりそうです。
責任を持つ役目が増えて、一期生の時とは違うものだと感じる今日この頃です。
収穫
季節の遅れてくる根室管内でも、牧草の収穫真っ最中となりました。昨日から、何か手伝わなければと自宅に帰っていましたが、先日の雨で1日遅れで機械が来たので殆ど手伝いにならずに札幌に出てきました。今年は、今が生育ステージがちょうど良く、穂孕み期から出穂期にさしかかる最も養分の多い時期になっています。少しでも良い時期に収穫が出来、しかも豆科率割合が良ければ、4%くらいの購入飼料が節約できます。年間一千万円の飼料費だとすれば40万円節約できることになります。大きいですね。このまま雨が降らずに、順調に全員の分が早く終わって欲しいと祈っています。
霧の季節
昨日の植樹祭のあと、天皇陛下が北海道内を視察されると言うことで、知事はその対応があると言うことで議会は休会となったので、地元に帰りました。釧路根室管内はこの時期は霧の季節で、最近こそ少なくなりましたが、長いときで一ヶ月あまりも、毎日霧の日が続くこともあります。寒く、じめじめとした日が続くと、農業を営むものは、作柄に対する不安と、気分的に沈んでくることで、嫌になってきます。今から90年前の開拓期のことを書いたものにも、「この地方の女性は色白の人が多い。それは、夏の日差しの強い時期に霧で日が差さないからだ。」とあります。ずっとこの気候は続いているのですね。
全国植樹祭
第58回全国植樹祭が、天皇皇后両陛下をお迎えして、苫小牧東部地域「つた森山林」に隣接した苫小牧市静川を会場に開かれました。
出席者は、道外から2000人、道内から8000人、スタッフ2000人の、12000人もの参加する大きなイベントになりました。2年以上をかけて準備してきましたが、これだけの規模になると、大変な苦労だったと思います。
1万人以上の人を、スムーズに移動させるのが一番のポイントでしたが、会場付近には、一切乗用車を入れず、全てを600台以上のバスでまとめて運ぶという方法で、非常にうまくできたと思います。
財政難の折、出来るだけお金をかけない方法をとって運営しましたが、それでも7億円を越える費用がかかっています。これでもこれまでの他県の半分で済ませたのですが。
目的は勿論植樹をし、木を育てる心を全国に広げることですが、このような運動が、全国でより小さい単位で開かれて、二酸化炭素吸収をはじめ、環境保全に大いに役立てば効果は大きいと思います。
会場です
こんなに沢山のバスが動員されています。 標津漁協も出店しました
夜行バス
ここのところ夜行バス付いてています。13日、どうしても緊急役員会のため、飛行機の最終便に乗れないため、夜行バスで出札しましたが、16日は、10時20分までに根室に行かなければならなくてまた15日の夜行バスで帰省。22日は一般質問のため最終便に乗れず、夜行バスでまた帰りました。バスの中でも良く寝られる方なので、意外と疲れないで帰れます。バス代は飛行機代の半分以下だし、寝ている間に着くしで、なるほど若い人達は利用するはずだと思いました。以前からもたまには乗りましたが、結構込んでいて、やはり、安くて時間が有効に利用できるものには人が集まるものだと思っていました。
と言うわけで、24日も家に帰るのに利用しようと思ったら、日曜日は混むのですね、満席で買えませんでした。結局25日の朝便で帰ることになりました。
一般質問
今日の最後の順番で、一般質問(本会議場での質問)をしました。準備万端でしたが、昼になって、急遽「牛肉ミンチ」の偽装問題の質問が入ってきて、午後からその部分の追加で少々忙しい思いをしました。ちょうど、北海道ブランドの質問をすることになっており、、この事態は北海道ブランドの信頼を揺るがす重大事態だと言うことで、知事の対応を質問しました。道は既に、今日の5時から、関係7部局の緊急対策会議を招集しており、情報収集や、今後の対策などを話し合うことにしているとのことでした。雪印・不二家に続いてまたもかと思いますが、消費者の皆さんは、決して過剰に不安がることなく冷静に推移を見て欲しいものと思います。長年こんな事をしていた「ミートホープ」は言語道断です。何故廃用牛肉を使わずに豚肉を使ったのか、理解に苦しむところです。乳牛の乳のでなくなったものをとさつして得られる肉は、決して高くなく、ミンチにして牛挽肉として売られます。豚肉と比べてもそんなに高くはないはずですが、事実ならつまらない誤魔化しをしたものと思います。
ともあれ質問は終わりましたが、今回答弁されたことについては、引き続き、実現に向かって協働の精神で働きかけをしていくことになります。
学力格差
今日も、明日の質問の準備で、遅くまでかかって文章の修正や、意見交換などをしていました。全て自分でやることもあり、いつももたもたとして、最後までかかってしまいます今回は、農業振興・北海道ブランド・輸出・造林予算・松の新品種・植樹運動・地域貢献ガイドライン・学力格差などについて私の思いを質問します。
表題の学力格差は、受験の際、北海道は本州に、地方は札幌など都会の進学校に後れをとっている現状を何とか改善せよ。というものです。先般道教委から発表された高校の再編計画にあるように、生徒を集められない高校は、統廃合の対象になっています。残りの郡部校も将来に不安を持って存続にしのぎを削っています。中学を卒業した生徒が皆地元を受験していれば、こんなに欠員が出ないのにと言うところが沢山あります。原因の大きな部分は、子供や親に、地元高校に対する受験面での信頼がないことにあります。今の高校は、悪い意味で予備校化しているとも言えますが、それでも、付けられる学力を付けながら精一杯の高校生生活を送らせることも出来るはずです。もっと郡部校の力を強めなければ、地方の活性化の人材は出来てこないと思っています。
医師不足
昨日からの代表質問は、今日は公明党と、フロンティア議員会の2会派が行いました。どの会派もこぞって取り上げているのは、やはり医師不足の問題です。
実は、北海道の3医科大学(北大は医学部ですが)では、それぞれ100人ずつの定員を持っていて、毎年300人の医師が卒業していることになっています。そのまま全ての人が北海道内で医師になっていたら、北海道には医師があふれかえっているはずです。何故そうならないのか。
以下は、類推ですが・・。
まずこの3医大に入る学生の出身地が、北海道以外が多いと言うこと、受験レバルで行くと、全国的に見ても、北海道は低く、道外の受験生から見ると入り易いのが現状です。普通の年だとおよそ65%が道外からの入学となっています。もうここで、300名の中100名ちょっとに道内出身は減ってしまうことになります。更に、医療の世界は、年々専門が分化して細かくなり、大きな病院ほど専門医が必要になります。それだけ、今まで解らなかった病気や、治せなかった症状が、直せるようになりましたが。そのため、都市部の大病院に医師が集中するようになっています。更に地方勤務は、時間的に厳しく、総合的な診断も要求されることなどから、長く勤務しないで、人口の多い所で、専門を生かした診療所を開業する人が多くなります。かくして地方からは医師がいなくなっていくのです。こんなに単純ではないですが、医師不足の一断面です。