株価が世界的に暴落したとのニュースが朝から駆けめぐっていました。夜のニュースでは、震源地となった香港の市場では落ち着いているとの報道がされていましたが、またかとの思いがしたのは私だけでしょうか。日本のバブル期のような経済成長が続いている中国で、海外から投資されているお金が、じゃぶじゃぶと言うほどあふれている香港市場で、ちょっとした噂が出ても投資家が右往左往することは、当然予想されることでした。まして、ネット投資が普通になっている今では、一瞬に暴落する危険さえあります。会社の経営実態と離れてマネーゲームをしていると、そうなることがいつかは来るのではと思っています。そしてそれは世界中に駆けめぐって世界中の投資市場を大混乱させることも、ネット社会の今ではあっという間のことでしょう。
マネーゲームをしている人達だけのことなら良いのですが、経済まで大混乱に落として、バブルのはじけたあとの日本のように世界がなってしまったらどうしましょう。
月: 2007年2月
不都合な真実
以前別海町のある地区での懇談会の際、異常気象に関連して、アメリカのゴア元副大統領が出演している二酸化炭素による地球温暖化を訴える「不都合な真実」という映画を見に行きました。懇談会では、高橋知事と見に行けと言うことでしたが、それは無理なので一人で行きました。図表や映像を使ったゴア氏の講演を収録したことにしている1時間半の映画で、二酸化炭素排出量と温暖化の関連(正比例している)、それに伴う極地や高山での氷河の衰退、干ばつや、洪水、巨大ハリケーンの出現などの関連性などを説明しながら、経済成長一辺倒のアメリカが、未だに低公害車の製造に遅れ、京都議定書も批准していないことで、経済が急成長して化石燃料の使用量が爆発的に増えている中国や東南アジアと共に、後世に大きな問題を残すことになると警告しています。最後に、この問題への関心と、今一人一人で出来ることはこの映画を見るように周りの人々に勧めることだと結んでいます。皆さんも見に行って下さい。
質問をしました
22日は、世界ノルディックスキー選手権の開会式に高橋知事が出席するために、議案調査にあてて本会議は休会となっていました。
今日から一般質問が再開され、そのトップで質問に立たせて頂きました。今回はライフワークの酪農の今後についてや、漁港の整備、海岸や道路網の整備など、地元に関連の深い案件について質問をしました。酪農を取り巻く情勢については、一昨年立てた、酪農・肉用牛近代化計画にある飼料自給をデントコーンを草地酪農地帯にも導入しながら早期に推進するとの答弁でした。また、衛生管理型漁港の整備を促進することで、産地での鮮度を維持し、水産物の付加価値を高めていくとの答弁をもらいました。道路の高速ネットワーク整備では、釧路・標津間の高規格道路の整備促進や、本別釧路間の高速道路については、早期整備の要請を、根室中標津間の地域高規格道路は道道部分で今年から本格的に工事に着手すること。海岸整備については、相次ぐ災害に遭っている地域での消波堤の嵩上げも含め検討を進めること。道道羅臼知床公園線については、雪崩や落石の他、近年では越波による通行止めも多く、安全についての整備方針を19年度中に決めるとのことで、何れも一歩前進した答弁となりました。財政再建との戦いとなりますが、必要な整備は予算の中でのやり繰りとなるので、今後もしっかりと要求していかなければならないと思っています。
代表質問
今日から本会議での質問が始まりました。最初は私たち自民党道民会議を代表して、会派の工藤幹事長が立ちました。高橋道政の評価、2008年サミットについてまず問いましたが、サミットについては、北海道を世界に紹介する絶好の機会であり、また、北方領土問題を抱える地にプーチン大統領を迎える意義の大きさなどを考えると、財政的問題を解決できれば、是非誘致したい旨の答弁でした。この他、道州制特区については、第二次提案に向けて、多くの具体的提案を上げながら、これを北海道にとって自立のための大きな前進にしたい意欲も述べられました。
経済雇用対策については、引き続き一次産業や、観光、もの作り産業などの育成に努めながら、産業活性化によって雇用を増大させていく方針を示しながら、人材の確保育成のため、北海道の産業界に学生に対する求職活動をもっと早くして、北海道に止まりたい人材を確保するよう促すことにも言及しました。このように、全ての面で、積極的な答弁が目立ち、二期目への強い意欲が感じられました。
午後からは、民主党の代表と、岩本剛人議員、最後に今回斜里町長に立候補する予定の保村議員が議員最後の質問に立ちました。
高橋知事が・・・
今日は、議会が議案審査のため休会となっているので、高橋知事を根室管内にお迎えして、町長さん達や、各団体代表の皆さんとの懇談と、一般の人達を加えての道政報告会を開きました。知事は、根室管内にはかなりの回数入っていますが、ゆっくり懇談したり、じっくり様々な話を聞かせたりする機会がなかったので、今日は思い切り時間を使ってみました。
知事は、この4年間私たち一期生と同期の同志として、違った立場から道政に取り組んできました。勿論全責任がかかる知事と、私たちの立場は違いますが、新しい北海道のためにと思っている気持ちは一緒です。
