春から乳業メーカーと生産者団体で続いて居た「飲用原料乳」価格交渉が、据え置きということで決着したと報じられました。
春の時点で、加工用や、クリーム向け、チーズ向けなどの生産者価格は、原料が不足気味なことや、製品の在庫減などもあって引き上げが決まっていましたが、仕向け割合が最も多く難航していた飲用乳については難航していました。
生産費が飼料の高騰などで上がっているにも拘わらずデフレ圧力の中で大手スーパーなどからの値下げ要求が強く、メーカーとしても原料価格引き上げには答えられないとのことです。
買うものは少しでも安いに越したことはないのですが、そのことが、国内産業をどんどん弱体化していること、その結果失業問題が解消されないことを考えると、政治が何をどうするべきかが問われているように思います。
飲用乳価据え置き
Categories:
Tags: