24年問題

昨日、北海道地方議員連絡協議会の役員会と総会が開かれ、出席しました。この夫々が終了後、国会議員の橘慶一郎氏による「24年問題について」と題した講演がありました。働き方改革や、労働の効率化・時間短縮などを目的に決められた改革の一つですが、労働力不足や、都市と地方の経済的格差を抱える中での法律施行には、特に地方の運輸、バス・タクシー業界などから懸念と戸惑いが出ているところです。講演ではその目的や対処方法などについての説明がなされましたが、地方では対処のための取り組みが始まったばかりで、特に出荷時期の集中する北海道の農・水産物の流通や、収穫時期の限られる農産物や飼料の収穫作業対応など今後どうなるのか不安なことばかりです。残業の減る給与所得減を補うために、荷主側の理解を求められているところですが、消費地価格を基準にしてそこから引き算方式で値段が決められている現状では、しわ寄せが荷主や生産者、そしてそれを運ぶ運輸事業者に課せられており、この解決が先に行われなければ物流は滞ってしまいます。


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