懸案事項

羅臼高波被害復旧など、管内の懸案事項打ち合わせのため、釧路まで出向きました。土木現業所で、当初は何点かと思っていましたが、道路、橋、空港、公園など途中で書き出していくと、12項目にもなって、30分の予定が、1時間になってしまいました。継続の案件が多いこともあって、大体は実現できそうですが、地元の期待の大きい高規格道路は、今年実施設計や、橋を架ける地点の地耐調査などが行われ、工事は来年(19年)からとなるようです。海岸については、災害復旧で対処するために、5月の国交省と財務省の調査待ちとなります。何とか、地域整備を進めて、観光など今後の地域産業の育成に拍車を掛けたいと思います。

16000円

午前中は、根室支庁から多羽田副支庁長が年末年始の高波被害について、調査がまとまった分について、説明に来てくれ、これまで羅臼町で見てきた分以外にも被害が出ている実態が知れて、今後の復旧対策や、安全対策の整備が急がれると実感しました。あちこちを回って、夕方車に乗って帰る途中のニュースの中で、千歳・羽田間に参入するスカイマークエアラインが、その料金を16000円に設定するというのを聞いて、むっと来ました。搭乗客の多い路線とはいえ、競争の激しいところは随分安くなるものだと言うことです。距離からいって、通常なら28000円以上のところ、どうしてこんなに安くできるのか、時間が半分の札幌・中標津線は、回数券でも16000円です。いかにローカル路線が割りが悪いかが窺い知れるというものです。競争する程の便数の飛ばないところは、高くて当たり前なのでしょうか。これが自由競争の実態です。

自民党役員会

総選挙後4ヶ月経って初めての、自民党第七選挙区支部の役員会が開かれました。北村氏が落選してから、再度挑戦するのかどうかの判断が示されず、後任の支部長が無く、総括も、今後の方針決定も出来なかったため遅れたものです。今日は、各単位支部の支部長さんや、幹事長さんが集まり、総選挙の総括や、今後について意見を述べました。この中では、同じ保守でありながら自民党と大地派に分かれたようになっている各支部を、どう統一して次の総選挙でリベンジを図るかが、皆さんの関心事であり、不安でもあります。釧路市支部の処分問題など、各支部の方々が心配する要素があり、我々道議会議員がしっかり議論の上今後の運営をして行かなければならないと思っています。

ちょっとくたびれた

今日は朝から、気がゆるんだのか、体がだるく、肩が凝って、一日自宅でごろごろしていました。少し昼寝でもしようかとうとうとしていると、電話が鳴ったり、誰かが来たり、なかなか寝せてくれません。一年間の中で、こんなことはほとんど無いのですが、皆さんが心配してくれるとおり、体を大事にしないと、皆さんの期待に応えられなくなることもあります。たまには、休みます。夕方で掛けて、羅臼で、脇町長の新年交礼会に出席させていただきました。途中、古多糠付近で、吹きだまりに突っ込んだ車を手伝おうとしましたが、引き出せずスコップだけ置いて羅臼に走らなければならなかったのが、心残りです。

地吹雪続き

ここのところ毎日地吹雪が続きます。前の日に除雪したところが、毎日また吹き込んできた雪でいっぱいになっています。除雪機を持ち出して、30分程かかって吹っ飛ばすのですが、そこに、風に運ばれた雪がまたさらさらと入ってきます。私のところぐらいなら、量も、風邪の強さもたいしたことはないのですが、山に近くなる程風も強く、町道の除雪も、北部の方は毎日出動で、気になる除雪費がどんどん減って行くそうです。どこかで、「地吹雪ツアー」というのを企画して、好評だったと聞きましたが、こんな困ったことでも、チャンスに変える遊び心を持ちたいものです。

努力

時間が取れたので、あちこちと御邪魔をし、日頃お世話になっている方々に話を聞かせて貰いました。地域の経済では、公共事業の減少で、建設関係はかなり厳しくなっていること。商業は、二つの大型店の影響で、町の中の人通りだけでなく、車の入り込みも減少し、旧来の専門店も客足が遠のいていること。酪農が、今年度から減産にはいるので、投資意欲も含めて、地域経済にマイナスの影響が懸念されていることなどが語られました。ただ、こうした中で、これまでも公共事業の比率の低かった小規模建設業は、農家などの小さな仕事を受けてしたたかに頑張っていますし、町中のショッピングセンターが、地元客の支持があって、健闘していたり、積極的な渉外活動をした工事業者が結構忙しかったりと、明るい話もありました。努力だけで全てがうまくいくとは言えませんが、基本をしっかりこなしているところには成果もあるということです。

懇談会

地域の抱えている色々な問題を聞いて貰いたいので、来てくれないかという誘いがあって、出かけてきました。漁業の地域でしたので、漁港のこと、海岸のこと、道路のこと、外国との貿易自由化のこと等々色々な意見が出て、大変勉強になったことと、課題の多いことが良く解りました。そしてもう一つ、皆さんの意見を聞く機会の少ないことにも改めて気付かされました。皆さんはそれぞれ様々な意見を持っていて、それが全て実現できるとも思ってはいないのですが、聞いて貰って、それを実現できない訳の説明も聞く機会がないと、わだかまりとなってしまうのだと思いました。そしてまた長年そこで暮らす人の経験に基づく知恵を聞いて、計画を立てることも大事だとも実感しました。こうした細かい配慮は、大きな行政よりも、地域密着の出来る分権された行政の方が適していることも感じました。

吹雪

昨夜から山鳴りがし、朝起きると相当吹雪いたようで、あちこちに吹きだまりが出来ていました。吹きだまりの雪は固く、スノーブロワーでも刺さっていかない程になっていました。除雪は何とか出来たのですが、今度はまた羅臼の海岸が被害に遭っているのではと気になりました。町役場に電話で確かめると、また被害が出ているとのこと。、明日現地を見に行くことにしました。午後からは、訪問したところで、今後の中心市街地の活性化についての方策を語り合いました。中心市街地活性化は、郊外に競争する大型店舗が二つも出来、人や車の流れが変わった現状からなかなか困難ですが、空き店舗などの取り扱い方を含めて考えるべきことと理解出来ました。

海外研修

別海高校酪農課の生徒13人がヨーロッパ研修を、農業特別専攻科の4人がニュージーランド実習をした報告会があり、出席して聞かせていただきました。ヨーロッパ研修では、時々ジョークを交えながら、環境に配慮していることや、クリーンエネルギーにこだわっていること、チーズが人々の生活に密着していることなど、農家の庭先を含めて、美しい景観に感動したことなどが報告されました。またニュージーランド実習では、放牧によって低コストを実現していること、乳頭を拭かずにミルカーを着けることなど、現地でなければ体感できない知識の報告があり、生きた体験として彼らの今後に大きな財産となるだろうと、感じました。30年以上に渡って別海町と振興会の応援で続けられているこの事業から、多くの酪農のリーダーが巣立っています。

しばれ

最近は、朝とてもしばれがきつくなっています。今朝もマイナス20度を超えていて、私の担当の育成牛舎の水も、毎日しっかり落としているのですが、弁が凍って、溶かす仕事から朝が始まるような状態です。豪雪で閉じこめられるよりはましと思わなければなりませんし、雪も多く、しばれもきつい冬らしい冬は、暑い夏の前触れということを信じて、頑張らなければならないと思います。今年の冬のように厳しい中にある北海道も、いま再生のために打っている施策が、一日も早く効果を出して、春が来るように、みんなの知恵と努力を重ねなければと改めて思います。もう、あれが悪いこれが足りないと言っている時ではないでしょう。