今日は、一次産業の振興について、根釧トライアングル高速交通網、北方領土返還、医師不足に代表される医療問題など地域の皆さんが感心のあることを中心に、堂々とお話をされました。4月には、共に再選を果たして、新生北海道の為に頑張らなければと思っています。
別海事務所が開きました。
先に、別海町の連合後援会を作っていただきましたが、きょうその活動拠点となる事務所開きをしました。午前11時から、いつも様々な形で応援してくれている方達が集まって、運動期間の無事と、必勝を祈願してくれました。前回は、海と山の戦いといわれたように漁業と農業の人達が、それぞれの思いを寄せて対立して戦いましたが、今回は、漁業の方達も一緒に将来の夢を託してくれることになり、野付漁協の中澤組合長や、別海漁協の渡辺組合長も参列していただきました。今、北海道も含めこの地域はイデオロギー争いをしている場合ではなく、一丸となって智恵を尽くして、新しい道を開かなければならないと思っています。
定例会始まる
今日から平成19年第一回定例会が開会しました。18年度の補正予算と、19年度の骨格予算、そして多くの条例改正案が上程され、知事から説明がありました。18年度の補正予算は、災害復旧対策費が主で、その他には、ゼロ道債といって、19年度の建設予算の中で、新年度になってすぐ執行できるように、入札準備を年度内にしておく建設予算があります。19年度予算も、北海道の今の状況を考えて、選挙の年にもかかわらず、春からの執行を急がれるものについては政策予算であっても取り入れたものとなっています。私も、議員会の幹部の方にこのことを申し入れ、限りなく本格予算に近い予算にして頂いた経過があって、昨年の95%で組まれた予算の説明を聞いていました。
午後からは代表質問のチェックをしました。一部答弁が来ていてそのチェックも合わせて行いましたが、19日には、この答弁に対する意見交換をすることになっています。事前にこのようなことをするのは、議会でいきなり80項目もの質問を浴びせられても、答弁に時間がかかって限りなく時間がかかってしまうからです。医療や、行政改革など、不満な部分もあって、更に協議することにしています。夕方には、明日の別海町での事務所開きのため帰りました。夜は近所のお父さんが亡くなった通夜に参列、生前お世話になったお礼を言いながら拝みました。
医療過疎
地元を回っていても、議会に来ても話の中に必ず出てくるのが医療の充実・と言うよりは医療の確保のことです。地方病院から次々と医師がいなくなる。残った医師に負担がかかってまたいなくなる、。限りなく悪循環をしてきて、それが加速しているように思います。同じ医師として働くのであれば、少しでも専門を生かせて、機器が充実していて、充分な交代要員がいて、一人に責任のかからない体制がとれる大病院か、入院や救急など夜間診療をしなくても良い診療所に医師が集まっていくのは、個人の自由でしょうが、取り残される住民はたまったものではないのです。かつて、白い巨塔といわれて、医科大学の医局が強大な支配力を持っていた時代、その医局の教授に大変な気を遣っていたと聞いていました。しかし少なくともその時代は、もっと地方病院にも医者がいて、それぞれの努力の中で田舎にも医療があったように思えて、むしろ懐かしくさえ思われます。人にとって、自由ほどよいものはないのですが、格差といい、医師不足といい、必ずしも良い面ばかりではないようです。国立大学を出た医師は全て公務員化するか、研修を終えた医師には、3年間地方勤務を義務づけるとかした制度でもなければどうにもならなくなってきています。
暖かさ
今年は暖冬で、二月なのに、三月のような日が続いています。冬が暖かいと、夏が心配なのは以前書きましたが、私の仲間の心はとても温かく、これは夏になっても冷たくなる心配はありません。今回、民主推薦の対立候補が出たことで、私を応援してくれる人達の気持ちに火を付けて、みんなで暖かく守ってくれようとしています。このような人達がいる限り、私もしっかり四月を乗り越えて地域のために恩返しをしようと燃えてきます。暖冬は今の生活を楽にしていますが、暖かい気持ちもまた地域の心を豊かにすることに思い至りました。甘えすぎないようにしなければなりません。
冬祭り
昨日今日と、根室管内では、一斉に冬祭りが開かれました。10日は中西別という小さな集落で長靴アイスホッケー大会、羅臼町では「オジロ祭り」が開かれました。長靴アイスホッケー大会は13回目ということで、200人あまりが、なんと一週間前から予選までやるという盛大さです。羅臼のオジロ祭りもそうですが、準備と運営は青年で、歓声を上げているのは子供達です。こうしたことの出来ている地域では、子供達は健全に育っていくのではと思います。
11日は10日からの中標津冬祭り、別海町尾岱沼の第39回白鳥祭り、標津キラリ冬祭りと、一斉に開かれています。どこも、実行委員会の人達が半月前から準備を続けてきたもので、こうしたボランティアの人達がいて初めて地域の祭りが続けられます。地方自治の原点のような冬祭りでした。